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広告と通販、印刷営業に見るメディア最新動向2022

メディアの使い方が変わっている。

いままでは生活者や印刷発注者の動向を見てきたが、いま変わりつつあるのは印刷会社自身のメディア活用である。顧客の自宅勤務とデジタル化の加速が印刷営業メディアを大きく変えた。

広告と通販、印刷営業に見るメディア最新動向2022
~印刷顧客を生むメディア展開のヒント~ 

 注目されたコロナ禍2年目の広告費は、オリ・パラも追い風に2020年の落ち込みの8割を取り戻し、2桁増の6.8兆円(2021)と急反発した。動画広告需要の高まりでインターネットが高成長した。テレビメディアが2桁増、新聞、雑誌、折込チラシ、DMといった印刷メディアも増えるなど、いったんは底打ちを確認した状況だ。通販は20.1%増の驚異的な伸びで22年連続の成長、市場規模はいよいよ初の10兆円台に (2020)

データは通販会社がケータイに力を入れていること、定期購入を増やす戦略へのシフト、印刷物が売上高獲得メディアとして機能することなどを物語る。コロナ禍によるデジタル化の加速は、メディアの役割をどう変えるのか。広告と通販におけるメディアの状況を踏まえ、印刷営業メディアについても議論する。

当セミナーの受講受付は終了いたしました。ありがとうございました。

 開催日時・形式

2022年3月30日(水)14:00-16:40  
13:45からzoom形式にてオンラインライブ配信開始予定

配信URLは開催日前日にメールにてお知らせいたします。
資料がある講演につきましては、当日に該当資料のダウンロードリンクをメールにてご連絡します。
メールが届かない場合には改めて迷惑メールフォルダをご確認頂き、下記までご連絡をお願い致します。

 講演内容

14:00 - 15:00

『日本の広告費2021』に見る市場メディアの動向

15:10 - 16:00

調査結果から見える通販業界の最新動向
~関係法規制と行政の動向を交えて~

公益社団法人日本通信販売協会
理事・事務局長
三浦 千宗 氏

16:10 - 16:40

ディスカッション
~印刷営業メディアの利用動向を踏まえて~

公益社団法人日本印刷技術協会
藤井 建人 

関連レポート:印刷顧客を生むメディア展開のヒント 

※講演タイトル・講師・構成・時間割は、やむを得ず一部変更する場合があります。    

 申込要項

・印刷総合研究会メンバー:無料
・JAGAT会員:11,000円 (税込)
・一 般:15,400円 (税込)

研究会メンバー無料枠 [ 一般:2名まで / 上級:3名まで / 特別:5名まで ] 追加参加者は1人につき11,000円(税込)
申込者以外の視聴、録画・撮影・録音、複製と二次利用は一切禁止します。(法的措置の可能性があります)

当セミナーの受講受付は終了いたしました。ありがとうございました。

■問合せ

・内容に関して  
  研究調査部 印刷総合研究会担当     
  電話:03-3384-3113(直通)

・お申込み及びお支払いに関して  
  管理部     
  電話:03-5385-7185(直通)

3/30 広告と通販、印刷営業に見るメディア最新動向2022

セミナー名:広告と通販、印刷営業に見るメディア最新動向2022
開催日:2022年3月30日(水) 14:00 – 16:40
参加費: 一般・・・15,400円(税込)
     JAGAT会員・・・11,000円(税込)
     印刷総合研究会員・・・無料

セミナー開催案内ページ

お申込みは、下記のフォームに必要事項をご記入のうえ、送信ボタンを押してください。
※ご注意ください※
本メールにご登録いただくと、申込完了メールが送信されます。
登録後、数分経ってもメールを受信しない場合は、迷惑メールフィルタ等の要因が考えられます。
その場合はメール()またはTEL(03-3384-3113)にてお問合せください。
お申し込み後の取り消しはお受けできません。代理の方のご出席をお願いします。

1.参加費用 ※選択してください。

印刷総合研究会会員(0円)JAGAT会員(11,000円)一般(15,400円)

■参加人数

2.会社の情報

■社名(例:公益社団法人日本印刷技術協会) ※必須

■シャメイ(例:ニホンインサツギジュツキョウカイ)

郵便番号(例:166-8539)

■住所1(例:東京都杉並区和田1-29-11)※必須

■住所2(例:印刷技術協会ビル3F)

3.申込みする方の情報

申込む方と参加される方が異なる場合は、請求書をお送りする方の情報をご登録ください。

■部署名(例:総務部)

■役職名(例:課長)

■お名前(例:印刷 太郎) ※必須

申込者は参加しない

■メールアドレス(例:taro_insatsu@jagat.or.jp) ※必須

このメールアドレスに登録完了メールが送られます。

■FAX(例:03-3384-3168)

FAX受講証をご希望の場合は、この番号に受講証が送られます。

■TEL(例:03-3384-3113)

なにかあったときのお問合せ先となります。

4.申込者以外の参加者情報

申込む方と参加される方が一緒の場合は、本欄は入力不要です。

【参加者1】

■部署名(例:企画営業部)

■役職名(例:主任)

■お名前(例:印刷 花子)

■メールアドレス(例:hana_insatsu@jagat.or.jp) 

【参加者2】

■部署名(例:企画営業部)

■役職名(例:主任)

■お名前(例:印刷 次郎)

■メールアドレス(例:jiro_insatsu@jagat.or.jp)

■その他備考

5.JAGATからのご案内について

よろしければJAGATからセミナー開催案内や関連のご案内を送付させていただきます。
不要の方はチェックを入れてください。
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MAツール活用と印刷ビジネス

 コロナ禍はさまざまな企業活動に影響を与えたが、なかでも大きく変わったのが営業のやり方ではないだろうか。訪問営業が著しく制限されるなかで、内勤営業がインサイドセールスという名前で新しい定義づけをされたり、オンライン商談やオンライン校正のツールが定着しつつある。
 営業のデジタルツールの一つがMA(マーケティングオートメーション)である。MAとは顧客、特に見込み客を一元管理し、顧客の属性や顧客が起こしたアクション(メールの開封など)に応じて、事前に設定したシナリオに沿って自動的に各種マーケティング施策を行うツールである。
 印刷会社にとっては、MAは自社の営業ツールとしての活用のみならず、お客様への導入提案、運用サポートの商材としての活用が考えられる。以前にも増して、お客様の困りごとを解決するという姿勢が求められるなかで、印刷物以外の課題解決の商材を増やしていくことはお客様からの期待値を高めることにもなる。本研究会では、印刷会社の営業支援を想定したMAツールを紹介し、印刷ビジネスへの活かし方を議論する。

当セミナーの受講受付は終了いたしました。ありがとうございました。

 開催日時・形式

2022年3月8日(火)14:00-16:30  
13:45からzoom形式にてオンラインライブ配信開始予定

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 講演内容

14:10 - 14:45

OMO(Online Merges with Offline)を実現する
マーケティングDXソリューション

14:50 - 15:25

MAツール「printバル」によるお客様のコミュニケーション支援と
それを起点とした印刷会社のビジネス展開の可能性

コニカミノルタジャパン(株)
グロースハッカー
白井 杏奈 氏

15:35 - 16:10

「創智」産業への変革を実現する印刷会社による
マーケティング支援ビジネス

(株)インターロジック
代表取締役
原田 光治 氏

16:10 - 16:30

質疑・ディスカッション

講演タイトル・講師・構成・時間割は、やむを得ず一部変更する場合があります。

 申込要項

・印刷総合研究会メンバー:無料
・JAGAT会員:11,000円 (税込)
・一 般:15,400円 (税込)

研究会メンバー無料枠 [ 一般:2名まで / 上級:3名まで / 特別:5名まで ] 追加参加者は1人につき11,000円(税込)
申込者以外の視聴、録画・撮影・録音、複製と二次利用は一切禁止します。(法的措置の可能性があります)

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■問合せ

・内容に関して  
  研究調査部 印刷総合研究会担当     
  電話:03-3384-3113(直通)

・お申込み及びお支払いに関して  
  管理部     
  電話:03-5385-7185(直通)

3/8 MAツール活用と印刷ビジネス

セミナー名:MAツール活用と印刷ビジネス
開催日:2022年3月8日(火) 14:00 – 16:30
参加費: 一般・・・15,400円(税込)
     JAGAT会員・・・11,000円(税込)
     印刷総合研究会員・・・無料

セミナー開催案内ページ

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※ご注意ください※
本メールにご登録いただくと、申込完了メールが送信されます。
登録後、数分経ってもメールを受信しない場合は、迷惑メールフィルタ等の要因が考えられます。
その場合はメール()またはTEL(03-3384-3113)にてお問合せください。
お申し込み後の取り消しはお受けできません。代理の方のご出席をお願いします。

1.参加費用 ※選択してください。

印刷総合研究会会員(0円)JAGAT会員(11,000円)一般(15,400円)

■参加人数

2.会社の情報

■社名(例:公益社団法人日本印刷技術協会) ※必須

■シャメイ(例:ニホンインサツギジュツキョウカイ)

郵便番号(例:166-8539)

■住所1(例:東京都杉並区和田1-29-11)※必須

■住所2(例:印刷技術協会ビル3F)

3.申込みする方の情報

申込む方と参加される方が異なる場合は、請求書をお送りする方の情報をご登録ください。

■部署名(例:総務部)

■役職名(例:課長)

■お名前(例:印刷 太郎) ※必須

申込者は参加しない

■メールアドレス(例:taro_insatsu@jagat.or.jp) ※必須

このメールアドレスに登録完了メールが送られます。

■FAX(例:03-3384-3168)

FAX受講証をご希望の場合は、この番号に受講証が送られます。

■TEL(例:03-3384-3113)

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4.申込者以外の参加者情報

申込む方と参加される方が一緒の場合は、本欄は入力不要です。

【参加者1】

■部署名(例:企画営業部)

■役職名(例:主任)

■お名前(例:印刷 花子)

■メールアドレス(例:hana_insatsu@jagat.or.jp) 

【参加者2】

■部署名(例:企画営業部)

■役職名(例:主任)

■お名前(例:印刷 次郎)

■メールアドレス(例:jiro_insatsu@jagat.or.jp)

■その他備考

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page2022から読み解く印刷業の未来

page2022のテーマは、「リセット・ザ・フューチャー」である。 
コロナ禍による急激な社会環境の変化や世界的なSDGs潮流に対応するには、これまでの常識、習慣をリセットして考える必要がある。
リセットの一例に「デジタル×紙×マーケティング」が挙げられる。印刷物とデジタルマーケティングのWebやメール、動画、SNSなどのツールを連携して活用することは、印刷会社の強みとなる。MAツールとデジタル印刷の連携もその一つである。
 本セミナーは、page2022の総括として、基調講演とカンファレンスについての報告、印刷業界の潮流とデジタル印刷動向クロスメディアとビジネスソリューションについて3名のスピーカーから報告する。page2022のテーマは、「リセット・ザ・フューチャー」である。コロナ禍による急激な社会環境の変化や世界的なSDGs潮流に対応するには、これまでの常識、習慣をリセットして考える必要がある。

当セミナーの受講受付は終了いたしました。ありがとうございました。

 開催日時・形式

2022年2月22日(火)14:00-16:30  
13:45からzoom形式にてオンラインライブ配信開始予定

配信URLは開催日前日にメールにてお知らせいたします。
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 講演内容

14:00 - 14:25

「リセット・ザ・印刷ビジネス」

(基調講演・カンファレンス報告)

(公社)日本印刷技術協会
専務理事
郡司 秀明

14:25 - 15:10

page2022にみる印刷業界の潮流とデジタル印刷動向

15:15 - 16:00

クロスメディアとビジネスソリューション

株式会社スイッチ
影山 史枝 氏

16:00 - 16:30

質疑・ディスカッション

講演タイトル・講師・構成・時間割は、やむを得ず一部変更する場合があります。

 申込要項

・印刷総合研究会メンバー:無料
・JAGAT会員:11,000円 (税込)
・一 般:15,400円 (税込)

研究会メンバー無料枠 [ 一般:2名まで / 上級:3名まで / 特別:5名まで ] 追加参加者は1人につき11,000円(税込)
申込者以外の視聴、録画・撮影・録音、複製と二次利用は一切禁止します。(法的措置の可能性があります)

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■問合せ

・内容に関して  
  研究調査部 印刷総合研究会担当     
  電話:03-5384-3113(直通)

・お申込み及びお支払いに関して  
  管理部     
  電話:03-5385-7185(直通)

2/22 page2022から読み解く印刷業の未来

セミナー名:page2022から読み解く印刷業の未来
開催日:2022年2月22日(火) 14:00 – 16:30
参加費: 一般・・・15,400円(税込)
     JAGAT会員・・・11,000円(税込)
     印刷総合研究会員・・・無料

セミナー開催案内ページ

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その場合はメール()またはTEL(03-3384-3113)にてお問合せください。
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1.参加費用 ※選択してください。

印刷総合研究会会員(0円)JAGAT会員(11,000円)一般(15,400円)

■参加人数

2.会社の情報

■社名(例:公益社団法人日本印刷技術協会) ※必須

■シャメイ(例:ニホンインサツギジュツキョウカイ)

郵便番号(例:166-8539)

■住所1(例:東京都杉並区和田1-29-11)※必須

■住所2(例:印刷技術協会ビル3F)

3.申込みする方の情報

申込む方と参加される方が異なる場合は、請求書をお送りする方の情報をご登録ください。

■部署名(例:総務部)

■役職名(例:課長)

■お名前(例:印刷 太郎) ※必須

申込者は参加しない

■メールアドレス(例:taro_insatsu@jagat.or.jp) ※必須

このメールアドレスに登録完了メールが送られます。

■FAX(例:03-3384-3168)

FAX受講証をご希望の場合は、この番号に受講証が送られます。

■TEL(例:03-3384-3113)

なにかあったときのお問合せ先となります。

4.申込者以外の参加者情報

申込む方と参加される方が一緒の場合は、本欄は入力不要です。

【参加者1】

■部署名(例:企画営業部)

■役職名(例:主任)

■お名前(例:印刷 花子)

■メールアドレス(例:hana_insatsu@jagat.or.jp) 

【参加者2】

■部署名(例:企画営業部)

■役職名(例:主任)

■お名前(例:印刷 次郎)

■メールアドレス(例:jiro_insatsu@jagat.or.jp)

■その他備考

5.JAGATからのご案内について

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page2022から読み解く印刷業の未来

 page2022のテーマは、「リセット・ザ・フューチャー」である。コロナ禍による急激な社会環境の変化や世界的なSDGs潮流に対応するには、これまでの常識、習慣をリセットして考える必要がある。リセットの一例に「デジタル×紙×マーケティング」が挙げられる。印刷物とデジタルマーケティングのWebやメール、動画、SNSなどのツールを連携して活用することは、印刷会社の強みとなる。MAツールとデジタル印刷の連携もその一つである。本セミナーは、page2022の総括として、基調講演とカンファレンスについての報告、印刷業界の潮流とデジタル印刷動向、クロスメディアとビジネスソリューションについて3名のスピーカーから報告する。

 開催日時・形式

2022年2月22日(火)14:00-16:30  
13:45からzoom形式にてオンラインライブ配信開始予定

配信URLは開催日前日にメールにてお知らせいたします。
資料がある講演につきましては、当日に該当資料のダウンロードリンクをメールにてご連絡します。
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 講演内容

14:00 - 14:25

「リセット・ザ・印刷ビジネス」

(基調講演・カンファレンス報告)

(公社)日本印刷技術協会
専務理事
郡司 秀明

14:25 - 15:10

page2022にみる印刷業界の潮流とデジタル印刷動向

15:15 - 16:00

クロスメディアとビジネスソリューション

株式会社スイッチ
影山 史枝 氏

16:00 - 16:30

質疑・ディスカッション

講演タイトル・講師・構成・時間割は、やむを得ず一部変更する場合があります。

 申込要項

・印刷総合研究会メンバー:無料
・JAGAT会員:11,000円 (税込)
・一 般:15,400円 (税込)

研究会メンバー無料枠 [ 一般:2名まで / 上級:3名まで / 特別:5名まで ] 追加参加者は1人につき11,000円(税込)
申込者以外の視聴、録画・撮影・録音、複製と二次利用は一切禁止します。(法的措置の可能性があります)

■問合せ

・内容に関して  
  研究調査部 印刷総合研究会担当     
  電話:03-5384-3113(直通)

・お申込み及びお支払いに関して  
  管理部     
  電話:03-5385-7185(直通)

コロナで変わる新規開拓営業と創注・造注

コロナ禍以降、印刷会社の方とディスカッションすると、次の3つが課題に挙げられることが多い。


 



・リードが取れない
・コンテンツがない
・オリジナルがない

従来、印刷業の見込み客は訪問営業や紹介、展示会から生まれていた。しかしこれら対面の機会がなくなって新規開拓が難しくなった。「リード(見込み客)」が取れなくなってしまったのである。訪問できない代わりに、ウェブサイトやメルマガなどの発信を強化する方向に向かうが、今度はコンテンツがない、という話になる。

印刷業は、基本的に顧客側で原稿を作ってから需要が発生するという、いわゆる受注型産業である。自社オリジナルの製品と技術がない会社が多い。そうすると発信するにしても、「年賀状が早割で20%OFF」といったコンテンツになってしまう。いったい、まだ見ぬ見込み客は、これを見てコンタクトを取ってくるだろうか。

原点に戻って考えると、一つは営業企画機能がないこと、もう一つは研究開発機能がないという、組織論、機能論に行き着く。製造業として、事業創造のこの2大機能がなければ、今の時代は手詰まりになってしまう。右肩上がりの時代が長かったし、縮小期に入ってからも、訪問営業が可能な時代はまだ良かった。

つまり、リード、コンテンツ、オリジナルは一体で機能する。これらがないまま、デジタル施策に大きな投資をしてもたぶんうまくいかない。逆に、印刷会社の強みは、印刷機という設備、工場という場所、技術者という人、の3点である。これら強みと困っていること、そしてウェブや地域社会との組合せから、新たな取り組みができないか。

Indigo7kを活用する中本本店(広島)の「ライツ・ラボ」、「インサツビト」による「印刷Lab.」の取り組み。朝日印刷工業(群馬)の口コミ情報サイト「ぐんラボ」、JetPress、Iridesse、imagePRESSなどを有し、商店街に2号店を出したオンデマンド印刷ショップ「DiPS.A」の取り組み。たとえばこの2社は自社に人と情報が集まり、最終的に需要や事業を生むラボの運営に秀でている。こうして、各社に聞くと創意工夫を凝らした展開をしていることがあって興味深い。

1月31日から2月10日にかけて、オンラインで開催されるpageカンファレンスは、全国どこからも参加できる。勝ち残るマーケティング戦略、インサイドセールスの役割、新事業開発の経験、ウェブ活用と地域活性化、ビジネスのタネの見つけ方など、アフターコロナに向けた売上高創造に向けた創注、増注に向けた多くのヒントが提供される。2月2~4日にかけて開催されるpage展示会にも多くのヒントがあると思う。

(研究調査部 藤井建人)

■創注・造注関連page2022カンファレンス・セミナー(1/31~2/10)

2022/1/31 【プレセミナー】今こそマーケティング!(基礎解説編)
2022/2/7  新事業開発でぶち当たる壁をいかに乗り越えたか
2022/2/8  インサイドセールスの機能と役割
2022/2/8  勝ち残る印刷会社のマーケティング戦略
2022/2/9  webと地域活性化による事業創造
2022/2/10  ビジネスのタネの見つけ方、つくり方、育て方

page2022オンラインカンファレンス・セミナー 計12本
基調講演・プレセミナー 2本
カンファレンス・セミナー 10本


関連レポート
2022年1月20日 page2022カンファレンスセミナーの副題は「造注」
2022年1月19日 コロナで変わる印刷営業とその体制
2021年11月24日 マーケティングの潮流、BtoCとBtoBの視点から

コロナで変わる印刷営業とその体制

コロナ禍は営業を変えた。需要水準は切り下がり、発注者の価値観は変わり、訪問営業しづらくなり、オンライン会議システムとオンライン校正は急速に普及した。JAGAT調べでは印刷会社の約3/4は外勤営業しかいない。これからの営業はどうすれば良いか。

 

長引くコロナ禍の影響

コロナ禍以降、初回の緊急事態宣言の発出を経て急減した印刷需要は、20年5月に未曾有の落ち込みを記録した。以降は感染の縮小と拡大に合わせて一進一退となっている。全体には持ち直しつつあるが、コロナ前の水準には戻らないだろう。さらにオミクロン株によって不透明感が増すなど、悪材料が出るたび観光業界などへの打撃を通して商業印刷に影響する繰り返しだ。

コロナ禍は施策の差が業績差に現れやすい

市場縮小とは裏腹に、売上高の落ち込みが軽微、むしろ増えた企業もある。現在のように売上高が大きく変動する局面は、施策の差が業績の差として表れやすい。そこでこうした企業の戦略を分析して、ニューノーマルに向けた手がかりをひとつでも多く得ようと試みている。市場は企業にとっての戦場なので、現状や方向感を掴むことはまず何より基礎である。

対策は売上高構築に求める必要

次に施策をどうするかである。コストダウンでは追い付かないほどの変化である以上、対応の中心を営業・売上高対策に置かざるを得ない。一般に印刷会社の損益分岐点比率は95%程度なので、売上高が5%落ちればほとんどの企業は赤字化してしまう。とはいえ従来型の訪問営業を活発化させるわけにはいかない。売上高構築には新たなアプローチが必要である。

営業担当者を経由しない仕事が増えている

コロナ禍以降の印刷会社を見ると、営業のあり方が大きく変わっている。インサイドセールスと呼ぶべき内勤営業がウェブサイトやメルマガ、SFA/CRM/MAなどのデジタル施策を駆使する例がある。顧客要請もあって制作がオンライン校正を活用し始めた例もある。webを充実しておいたおかげでコロナ禍以降は新規引き合いが増えた印刷会社も少なくない。こうして、従来はすべての業務が営業部門を経由したが、各部門が顧客と直接につながり始めた。

変わる顧客との接点、営業からマーケティングへ

したがって印刷会社と顧客の接点は、営業担当者と印刷発注者のクローズドで線的なもの、ではなくなった。多様な接点のそれぞれが顧客とつながる面的なものに移行した。そしてそれは、見込み客の創出において、もっと顕著になっている。地域社会あるいは自社の得意な業界と複数の接点を持つ必要性の有効性が高まった。コロナ禍でも堅調な企業は、将来の見込み客が持続的に生まれるフィールドの育成に長けている。営業の役割はどのように変わるのか。

受注・顧客創造企業へ、工場見学など自社拠点を活用

JAGATは中小印刷業を対象に「顧客・地域接点実態調査」を行い、顧客創造の仕組みの解明に取り組み、分析は『JAGAT info』2021年11・12月号に掲載した。企業経営は短期的な受注獲得を重視せざるを得ないが、持続成長のためには、各方面から相談や受注が流れ込む関係性の構築が欠かせない。たとえば「工場見学」の実施有無は最も大きな業績差の要因だった。

受注・顧客創造企業へ、研究所・ラボの展開

下記セミナーに登壇する1社は「訪問営業すれば価格競争になってしまう、来てもらう仕組みが大事」と語る。次に大きな業績差は「研究所・ラボ」の有無だった。下記セミナーに登壇する2社がノウハウを持つ。ほとんどの印刷会社は営業企画機能や研究開発機能がないので参考になる。一見して非財務の様々な活動が、実は背景的に長期の財務を形づくる。

訪問から発信へ、営業からマーケティングへ、線から面へ

堅調な企業の分析から、営業の潮流は、訪問から発信へ、営業からマーケティングへ、線から面へのシフトが確認される。デジタルチャネルの開設も重要だが、デジタル施策はアナログ施策と両輪になって初めて機能する。単体ベースで比べるなら、デジタル施策よりはインサイドセールスや研究所・ラボ運営のような人的施策の方が優位で、さらには工場見学や地域活性化のような背景的施策の方がもっと有意なことも明らかになった。

ニューノーマル時代の営業を議論する

これら変化の一要因は、印刷業が基本的にBtoB業態であることによる。コモディティ化した製品を除けば、産業材の取引は基本的に長期固定的であり、新規開拓は容易ではない。たとえば最後の刈り取りは営業の属人的スキルに頼るところが大きいが、持続的な成長性は先述のフィールドにどれだけ有形無形の投資をしたかによる。研究会とpageカンファレンスは、こうした印刷業ならではの特性と調査結果を踏まえた営業とBtoBマーケティングによる造注、創注に焦点を当てる。
(研究調査部 藤井建人)

■関連セミナー、関連レポート

2022年1月26日(水) 15:00~17:00
広告とメディアの動向と展望 2021-2022

2022年2月8日(火) 10:30~12:00
インサイドセールスの機能と役割
マーケティング部長2人が語るニューノーマルの営業

2022年2月9日(水) 13:30~15:00
webと地域活性化による事業創造
自社拠点を生かして事業を継続的に生む仕組み

2022年1月31日(月)~2月10日(木)
page2022オンラインカンファレンス・セミナー 計12本
基調講演・プレセミナー 2本
カンファレンス・セミナー 10本

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2021年11月24日 マーケティングの潮流、BtoCとBtoBの視点から