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page2025 他団体とのコラボと新企画ゾーンで「共奏」を体現

page2025は、2月19日(水)~21日(金)に東京・池袋サンシャインシティで開催する。出展社数・小間数とも前回に比べ大幅に増加しており、来場者と「共奏」する準備は整いつつある。


前回page2024の開幕がこれまでで最も遅い2月14日となり、来場者数や出展企業への影響が懸念された。しかし来場者は21,580名(対前年126.4%)となり、また会期終了後に各企業の担当者にお話を伺うと、「年が明けてからの準備期間がたっぷり取れてよかった。」という声が多く、マイナス意見はほぼ聞かれなかった。今回のpage2025はそれよりもさらに遅い2月19日スタートとなるが、準備期間だけでなくPRを行う期間も長くなるというメリットもあることも分かった。現時点の出展申込状況は前回page2024に比べ、社数、小間数とも大幅に増えている。page2025により多くの来場者にお越しいただくために、開催までの時間を有効に活用したいと考える。

日本新聞製作技術展「JANPS」と共奏

page2025では、日本新聞協会と日本新聞製作技術懇話会(CONPT)とジョイントし、「JANPS in page2025」を開催する。
JANPS(日本新聞製作技術展)は、1972年の第1回開催以来、最先端の新聞製作およびその周辺技術を一堂に集めて展示する、新聞技術の分野で最大のイベントとして、2018年の第23回まで回を重ねてきた。その後JANPSはコロナ禍や、出展規模の減少によって中止を余儀なくされたが、主催者及び出展企業の情報発信意欲が低下したことを意味するものではないという共通認識にたち、新聞社に最新最適な技術を提供、共有できる場を模索してきた。その中でパネル展示や動画ではなく、実際の機器を見ることが出来る見本市的な展示会を望む声があがってきた。

一方、1988年から始まったpageは、「pagination(ページ割り)」に由来する名称の通り、プリプレス向けのイベントからスタートし、歴史を重ねるごとに印刷機材、材料、IT、マーケティングまで印刷会社のための幅広いソリューションの展示会へと成長してきた。またこれまで一貫してサンシャインシティでの開催を行ってきたが、新聞輪転機のような大型の機械の展示は出来ない一方で、システム系のソリューションを展開する出展企業も多く、JANPSのニーズとも合致する。さらにpage2025のテーマ「共奏」も相まって、新たなコラボレーションが実現した。「JANPS in page2025」のテーマは「新しい時代に向けたDX ~製作技術から総合技術へ」であり、来場者もこれまでと違った層の来場も見込まれる。ぜひご期待いただきたい。

pageのイメージを覆す新企画「工場ソリューションゾーン」を設置

またpage2025では新企画として「工場ソリューションゾーン」を設置する。pageイベントは、立ち上げ当初から一貫して「機材展」という言葉も使っておらず、このためIGASや機器商社の主催する展示会に比べ、資機材系の製品・サービスを展開する企業のプレゼンスが低くなってしまっていた。その一方で、pageの来場者は他の展示会と同様に半分以上が印刷関連業であるとともに、展示会の来場目的も、より具体的な課題解決へと変化している。今回「工場ソリューション」という大きなテーマを打ち出すことにより、印刷会社の経営者が頭を悩ませる省エネやBCP対策、現場の人材採用や教育、さらにはDX推進といった分野まで幅広く出展企業を募り、来場者とのビジネスマッチングを生み出したいと考える。展示会に行くと主催者企画ゾーンというのを多く見かける。主催側からすると何らかの思いがあって企画ゾーンを作っているのだが、それを訴える際に重要になるのがネーミングである。pageでも「クリエイティブゾーン」や「印刷パートナーゾーン」など様々なゾーンがあった。page2025の新企画「工場ソリューションゾーン」は、「印刷現場の課題解決」という大きなテーマを、簡潔にゾーン名とした。来場される皆様には、自社工場の課題を解決してくれる製品・サービスの展示を期待いただきたい。

新しい企画を作る時に重要なことは「破壊」だと思っている。固定観念を出来るだけ無くし、既成概念に捉われないことが不可欠である。その意味で今回の新企画「工場ソリューションゾーン」はこれまでのpageとは真逆の概念であるが、時代は変わり、ニーズも大きく変わった。そしてそもそもそういうイメージを持っているのは、主催者だけなのかもしれない。page2025のテーマは「共奏」であるが、個人的にはぶっ飛んだ『狂騒』を生み出す位にしたいと思っている。コロナが終わり、出展企業・来場者とも戻ったpage2025で実施する新たなチャレンジにご注目いただきたい。

展示ホール内のセミナー会場ではJAGAT基調講演と出展企業のプレゼンテーションを実施

前回page2024では、主催者企画ゾーンである「連携ゾーン」にセミナー会場を設置し、出展企業によるセミナーと主催者企画ミニセミナーを実施した。オンラインでのセミナー開催が主流となる中、リアル会場でのセミナー開催がどれだけニーズがあるか未知数であったが、こちらの想像を遥かに上回るご来場をいただくことができた。3日間連続で自社ソリューション紹介を行った出展企業のミニセミナーは、日を追うごとに来場者が増加し、あらためてリアルの価値を実感した。この結果を踏まえ、今回page2025では会場規模を拡大して設置し(予定)、製品・サービスのプレゼンなど出展企業による自由な発表の場として提供する。またコロナ禍以降オンラインで実施してきたJAGAT基調講演とカンファレンス・セミナーの一部を、同会場で1日1本ずつ実施する。出展企業によるセミナーは現在募集中、またJAGAT基調講演・カンファレンス・セミナーは現在企画中であるが、出展企業と来場者が「共奏」できる場を提供すべく、準備を進めていく所存だ。

(研究・教育部 堀雄亮)

page2025は出展社にも来場者にも「効率の良い」イベント

pageイベントは第1回からずっとサンシャインシティで開催し、近年は展示ホールを3ホール(B,C,D)を使用してきた。各展示ホールは異なるフロアに配置されており、出展企業から「展示ホールごとに来場者数が異なるのではないか?」という疑問が寄せられていた。


イベント来場者は展示会場をくまなく訪問しているのか

サンシャインシティは、東京ビッグサイトや幕張メッセなどと異なり、展示ホールがフロアごとに分かれており、展示ホールを移動する際には、一旦出口から展示ホールを出て、エスカレーターないしエレベーターで移動しなければならない。また来場者受付を2階の展示ホールD前に設置しているため、2つ上のフロアにある展示ホールBに出展している企業からは「受付を通過した来場者は、Bホールまで上がってきていないのではないか?」という声が上がってきていた。前回page2024において、DホールおよびBホールの入り口で、来場者の入場証に記載された二次元コードを読み取り、各ホールごとの来場者数を計測した。

page来場者は展示会場をくまなく訪問している

2つのグラフを参照いただきたい。

来場のピークがずれておりDホールの来場者が徐々にBホールに移動しているのが分かる

スタート当初の10時台は半分以下だが、最終的にはBホールの来場者はDホールの97.9%に到達

時間帯別来場者数の推移をみると、DホールとBホールでは来場者の増減の推移が1時間程ずれており、来場者が徐々に移動していることが良くわかる。そして最終的にはDホールの来場者(≒受付を通過した来場者)の97.9%がBホールに来場していた。 展示ホールごとの来場者数に差はほぼ無い、といえる。
BホールにはJAGATコーナーを設置しているため、特にオープン当初の10時過ぎの来場者の少なさは実感しており、それが3日間続くと「人が少ないね。」という感覚に陥ることは容易に想像できる。しかしデータを見ると、正直こちらの想像以上に、来場者は各ホールをくまなく訪問していることが分かった。またこのデータは1日分(会期3日目)であり、pageイベントの会期は3日間あるので、初日の来場者が2日目もしくは3日目に来場し、訪問しきれなかったホールを訪問する可能性もある。さらにサンシャインシティのBホールとDホールは、入口と出口が1か所ずつ、通路も一方通行となるため、基本的に来場者は全てのブースの前を通過する設定になっている。pageイベントは出展社にとって来場者と出会いやすいイベントといえる。

コンパクト設計で来場者も効率的に出展社を訪問できるイベント

先日、筆者は幕張メッセで開催されていた展示会に参加した際、訪問している最中に運動記録を計測するスマホアプリを起動させてみた。約40社のブースを訪問し、移動時間は約3時間、歩行距離は5kmを超えた。大型イベントになればなるほど、全ての展示ホールを1日で回るのは膨大な労力が必要になる。

歩数は8,000歩を超え、1日の運動ノルマとしては十分

一方、サンシャインシティDホールの入口から出口までの導線距離はおよそ250mである。また時間帯別来場者数のグラフを見ると、10時台と11時台でDホールとBホールの来場者数が逆転しており、およそ1時間でDホールから(おそらくCホールを訪問した上で)Bホールに到達していると考えられる。受付を通過した来場者がDホールを訪問しただけで疲れてそのまま帰ってしまうことは考えにくい。展示会の規模が小さいということも、「コンパクトな設計」と見方を変えれば魅力になる。
またpage2025では主催者企画ゾーンとセミナー会場をBホールに設置する。セミナー会場では、出展企業によるプレゼンテーションに加え、 JAGAT基調講演とカンファレンス・セミナーの一部を、1日1本ずつ実施する。興味あるセミナーの開催時刻から逆算し、約1時間前に来場いただき、他の展示ホールを回ってもらえれば、セミナー会場でイスに座って一息つくこともできる。来場者にとってもpage2025は効率的に出展企業ブースを訪問できるイベントといえる。

page2025は現在出展企業を募集中、締め切りは10月18日まで。詳細、お問い合わせはこちらをご参照ください。

(JAGAT page2024事務局)

page2025は日本新聞製作技術展「JANPS」と共奏

page2025では、日本新聞協会と日本新聞製作技術懇話会(CONPT)とジョイントし、「JANPS in page2025」を開催する。


page2025のテーマ「共奏」を体現するジョイントイベント

JANPS(日本新聞製作技術展)は、1972年の第1回開催以来、最先端の新聞製作およびその周辺技術を一堂に集めて展示する、新聞技術の分野で最大のイベントとして、2018年の第23回まで回を重ねてきた。その後JANPSはコロナ禍や、出展規模の減少によって中止を余儀なくされたが、主催者及び出展企業の情報発信意欲が低下したことを意味するものではないという共通認識にたち、新聞社に最新最適な技術を提供、共有できる場を模索してきた。その中でパネル展示や動画ではなく、実際の機器を見ることが出来る見本市的な展示会を望む声があがってきた。


一方、1988年から始まったpageは、「pagination(ページ割り)」に由来する名称の通り、プリプレス向けのイベントからスタートし、歴史を重ねるごとに印刷機材、材料、IT、マーケティングまで印刷会社のための幅広いソリューションの展示会へと成長してきた。またこれまで一貫してサンシャインシティでの開催を行ってきたが、新聞輪転機のような大型の機械の展示は出来ない一方で、システム系のソリューションを展開する出展企業も多く、JANPSのニーズとも合致する。さらにpage2025のテーマ「共奏」も相まって、新たなコラボレーションが実現した。「JANPS in page2025」のテーマは「新しい時代に向けたDX ~製作技術から総合技術へ」であり、来場者もこれまでと違った層の来場も見込まれる。ぜひご期待いただきたい。


展示ホール内セミナー会場でJAGAT基調講演と出展企業のプレゼンテーションを実施

前回page2024では、主催者企画ゾーンである「連携ゾーン」にセミナー会場を設置し、出展企業によるセミナーと主催者企画ミニセミナーを実施した。オンラインでのセミナー開催が主流となる中、リアル会場でのセミナー開催がどれだけニーズがあるか未知数であったが、こちらの想像を遥かに上回るご来場をいただくことができた。3日間連続で自社ソリューション紹介を行った出展企業のミニセミナーは、日を追うごとに来場者が増加し、あらためてリアルの価値を実感した。
この結果を踏まえ、今回page2025では会場規模を拡大して設置し(予定)、製品・サービスのプレゼンテーションなど出展企業による自由な発表の場として提供する。またコロナ禍以降オンラインで実施してきたJAGAT基調講演とカンファレンス・セミナーの一部を、同会場で1日1本ずつ実施する。出展企業によるセミナーは現在募集中、またJAGAT基調講演・カンファレンス・セミナーは現在企画中であるが、出展企業と来場者が「共奏」できる場を提供すべく、準備を進めていく所存だ。

<研究・教育部 堀雄亮>

新しい企画を生み出す時に大事なこと

東京・池袋サンシャインシティで 2025年2月19日~21日の3日間、「共奏」をテーマに開催する「page2025」では新企画として「工場ソリューションゾーン(仮称)」を設置する。

シンプルなネーミングで新企画の趣旨を訴える

展示会に行くと主催者企画ゾーンというのを多く見かける。主催側からすると何らかの思いがあって企画ゾーンを作っているのだが、それを訴える際に重要になるのがネーミングである。pageでも「クリエイティブゾーン」や「印刷パートナーゾーン」など様々なゾーンがあった。特に印刷会社の出展ゾーンである「印刷パートナーゾーン」の設置に際しては、「来場者の中で最もシェアの高い印刷会社さんをパートナーにする印刷会社さんのためのゾーン」という意味で「印刷パートナーゾーン」と名付けた。個人的にはとても気に入っていたが設立当初は、印刷会社さんに自社製品・サービスを訴求したい印刷会社ではない企業から「ウチは印刷会社のパートナーになりたいので、印刷パートナーゾーンに出展できないのですか?」という問い合わせがいくつかあった。また特に近年になって、自社独自のITシステムなどの製品を開発した印刷会社さんが、印刷パートナーゾーンよりも高い出展料を支払って、印刷パートナーゾーン以外に出展するケースも増えてきた(その結果、今回のpage2025では印刷パートナーゾーンは設定しない)。
page2025の新企画「工場ソリューションゾーン」は、「印刷現場の課題解決」という大きなテーマを、簡潔にゾーン名とした。来場される皆様には、自社工場の課題を解決してくれる製品・サービスの展示を期待いただきたい。

新しい企画を作る時に大事なこと

先日、pageイベントの会場となるサンシャインシティで現在開催されているイベントを視察した。サンシャインシティでは、例年夏休みは子供向けイベントが目白押しだが、今年は初めてとなるイベントが複数行われており、そのうち「原作45周年記念 『キン肉マン』愛と絆の原画展」と「都市伝説展2024」を訪問した。イベント自体はいずれも現在は終了しており、内容の紹介は割愛するが、パネル展示が中心のイベントで案内員がほぼいないにもかかわらず、多くの来場者で「賑わって」いた。また原作に出てくるシチュエーションを生かし、来場者がどの方向に移動しても良い導線設計は、一方通行が基本であるpageとは異なり、こういう形もあるのだと感心させられた。また、上述した通り夏休みは親子連れの来場が多いサンシャインシティの展示会場に、原作を愛する年配の男性が多くいるのは、これまであまりない景色だったという。
新しい企画を作る時に重要なことは「破壊」だと思っている。固定観念を出来るだけ無くし、既成概念に捉われないことが不可欠であるが、それを超越していたのがもう一つのイベント「都市伝説展2024」であった。

自分にとっての当たり前が誰かの驚きに

この「都市伝説展2024」もパネル展示が中心であったが、心霊写真や呪物展示をはじめ、怪談や未確認生物、UFO・宇宙人、学校の怪談や世界のミステリーなど様々な都市伝説を立体物やパネルを交えて解説されており、有料イベントにもかかわらず、中高生の来場が多かったのには驚いた。そして最大の衝撃は、「閉館後のサンシャインシティ水族館でUFOを呼ぶ」という企画であった。結果については伏せさせていただくが、いずれにしても私のこれまでの人生経験のすべてを費やしても思いつくことが無いアイデアであり、もはや破壊を超えた発想といえた(サンシャイン水族館も閉館後を活用した事例は初とのこと)。以前の記事でpage2025のテーマが「共奏」であることを受けて、「ぶっ飛んだ狂騒を生み出す位に」と書いたが、まさにそれが実現されていた。しかし一方で、この都市伝説展に関心ある人からすれば、至極当たり前の発想なのかもしれない。
pageイベントの名称は「pagination(ページ割り)」に由来しており、 「プリプレスサービス企業向けのイベント」というイメージが未だに根強くある。その意味で今回の新企画「工場ソリューションゾーン」はpageとは真逆の概念であるが、時代は変わり、ニーズも大きく変わった。そしてそもそもそういうイメージを持っているのは、主催者だけなのかもしれない。固定観念を無くし、既成概念を破壊するくらいの新企画にご注目いただきたい。

名称:page2025
テーマ:共奏 
期間:2025年2月19日(水)~21日(金)10:00~17:00
会場:サンシャインシティ文化会館(東京都豊島区東池袋3丁目1)
2階ホールD/3階ホールC/4階ホールB
https://www.jagat.or.jp/cat8_2025

(page事務局)

page2025新企画ゾーン企画進行中

東京・池袋サンシャインシティで 2025年2月19日~21日の3日間、「共奏」をテーマに開催する「page2025」は例年通り8月1日(木)より出展募集を開始する。

1988年から始まったpageは、歴史を重ねるごとにプリプレスから印刷機材、材料、IT、マーケティングまで印刷会社のための幅広いソリューションの展示会へと成長した。38回目を迎える今回のpage2025では、印刷会社が様々なステークホルダーと連携しながら共にビジネスを創ってほしいという思いから「共奏」を掲げ、印刷業に関わる全ての方々に有益な機会提供を行う。page2025の開催概要は下記のとおり。

名称:page2025
テーマ:共奏 
期間:2025年2月19日(水)~21日(金)10:00~17:00
会場:サンシャインシティ文化会館(東京都豊島区東池袋3丁目1)
2階ホールD/3階ホールC/4階ホールB

新企画ゾーンはさらに拡大

page2025では新企画として「工場ソリューションゾーン(仮称)」を設置する。「印刷現場の課題解決」という大きなテーマのもと、工場内の「環境改善」や「機器・設備・備品の補強」、従業員の働きやすさを向上させる「暑熱対策」や「健康サポート」などの出展企業を募集する。

pageイベントの名称は「pagination(ページ割り)」に由来しており、 一貫して「機材展」という言葉も使ってこなかった。このため 「プリプレスサービス企業向けのイベント」というイメージが根強く、IGASや機器商社の主催する展示会に比べ、資機材系の製品・サービスを展開する企業のプレゼンスが低くなってしまっていた。一方で、pageは来場者の半分以上が印刷関連業であるとともに、展示会の来場目的も、より具体的な課題解決へと変化している。
今回「工場ソリューション」という大きなテーマを打ち出すことにより、印刷会社の経営者が頭を悩ませる省エネやBCP対策、現場の人材採用や教育、さらにはDX推進といった分野まで幅広く出展企業を募り、来場者とのビジネスマッチングを生み出したいと考える。

セミナー会場と一体化した展示ゾーンに印刷会社の新規ビジネス紹介を

page2024では「連携ゾーン」を設置したが、今回page2025においても、テーマ「共奏」を冠した新企画ゾーンを設置する。このゾーンには前回の連携ゾーンに引き続きセミナー会場を設置し、ミニセミナーを3日間実施するとともに、現役クリエイターおよび、印刷・デザインに関連する企業・団体が参画するコーナーを設置する。
またpageイベントでは、印刷会社の出展ゾーンである「印刷パートナーゾーン」を page2017から設けてきたが、今回はこの新企画ゾーンに統合させる予定だ。出展のパターンも小間プランだけでなく、コストを抑えたカウンター形式のテーブルブースもご用意する。昨今、自社オリジナルの製品サービスを展開する印刷会社は増加している一方で、印刷関連企業の来場者が多いpageでは「ビジネスマッチング」という部分では他の展示会に比べて弱い印象があった。展示会への出展には出展料だけでなく、会期中の人員コストや事前準備の時間コストなど目に見えない部分も多い。テーブルブースプランを選択することで、人員コストは大幅に削減できるため、メリットは大きい。また印刷会社の来場者が多いことを逆手に、新規ビジネス・製品・サービスのテストマーケティングの場として活用したり、若手社員の活躍の場としての活用も検討いただきたい。

以前の記事でpageイベントを「来場する価値のあるイベントに」と書いたが、それに加えて「出展する価値のあるイベント」にしたいと考えている。出展企業と来場者が「共奏」できる場を提供すべく、準備を進めていく所存だ。

(page事務局)

page2025テーマは「共奏」

page2025は、2025年2月19日(水)~21日(金)の3日間、東京・池袋のサンシャインシティで開催する。テーマは「共奏」だ。

「創注」「連携」そして「共奏」へ

page2025のテーマ「共奏」は、前々回page2023の「創注」、前回page2024の「連携」を包含している。受注産業からの脱却を目的とした創注を、自社だけでなく様々なステークホルダーと連携しながら共にビジネスを創っていく、という思いを込めて、「共奏」とした。
「創」ではなく、楽器を演奏するという意味の「奏」という文字を充てた理由としては、 前回の「連携」から一歩進んだことをより強調するためである。多彩な楽器を持つ多くの演奏者が、一糸乱れぬ演奏で音楽を創り出していくオーケストラのような一体感を、イベントの中で少しでも生み出していきたいと考える。
そのオーケストラが演奏する音楽に「協奏曲(concerto、コンチェルト)」というものがある。これは文字通り、協力して演奏、すなわち「協奏」する曲であるが、ピアノ協奏曲やバイオリン協奏曲などのように、 オーケストラが共に音楽を奏でるのは、 一つの楽器を演奏するソリストである(一方、オーケストラのみで演奏するのは交響曲)。そして協奏曲には、ソリストがオーケストラの伴奏を伴わず、自由に自らの技巧を即興的に演奏するパート(カデンツァ)が多くあることも特徴である。「共奏」には、共に協力し合いながらも、 協奏曲におけるソリストのように唯一無二の存在となるような企業がどんどん出てきてほしいというメッセージも含めている。余談だが、協奏曲の演奏の際、ソリストが自らの存在や技巧をひけらかすような演奏をすると、観客だけでなく指揮者やオーケストラからも引かれてしまう傾向がある。しかし競争の激しいビジネスの世界においては、競合企業から引かれるほど突き抜けるような企業が何社も生まれる環境を作っていきたいと考える。

競争に打ち勝ち他社に抜きんでるための「共奏」

日本語はその言葉を表記する際、漢字と平仮名、カタカナを併用するため、同じ音でもその文字をどう表記するかで意味が全く変わってくる。「キョウソウ」という音に充てる漢字は複数あるが、脳内で変換する際に真っ先に思い浮かぶ漢字は「競争」ではないだろうか。印刷業界に限ったことではないが、ビジネスにおいては日々競争にさらされている。価格競争や人材の獲得競争、ともすれば日々生きるか死ぬかの生存競争である。JAGATとして印刷業界における競争を引き起こそうというわけではないが、各社の良い部分を見習い切磋琢磨しながら業界全体を盛り上げたいという思いである。

ぶっ飛んだ「狂想」を生み出せるイベントに

pageはイベントでありお祭りである。よって「キョウソウ」は「狂騒」であっても良いと(個人的には)思っている。 展示会場で狂ったように騒ぐのは慎んでいただきたいが、JAGATとしてはpage2025で来場者の心が躍るような、来場して良かったと思える企画を検討している。
変化の激しい今の時代、もはや過去の延長に未来はなく、 日々の激しい競争に打ち勝って創注していくためには、もはやともに手を取り合っている(連携する)場合ではないのかもしれない。自社だけでも抜きんでていくために、常識を覆すような「狂想」も必要ではないだろうか。page2025において、そんなぶっ飛んだアイデアがいくつも生まれ、具現化されることを願いながら、これから準備を進めていく所存である。

(研究・教育部 堀雄亮)

page2025を価値のあるイベントに

今年2月14日~16日の3日間、サンシャインシティで開催した「page2024」は前回page2023に比べて出展企業、来場者とも大きく増加し、盛況理に終了した。

page2024 開催報告

page2024の概要は下記のとおりです。

【出展規模】  :148社447小間(前回122社423小間)
【来場者数】  :21,580名(来場者受付通過人数、前回比126.4%)
(内訳) 
2月14日:5,426名(前回4,298名、前回比126.2%)
2月15日:7,106名(前回5,470名、前回比129.9%)
2月16日:9,048名(前回7,302名、前回比123.9%)

【来場者属性】

page2024来場者属性(業種)
page2024来場者属性(職種)
page2024来場者属性(役職)
page2024来場者属性(都道府県)

JAGATでは毎年、pageイベント出展企業に上記の開催報告を兼ねて、ご挨拶に伺っている。イベントの担当者様だけでなく、多くの経営者・役員の方々とも様々なお話をする中で、出展企業の特徴が見えてきた。

目的を持った来場者に対して趣向を凝らした出展ブースを展開

まず(今回だけではないが)昨今の来場者は、イベントに対する意識が高く目的を持って来場している人が多い、という意見を複数いただいた。これに関してはデータにも表れている。

上記のグラフは、page2024最終日である2月16日(金)の時間帯別来場者数の推移である。総合受付のある展示ホールDの入口と、その2つ上のフロアの展示ホールBの入口を通過した人をカウントした結果であるが、展示ホールD入口を通過した人の数が最も多い時間帯が14時台となっていた。以前は総合受付が最も混雑するのが15時台、厳密にいえば15時30分前後、というのが定説になっていたが、来場ピークが早まっていることが分かる。さらに展示ホールBの入口を通過した人が最も多いのが15時台となっており、その数も展示ホールのピーク時よりも多くなっている。これは14時前後に展示ホールD入口を通過した来場者が、1~1.5時間かけてホールD、Cを回り、2つ上のフロアまで上がっていった結果といえる。出展企業からも、来場者のブース滞在時間が長かったという声が多く、週末金曜日の午後に、ふらっと展示会場に立ち寄ってそのまま直帰、というかつての姿はあまり見られなくなっているのかもしれない。

リード獲得の手段としてのノベルティに工夫

一方、出展企業側もこうした来場者の意識の高まりを受けて、工夫を凝らしている。プロダクトライフサイクルの変化に伴い、かつてのように展示会に合わせて新製品・サービスを発表する企業は減少しているが、その分、出展ブースを訪れた来場者に渡すノベルティにこだわった出展企業が成果を出している傾向が高かった。
出展企業の多くは、展示会におけるKPIをリード獲得(個人情報の取得)数としているが、出展企業のブースを訪れた来場者側の関心が高ければ、その場で名刺をもらえるが、必ずしもそういう来場者ばかりではない。出展企業側からすると、むしろ名刺を出すほど今すぐ話が聞きたいわけではない「そのうちお客様」を取り込むことが、昨今の展示会の出展目的となっている。名刺を出さない来場者の個人情報の取得には、入場者証の二次元コードの読み込みが必要になるが、それと引き換えに渡すノベルティが重要になるのだ。ガチャを引かせたり、数百種類ものノベルティのパターンを用意し、来場者に選ばせたりしてリード獲得につなげており、出展に際してのプロジェクトチームに社歴の浅い社員を加え、アイデアを募り、それが成果につながったという声もあった。

イベントの来場者を増やすべく主催者企画を実施

来場者の目的意識の高まりに伴い、出展企業も変化している。ならばJAGATも変化しなければならない。page2024では主催社企画として「連携ゾーン」を展示ホールBに設置した。展示会場内にセミナー会場を設置するのはpage2019以来、コロナ以後は初めてであり、開催された無料セミナーの集客が心配されたが、結果はまずまずで来場者増に貢献することが出来た。しかしゾーン内の出展企業や展示内容とテーマがリンクしきれない部分があり、テーマである「連携」を体現できたとは言い難かった。 とはいえ、実質初めての試みであり、今回の経験を活かし、次回以降につなげていきたいと思う。

page2025を「行く価値のある」イベントに

出展企業からは、今回の連携ゾーンに対しては一定の評価をいただくも、やはりさらに来場者を呼び込むような面白い企画を望む声は多かった。印刷業界全体に大きな技術革新といえるトピックは少なく、出展企業も新製品やサービスをそう簡単に市場に送り込めない中、それでもせっかく期待を込めてやってきた来場者が、出展企業に個人情報だけ取られてしまっては、次回以降の来場にはつながらない。JAGATとしては知恵を絞り、pageを「行く価値のあるイベント」にしなければならない。今回の出展企業への訪問で、その為のアイデアはいくつか得ることが出来たので、これらをブラッシュアップして、より良いものにしていきたいと思う。

(研究・教育部 堀雄亮)

印刷会社が展示会で成果を出すためには

page2024「印刷パートナーゾーン」はオリジナリティあふれる印刷会社の魅力を最大限にPRし、来場者とのビジネスマッチング、コラボレーションの実現をサポートする。まさにpage2024のテーマ「連携」を体現したゾーンと言える。


業界“特化”型イベントだからこそ印刷会社が出展する意義がある

展示会は、購入意思のある人の名刺情報を、短期間で多く獲得することができるメディアである。しかもその展示会が、業界に特化していればいるほど、自社製品・サービスの購入見込の高い人が来場する確率が上がってくる。業種特化型のイベントとして、印刷業界では圧倒的な認知度を誇るpageは、来場者の半数以上が印刷会社の方であり、同業他社で新たな取組みを行っている印刷会社への関心は高いはずだ。 また元々の印刷関連サービスの訴求と並行して新製品、サービスの訴求すれば、シナジーも期待できる。

以前の記事で「成果の出るイベント出展企業の特徴」をご紹介したが、印刷パートナーゾーンに出展した企業にお話を伺うと、「開発した新製品・サービスのニーズがどの程度あるかを調べる中で、思った以上に効果があってよかった。」という趣旨のコメントを複数耳にした。 開発した新サービスのPRに躍起になるのではなく、あくまでテストマーケティング的にpageを活用していたのには少し驚いた。これは業界特化イベントとして 、36年間毎年開催し続けてきた結果育まれた出展社と来場者の良質なコミュニケーションがあるからこそ、なし得ることである。

一方、ギフトショーや販促EXPOなど、発注者向けの展示会に出展する印刷会社が増加しているが、これらの展示会はギフト商品や販促物制作の大手企業や、その道のプロと呼ばれる企業が多数出展するいわゆる「レッドオーシャン」である。業界内のプレゼンスが低い中、戦うことはそう簡単なことではないだろう。また、ゆくゆくこれらの展示会に出展するとしても、印刷会社にとっては言わば「ホーム」であるpageから始めてみてはいかがだろうか?pageであれば来場者に自社紹介を行う必要はなく、自社製品のニーズ調査だけでなく、ダメ出しまでももらえる可能性もある。


出展規模の大小を問わない施策で印刷会社が展示会で成果を出す

昨今、展示会の来場者は各社の展示内容を事前に情報収集し、訪問する出展ブースを絞って来場するケースが多い。したがって出展企業はイベントが始まる前から、来場者が訪問する出展企業ブースとして選んでもらう必要がある。ただ裏を返せば、事前に選んでもらえれば、 出展規模の大小に関わらず、成果を出す事は出来る。

page2024では、展示会で成果を出すためのサポートプランを数多くご用意した。

具体的にはイベント特設webサイトに自社の出展内容をシンプルに訴求する動画制作サービス、出展内容を端的にまとめたLP(ランディングページ)を簡単に制作できるサービスである。100社以上の出展企業の中から、来場する出展ブースを選んでもらうには、 事前告知の段階から来場予定者を惹き付けなければならない。
それとイベント来場者をブースに呼び込む仕掛け、さらにはブース来場者の商談化、案件化をサポートするサービスもご用意した。page2024の印刷パートナーゾーンを設置予定のフロア(サンシャインシティ展示ホールBを予定)は、来場導線が一方通行であり、来場者が思わず立ち止まってもらう仕掛けも重要となる。また展示会出展の最大の目的は「リード(見込顧客)の獲得」であるが、その先の売上UPに繋がるサポートまで行うこととした。


page2024印刷パートナーゾーンへの出展で、ぜひ成果を出していただきたい。


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詳細はこちらをご覧ください。

(日本印刷技術協会page事務局)

”成果を出す”展示会の出展施策とは

準備に膨大な時間とコストがかかる展示会では、出展した暁には“成果を出す”ことが求められる。では展示会で成果を出すにはどうすれば良いか?

展示会に出展する目的とは何か?

そもそも、何のために展示会に出展するのか? 最終目的としては「売上向上」にはなるのであろうが、 特にBtoB展示会の場合は、展示会場内での活動が即日売上に繋がることは難しい。また、競合他社が出展するからとか、業界内でのプレゼンス維持という、いわゆる「お付き合い」の要素もあるかとは思うが、展示会出展の最大の目的は「リード(見込顧客)の獲得」ではないだろうか。
展示会は、購入意思のある人の名刺情報を、短期間で多く獲得するのに適したメディアである。しかもその展示会が、業界に特化していればいるほど、自社製品・サービスの購入見込の高い人が来場する確率が上がってくる。費用と準備に膨大な時間をかけてでも、展示会に出展するメリットがここにある。

展示会に来場する人の目的は何か?

マンションや車のショールームに来場する人は、ある程度購入を前提に来場するが、BtoBにおいてはそういうケースは少ない。出展企業からの招待を受け、スケジュールを調整して、展示会への来場を検討することになる。昨今、展示会の来場者は、各社の展示内容を情報収集し、訪問する出展ブースを絞ってから来場するケースが多い。したがって出展企業は、展示会場で来場者を自社ブースに呼び込むだけでなく、来場者に 「この出展ブースに行ってみたい」と思ってもらい、100社以上ある出展企業ブースの中から、訪問する企業として選んでもらう事が必要になる。展示会出展企業の「リード獲得」は、展示会開催前から始まっているのだ。

展示会の来場者に自社ブースを選んでもらうために

展示会の来場者に、数ある出展企業ブースの中から、自社を選択してもらうためには、Webサイトでの自社紹介ページをインパクトのあるものにしなければならない。それと同時に、出展内容を出し過ぎないことも重要だ。来場する前にWebで全て分かってしまっては、来場する動機にならない。短い尺の動画などで来場者の期待感を煽ることが重要になる。また展示会への来場のきっかけが、ある出展企業からの招待や、展示会と同時に開催されるセミナーへの参加だとしても、それだけですぐ帰る人は少なく、ついでに他の出展ブースも見て回ることになる。 そういう来場者を、自社出展ブースに呼び込み、リードとして獲得できるような施策も重要となる。さらには獲得したリードを 展示会後に しっかりとフォローし、購入確率を高める施策も忘れてはならない。展示会への来場目的が単なる情報収集にとどまっている来場者をいかに呼び込み、購入にまで結び付けられるかが、展示会における成果であり、その為には工夫が必要だ。

特別セミナーを開催します

今回のpage2024(2024年2月14日~16日@東京・池袋サンシャインシティ)では、展示会の出展効果を高めるためのオプションサービスをして、いくつかのプランを追加した。このプランに加え、page2024の出展メリットを解説する特別セミナーを9月8日(金)14時より、オンラインで開催する。【参加費無料】
この説明会では、「page2024」の概要と特徴、そして「展示会の出展効果を最大化する施策」について特別講師による解説をいただく。参加費は無料となるので、新規出展を検討する企業様も、すでに出展実績のある企業様もご参加いただける内容なので、ぜひご参加いただきたい。

特別セミナータイトル

「”成果を出す”展示会の出展施策とは」

開催日時

2023年9月8日(金) 14:00-17:00

開催方式

Zoomウェビナー【参加費無料】

お申込み

こちらに必要事項をご記入いただき、FAXもしくはメールにてお送りください。(9月7日(木)締切)

お申込み後の流れ(詳細)

(1)お申込み後、2営業日以内に受付メールが届くので必ずご確認ください(※)。
(2)Zoomの受講URLは、開催前日までにメールで届きます。

※メールが届かない場合は、まず迷惑メールフォルダをご確認ください。
※もし、迷惑メールフォルダにない場合は、下記に問合せください。
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(日本印刷技術協会  page事務局)