カンファレンス」カテゴリーアーカイブ

オンラインの特徴を活かしたイベント対応と映像表現

page2021のカンファレンス・セミナーは全てオンライン開催となる。その対応とオンラインならではの映像表現について。

地域産業のオンラインイベント化

 新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。リアルで開催されていたイベントのオンライン化へ対応も注目されている。コロナ禍で打撃を受けた「めがねのまち鯖江」の眼鏡産業を元気づけようと、福井県鯖江市では、眼鏡のオンライン合同展示会が、1月14日に鯖江商工会議所で開かれた。朝日新聞デジタル1月19日号によれば、メーカー側がビデオ通話を活用し、小売店や客に商品をアピールするもで、商工議所とソフトウェア会社が共同開発した、顔認証で職人の情報を届けるスマホアプリの実証実験も行われた。軒並みリアルでの展示会が中止になる中、「オンラインで産地と客を直接つなぎ、鯖江産眼鏡を手にとってもらおう」と、メーカーや商工議所などがオンライン展示会を企画ものだ。眼鏡関連メーカーの職人が、東京の小売店とビデオ通話をつなぎ、めがねのかけ具合や見た目などをコミュニケーションするものだ。映像での対応に客の多くは驚きながらも、職人との会話を楽しんでいる様子だったという。普段では対話できない職人と消費者、ユーザーとの対面をオンラインで実現し、新しい機会、価値をつくったことになる。

映像を意識する。ビデオカメラをキャプチャーデバイスでPCにつなぐ。

イベントのオンライン化は、リアル対オンラインという選択することが重要ではなく、それぞれの特性を把握して、状況に合わせて上手く活用していくことが重要だ。新しいコミュニケーション手段を手に入れたと考える方が良い。何を使うではなく、何をどんな風に伝えたいかがポイントとなる。コミュニケーション手法としての映像と音による特性を生かすことだ。オンライン会議では、しばしばPCの内臓カメラで無防備な映像が流される場面がある。映っている本人が思っている以上に受けて側に強い印象を与えることがある。注意すべきところだ。映像と音をしっかり配信することを心掛けたい。

映像配信は、専門業者に丸投げをすればコストもかさみ、小回りも効かないことがある。外注でも構わないが、担当者や発注者は映像コンテンツについて理解を深めるが肝心だ。理解を深める中で、自分できる多くのことに気づくこともできる。例えば、オンライン会議においては、ノートPCに内蔵されているWebカメラをムービー用ビデオカメラに変えるだけでも大きく品質が向上する。画質やアングルが変わることで印象も変わる。ビデオカメラの映像をPCに取り込むには、キャプチャーデバイスが必要になるが、最近では比較的安価で手に入り簡単に取り付けることができる。もはや、業務用レベルでのスキルではなくコンシューマーが気軽に対応できる事柄だ。

※キャプチャーデバイスとは、カメラからの映像をパソコンに取り込むために利用するハードウェア。 最近はカメラとキャプチャーデバイスをHDMIケーブルで接続するタイプが多く、HDMIキャプチャーデバイスと呼ばれることもある。

動画コンテンツを上手く収録することや配信するコツは、単なる丸覚えやものまねだけではいけない。コンテンツをイメージし、どうしたらできるかを考えることがポイントだ。そして、やってみる、試してみることだ。今や動画コンテンツは身近なコミュニケーション手段だ。その気になれば、大企業に限らず中小企業や個人でも取り組むことができる。JAGATのpage2021も緊急事態宣言の中リアルを中止し、オンラインにシフトした。試行錯誤の繰り返しながらマイクの選択一つとっても自問自答を繰り返しpage2021オンラインとして配信される。

(CS部 古谷芸文)

【関連情報】

・page2021 オンライン 2月8日~28日開催 →入場登録(無料)はこちら        https://page.nikkeineon.jp/registration

page2021カンファレンスは全国どこからでも参加可能に!!

page2021 は2021年2月8日(月)~2月28日(日)にかけてWEB上にてオンラインカンファレンスを展開する。「リセット・ザ・フューチャー」をテーマにした基調講演、9本のカンファレンス、26本のミニセミナーを配信、職場や自宅など好きな場所から参加できる環境を用意する。
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page2021リアル展示会の中止とオンラインへの移行について

平素よりJAGATの事業にご支援賜り、誠にありがとうございます。
さて、来たる2021年2月3・4・5日に開催を予定していたpage2021リアル展示会でございますが、
1月7日夕刻に発出された政府の緊急事態宣言を受けまして、やむなく中止させていただくことになりました。

昨年末までは新型コロナウイルス感染対策を十分に施し、開催に向けて準備を進めてまいりましたが、この度の緊急事態宣言の趣旨に沿って、新型コロナウイルス感染の抑制に弊会としても協力したいと存じます。
開催にご協力いただきました出展社様、page2021を楽しみにされていた来場者の皆様には、謹んでお詫びを申し上げます。

なお、「page2021オンライン」は2021年2月8日(月)から2月28日(日)まで開催いたしますので、今回はそちらに注力して、第34回目となるpage(page2021)を成功させたいと決意を新たにしております。

リアル展示会で予定しておりましたミニセミナーなども、オンラインで配信いたします。
新型コロナの不安なしに、page2021を十分にご活用いただきたいと同時に、オンラインならではのコンテンツも用意していきたいと計画しておりますので、どうぞご期待ください。

(公益社団法人日本印刷技術協会 専務理事 郡司秀明)

 

 

【page2021】基調講演・カンファレンス情報を公開!!

 

page2021 では2021年2月3日(水)~2月5日(金)にかけて池袋サンシャインシティにてリアル展示会を、2021年2月8日(月)~2月28日(日)にかけてWEB上にてオンライン展示会とオンラインカンファレンスを行う。「リセット・ザ・フューチャー」をテーマに国内最大級の展示と、基調講演、26本のミニセミナー、9本のオンラインカンファレンスを開催する。
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オンラインイベント運営の背景、映像と音に慣れる

全国高等学校鉄道模型コンテストオンラインにみる背景

今年は、様々なイベントがオンライン化になっている。リアル会場で開催していたものをWeb上で展開するにはそれなりのノウハウが必要になる。

毎年8月に東京ビッグサイトで開かれていた「全国高等学校鉄道模型コンテスト」。今年は11月22、23日にYouTubeで生配信された。鉄道好きで知られるホリプロマネジャーの南田裕介さんやアナウンサーの久野知美さんが司会進行を務め、各校の作品を紹介しながら、学校や自宅にいる高校生とオンライン会議システム「Zoom」でやり取りしたという。(教育サイト朝日新聞EduA12月25日より)同コンテストには例年、140~150校ほどが参加しているが、今年のオンライン開催では、約100校がエントリーし、実際に参加したのは89校にとどまったというが、それでも89校が参加し、オンラインイベントが成功している。事務局によれば5年前から参加校には作品を紹介する動画を制作してもらい、コンテスト会場で流したりYouTubeで配信したりしてきた経験により、高校生の動画制作やプレゼンのスキルが総じて高かったことが背景にある。

成功のポイントは、配信手段も大事だが何を配信するか、コンテンツが重要になる。リアルと違うところは、音と映像のコンテンツだということだ。映像と音を学び、扱うことに慣れることが必要になってくる。企業活動では、外部スタッフに依頼(外注)することもあるが、単なる丸投げではいけない。当事者は、日常の中で見識を高める必要がる。良いものつくるには理解し把握することが肝心だ。

ダイナミックマイクとコンデンサーマイクを使ってみた。丸覚えより考えることが大事

音を収録するには、マイク(マイクフォン)が欠かせない。マイクには、ダイナミックマイクとコンデンサ-マイクがある。しばしばユーチューバーの間では、コンデンサーマイクがお勧め商品として話題になることがある。感度が高く、微細な音まで拾うからだ。だからといって「感度が良い=質が良い」とは限らない。使う状況によっては変わる。

・ダイナミックマイク:電源不必要、丈夫で比較的湿度に強い、感度が低い(比較的安価)

・コンデンサーマイク:電源必要、振動や湿気に特に弱い、感度が高い(比較的高価)

例えば、ライブ会場や展示会場では、人ごみや物音などの雑音が多い環境だ。感度が高いことが仇となり、余計な音が妨げとなる。よってダイナミックマイク(ボーカルマイク)を選択することになる。感度が低めでしっかりしたマイクをしっかり近づけて使うのだ。機材を使いこなすコツは、手順を丸覚えをすることではなく、「慣れる」に加え、「何故か?」というロジックを考えることだ。当JAGATでは、page2021オンライン開催に向けて配信システムの構築と共に映像収録ノウハウについてもこの4月より試行錯誤の繰り返しながら体制を整えてきた。音の収録、マイクの選択一つとっても自問自答を繰り返してきた。page2021リアル&オンラインのハイブリッドで開催される。公開されるコンテンツは、会場、音と映像配信体制づくりも重要になる。

CS部 古谷芸文

page2021  https://www.jagat.or.jp/cat8_2021

page2021オンライン  https://www.jagat.or.jp/page2021online

JAGAT  オンラインセミナー   https://www.jagat.or.jp/cat3

page2021のリアルセミナーにおける新型コロナウイルス感染症対策について

毎年開催している国内最大級の印刷・メディアビジネスイベント「page」ですが、今年は新型コロナウイルス感染症対策として例年とは異なり、リアルとオンラインを併用したハイブリッド方式で開催します。

2021年2月3日(水)から2月5日(金)にかけて、サンシャインシティでリアル展示会として開催する際には、各種指針に基づいて3密を避け、室内換気や手洗い・消毒などを実施します。また、カンファレンス・セミナーについても、感染症対策の一環として例年使用している会場は使用せず、換気の良いオープンエアー方式のセミナー会場を設営します。それに伴い、例年実施しているオープンイベントは、上記の観点から残念ながら今回は開催を見合わせることとしました。
なお、リアルで開催するセミナーについては基本的に聴講無料とする予定です。プログラムなどの詳細は、決定次第、公表していきます。

例年とは異なる開催方式でご不便をおかけいたしますが、新型コロナウイルス感染症がなかなか収束しない状況を踏まえ、今回はこのような特別措置とする次第です。ご理解賜れますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

■page2021の出展などに関する詳細情報はこちら

(page2021事務局)

【page2021】スピーカー募集!!~フレッシュミニセミナー~

募集を締め切らせていただきました。 たくさんのご応募誠にありがとうございました。

page2021では、印刷の未来に向けて新ビジネスの開発や課題解決・新サービスに取り組んでいる方に発表していただくフレッシュミニセミナー会場を用意します。【テクノロジー】【マーケティング】【地域活性化】などをテーマに印刷業界内外に向けて講演してみませんか?費用は無料です。新しいアプローチでチャレンジされている方を応援する募集です。 続きを読む

【9月24日説明会開催】page2021リアル&オンライン

JAGATの新しい形のイベントについてしっかりとご説明いたします。


JAGAT主催の印刷・メディアビジネスの総合イベント「page2021」ですが、今回は新型コロナウイルスへの感染対策を万全にして、サンシャインシティで開催の予定です。(2021年2月3日~5日) その上で、今回初めて「page2021オンライン展示会」を併催することになりました。 (2021年2月8日~28日を予定)


こちらはweb上での展示会となり、御社のWebサイト上の出展ブースに来場された方の リードが獲得できる形になります。 そしてこれら新しい形となりますイベントの説明会を、 9月24日(木)をJAGAT本社にて開催いたします。 この説明会にて、イベントに対するJAGATの考え方と、オンライン展示会の趣旨をご説明いたします。



・リアル展示会の出展に悩んでいる企業様
・オンライン展示会に興味関心がある企業様
・印刷業界への販路拡大を目指す企業様
ぜひご参加お待ちしております。


また説明会当日の内容は、後日オンデマンド配信も行いますので、そちらのご視聴も可能です。 添付いたします申込書にご記入いただき、お送りいただきますよう、お願いいたします。

(日本印刷技術協会 page事務局)