「テキスト&グラフィックス部会 年間スケジュール」カテゴリーアーカイブ
【3/5開催】page2024から読み解く印刷の未来
【12/15開催】デジタル印刷とRGB混在型入稿の実践
【12/5開催】生成AIと印刷・デザイン
【11/28開催】SPビジネスと大判プリンターの動向
【10/3開催】カーボンニュートラルに向けた印刷会社の環境対応
【8/29開催】次世代デジタル印刷ワークフローを考える
【4/25開催】映像コンテンツと印刷ビジネス
【4/25開催】映像コンテンツと印刷ビジネス
映像・動画コンテンツ制作と印刷ビジネス連携
2月に開催したpage2023は「創注」をテーマに開催した。コロナ禍やエネルギー危機で停滞した印刷市場を活性化する方策・手法・アイディアを結集し、ビジネス創造に注力しようということである。
実際に、多くの出展企業が創注のヒントとなる製品やサービスを紹介していた。 例えば、映像・動画に関しても多様な出展があり、印刷&メディア関連での利用や展開について提案されていた。
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東洋美術印刷は、実写で撮影した空間をVR化するサービス「実写VR制作 VR360」を紹介していた。
例えば、ショールームや工場を360°カメラで撮影し、VRコンテンツを制作する。これらのコンテンツを再生すると、リアルで高品質な空間が再現される。その空間を巡り、ポップアップされた説明文やWebページのリンク先を参照することも容易である。視聴者は、関心のある機器や事項だけを選択して、より詳細な内容を参照することができる。
昨年のIGAS2022では、ある印刷機メーカーが出展ブースそのものをVRコンテンツ化した。視聴者は出展ブースの中を自在に移動し、配置された機材の説明やリンクされたWebページを参照することができる。複数言語に対応することも容易とのことである。
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ジュリアジャパンは、ホログラムディスプレイを利用した3Dサイネージ「3D Phantom」を出展していた。高速回転する羽根状のスクリーン(LEDが並べられている)にホログラムを投射するものである。光の残像により、映像やテキストが立体的に浮かび上がって見える。見た目のインパクトは、page2023随一といえるものであった。
イベントや店舗におけるアピール度はたいへん高く、さまざまなコンテンツを用意することで幅広い応用が可能である。
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企業が映像・動画コンテンツを制作する目的の多くは、動画を通じて製品・サービス、あるいは企業そのものを理解・共感してもらいたいということだろう。これらは、動画マーケティングと言い換えることもできる。
したがって、どのような経緯で誰がその動画コンテンツを視聴しているか、分析を行うことが重要である。また、動画を視聴した後、クチコミ・レビューを参照したり、資料請求、製品購入などの受け皿が用意されていなければ、マーケティング活動として十分とは言えない。
サムシングファンが提供するDOOONUTは、動画コンテンツを公開・配信するプラットフォームであり、視聴データの分析レポートも提供される。動画視聴後のフォローにも対応している。
クライアントに動画マーケティング提案を行う際には、このようなプラットフォームを活用することが武器となるだろう。
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これらの仕組みは、 映像・動画に関する最新技術・サービスを通じて印刷ビジネスとの連携を考えるヒントとなるだろう。
■4/25(火)映像コンテンツと印刷ビジネス(印刷総合研究会セミナー)
(JAGAT 研究調査部 千葉弘幸)