セミナー」カテゴリーアーカイブ

page2021リアル展示会の中止とオンラインへの移行について

平素よりJAGATの事業にご支援賜り、誠にありがとうございます。
さて、来たる2021年2月3・4・5日に開催を予定していたpage2021リアル展示会でございますが、
1月7日夕刻に発出された政府の緊急事態宣言を受けまして、やむなく中止させていただくことになりました。

昨年末までは新型コロナウイルス感染対策を十分に施し、開催に向けて準備を進めてまいりましたが、この度の緊急事態宣言の趣旨に沿って、新型コロナウイルス感染の抑制に弊会としても協力したいと存じます。
開催にご協力いただきました出展社様、page2021を楽しみにされていた来場者の皆様には、謹んでお詫びを申し上げます。

なお、「page2021オンライン」は2021年2月8日(月)から2月28日(日)まで開催いたしますので、今回はそちらに注力して、第34回目となるpage(page2021)を成功させたいと決意を新たにしております。

リアル展示会で予定しておりましたミニセミナーなども、オンラインで配信いたします。
新型コロナの不安なしに、page2021を十分にご活用いただきたいと同時に、オンラインならではのコンテンツも用意していきたいと計画しておりますので、どうぞご期待ください。

(公益社団法人日本印刷技術協会 専務理事 郡司秀明)

 

 

【page2021】基調講演・カンファレンス情報を公開!!

 

page2021 では2021年2月3日(水)~2月5日(金)にかけて池袋サンシャインシティにてリアル展示会を、2021年2月8日(月)~2月28日(日)にかけてWEB上にてオンライン展示会とオンラインカンファレンスを行う。「リセット・ザ・フューチャー」をテーマに国内最大級の展示と、基調講演、26本のミニセミナー、9本のオンラインカンファレンスを開催する。
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オンラインイベント運営の背景、映像と音に慣れる

全国高等学校鉄道模型コンテストオンラインにみる背景

今年は、様々なイベントがオンライン化になっている。リアル会場で開催していたものをWeb上で展開するにはそれなりのノウハウが必要になる。

毎年8月に東京ビッグサイトで開かれていた「全国高等学校鉄道模型コンテスト」。今年は11月22、23日にYouTubeで生配信された。鉄道好きで知られるホリプロマネジャーの南田裕介さんやアナウンサーの久野知美さんが司会進行を務め、各校の作品を紹介しながら、学校や自宅にいる高校生とオンライン会議システム「Zoom」でやり取りしたという。(教育サイト朝日新聞EduA12月25日より)同コンテストには例年、140~150校ほどが参加しているが、今年のオンライン開催では、約100校がエントリーし、実際に参加したのは89校にとどまったというが、それでも89校が参加し、オンラインイベントが成功している。事務局によれば5年前から参加校には作品を紹介する動画を制作してもらい、コンテスト会場で流したりYouTubeで配信したりしてきた経験により、高校生の動画制作やプレゼンのスキルが総じて高かったことが背景にある。

成功のポイントは、配信手段も大事だが何を配信するか、コンテンツが重要になる。リアルと違うところは、音と映像のコンテンツだということだ。映像と音を学び、扱うことに慣れることが必要になってくる。企業活動では、外部スタッフに依頼(外注)することもあるが、単なる丸投げではいけない。当事者は、日常の中で見識を高める必要がる。良いものつくるには理解し把握することが肝心だ。

ダイナミックマイクとコンデンサーマイクを使ってみた。丸覚えより考えることが大事

音を収録するには、マイク(マイクフォン)が欠かせない。マイクには、ダイナミックマイクとコンデンサ-マイクがある。しばしばユーチューバーの間では、コンデンサーマイクがお勧め商品として話題になることがある。感度が高く、微細な音まで拾うからだ。だからといって「感度が良い=質が良い」とは限らない。使う状況によっては変わる。

・ダイナミックマイク:電源不必要、丈夫で比較的湿度に強い、感度が低い(比較的安価)

・コンデンサーマイク:電源必要、振動や湿気に特に弱い、感度が高い(比較的高価)

例えば、ライブ会場や展示会場では、人ごみや物音などの雑音が多い環境だ。感度が高いことが仇となり、余計な音が妨げとなる。よってダイナミックマイク(ボーカルマイク)を選択することになる。感度が低めでしっかりしたマイクをしっかり近づけて使うのだ。機材を使いこなすコツは、手順を丸覚えをすることではなく、「慣れる」に加え、「何故か?」というロジックを考えることだ。当JAGATでは、page2021オンライン開催に向けて配信システムの構築と共に映像収録ノウハウについてもこの4月より試行錯誤の繰り返しながら体制を整えてきた。音の収録、マイクの選択一つとっても自問自答を繰り返してきた。page2021リアル&オンラインのハイブリッドで開催される。公開されるコンテンツは、会場、音と映像配信体制づくりも重要になる。

CS部 古谷芸文

page2021  https://www.jagat.or.jp/cat8_2021

page2021オンライン  https://www.jagat.or.jp/page2021online

JAGAT  オンラインセミナー   https://www.jagat.or.jp/cat3

page2021のリアルセミナーにおける新型コロナウイルス感染症対策について

毎年開催している国内最大級の印刷・メディアビジネスイベント「page」ですが、今年は新型コロナウイルス感染症対策として例年とは異なり、リアルとオンラインを併用したハイブリッド方式で開催します。

2021年2月3日(水)から2月5日(金)にかけて、サンシャインシティでリアル展示会として開催する際には、各種指針に基づいて3密を避け、室内換気や手洗い・消毒などを実施します。また、カンファレンス・セミナーについても、感染症対策の一環として例年使用している会場は使用せず、換気の良いオープンエアー方式のセミナー会場を設営します。それに伴い、例年実施しているオープンイベントは、上記の観点から残念ながら今回は開催を見合わせることとしました。
なお、リアルで開催するセミナーについては基本的に聴講無料とする予定です。プログラムなどの詳細は、決定次第、公表していきます。

例年とは異なる開催方式でご不便をおかけいたしますが、新型コロナウイルス感染症がなかなか収束しない状況を踏まえ、今回はこのような特別措置とする次第です。ご理解賜れますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

■page2021の出展などに関する詳細情報はこちら

(page2021事務局)

【page2021】スピーカー募集!!~フレッシュミニセミナー~

募集を締め切らせていただきました。 たくさんのご応募誠にありがとうございました。

page2021では、印刷の未来に向けて新ビジネスの開発や課題解決・新サービスに取り組んでいる方に発表していただくフレッシュミニセミナー会場を用意します。【テクノロジー】【マーケティング】【地域活性化】などをテーマに印刷業界内外に向けて講演してみませんか?費用は無料です。新しいアプローチでチャレンジされている方を応援する募集です。 続きを読む

【9月24日説明会開催】page2021リアル&オンライン

JAGATの新しい形のイベントについてしっかりとご説明いたします。


JAGAT主催の印刷・メディアビジネスの総合イベント「page2021」ですが、今回は新型コロナウイルスへの感染対策を万全にして、サンシャインシティで開催の予定です。(2021年2月3日~5日) その上で、今回初めて「page2021オンライン展示会」を併催することになりました。 (2021年2月8日~28日を予定)


こちらはweb上での展示会となり、御社のWebサイト上の出展ブースに来場された方の リードが獲得できる形になります。 そしてこれら新しい形となりますイベントの説明会を、 9月24日(木)をJAGAT本社にて開催いたします。 この説明会にて、イベントに対するJAGATの考え方と、オンライン展示会の趣旨をご説明いたします。



・リアル展示会の出展に悩んでいる企業様
・オンライン展示会に興味関心がある企業様
・印刷業界への販路拡大を目指す企業様
ぜひご参加お待ちしております。


また説明会当日の内容は、後日オンデマンド配信も行いますので、そちらのご視聴も可能です。 添付いたします申込書にご記入いただき、お送りいただきますよう、お願いいたします。

(日本印刷技術協会 page事務局)

業績と社員の満足度を上げる働き方改革に向けて

2020年4月からの中小企業における時間外労働の上限規制導入されに向けて、働き方改革が着々と進むなか、人手不足や業務多忙で手が回らず、取り組めない会社も多いのが現状である。印刷会社として働き方改革と向き合うためには、生産性を高め、働きやすさ、働き甲斐を得るためのノウハウを得た上で、推進していく必要があるだろう。

 

日本の社会経済が抱える少子高齢化や人口減少による労働力不足を解決するため、働き方改革が法で定められるようになった。労働生産性を高める効果も期待され、働き方改革の3つの柱として(1)非正規雇用の待遇差改善(2)労働時間の是正(3)柔軟に働ける環境づくりがある。
ただし、単に時間外労働の上限規制として、残業時間を削減し、「ノー残業デー」「ムダ取り」とさまざまなスローガンのもと残業抑制を行ってしまうと、従業員が抱えている仕事がこなしきれず、次の工程のラインが組めなかったり、納期に間に合うのかと不安の声が上がったり、結局は負担となってしまう。また長時間労働が発生する根本の原因を取り除かない限り、中間管理職にしわ寄せがきたり、労働時間のみ減らすことによって生産性が衰退してしまう。
働き方改革の取り組みの中で、生産性や社員のモチベーションの向上につながっている企業とそうではない企業との差はどこにあるのであろうか。

 

そこでpage2020では、働き方改革についてのセミナーを3つの視点から取り上げて開催する。
リクルートマネジメントソリューションズの講師からは、現在の市場や、まだ世に発表されていない統計をもとに働き改革の理解を深め、ビジネスモデル、経営戦略の見直し、従業員にとって働きやすい環境づくりについて講演いただくとともに、印刷会社の視点から弘久社の取り組み事例とその成果について、さらに経営視点から、中小企業の働き方改革を推進しているアラタケ社会保険労務士事務所からの報告と、さまざまな角度から働き方改革について触れるセミナーとなっている。自社にはどのような働き方改革ができるか、考えてみてはいかがだろうか。
今現在、働き方改革に取り組んでいる企業、これから取り組もうとする前向きな企業、取り組みたいけれど難しいなと思われている企業、皆様に最新情報を届けます。

( JAGAT 加治 寛子 )

【S10】事例で学ぶ印刷会社の働き方改革 ~業績と社員の満足度を上げる~
 
〈ご登壇者〉

武藤 久美子 (株式会社リクルートマネジメントソリューションズ)
シニアコンサルタント 主任研究員 社会保険労務士
2005年リクルートマネジメントソリューションズに入社。プロジェクトマネジャーとして150社以上の案件を担当。専門は、組織力の向上、働き方改革、ダイバーシティ&インクルージョン、企業の評判。所属のリクルートグループでは、社員4万人の中から、社会と顧客に影響力を与え、新しい価値を創造した営業・コンサルタントに贈られる「TOPGUN AWARD」を2度受賞。

平野 芳久 (株式会社弘久社)
代表取締役社長
大学卒業後、自社に入社。29歳で二代目社長就任。35歳の時、東京造形大学助教授を中心にグラフィックやプロダクトのデザイナー数名とデザイン・マネジメント研究会を発足。主に顧客経営層への情報提供を開始。デザインは人と技術のインターフェイスであるとの意識改革から、BCP、CSV、ESG、SDGs、働き方改革への適応と仕組みづくりに挑戦。その根底には常にデザイン・マネジメントの思想があり、我が社の第二創業期を形成したと言っても過言ではない。

荒武 慎一 (アラタケ社会保険労務士事務所)
昭和53年同志社大学卒業。同年富士ゼロックス株式会社入社、平成23年日本生産性本部経営コンサルタント養成事業中小企業診断士コース修了。平成27年アラタケ社会保険労務士事務所を開設。平成30年すばるコンサルティング株式会社取締役就任。著作として、月刊人事マネジメント誌 2019年1月号特集記事「助成金で進める働き方改革」を執筆。社会保険労務士・中小企業診断士・武蔵野商工会議所専門家登録。

 

■関連記事■
pageセミナーの最新情報 https://page.jagat.or.jp/sessionList/seminar.html
page基調講演の最新情報 https://page.jagat.or.jp/sessionList/keynote.html
pageカンファレンスの最新情報 https://page.jagat.or.jp/sessionList/conference.html

“働き方改革”は経営にとってボトルネックなのか ~生産性向上と働き方改革、雇用に波及する多能工化への取り組み

地域イベントでお目にかかったある印刷会社の経営者の方が「印刷需要の減少、材料の値上げ、価格競争に加えて働き方改革でもう四重苦だよ」とおっしゃる。たしかにワークライフバランスなどと言って、時短や残業カット、有給休暇消化を迫られても、単純にそれだけでは現状の利益の確保ですら難しいであろう。

2019年4月より順次施行された働き方改革関連法に基づき、印刷会社も対応が求められているが、働き方改革が経営のボトルネックになってしまっては、推進していくことはできないであろう。
会社、社員双方にとって利益ある改革のためには、なんといっても業務の効率化を図らなければならず、そのためには、仕事の標準化や共有化が重要であり、その仕組みを構築する必要がある。
ここでは印刷会社の生産部門の改革として最近よく耳にする多能工化について注目してみたい。

「多能工とは生産・施工の現場において、1人が一つの職務だけを受け持つ単能工に対し、1人で複数の異なる作業や工程を遂行する技能を身につけた作業者のことをいう。多品種少量生産や品種・数量の変動に対応しうる柔軟な生産体制を維持し、生産性の向上を実現するためには多能工の確保が欠かせません。」(日本の人事部より)

実際に多能工化に取り組み、CTP出力機のオペレーターが印刷のサポートをし、逆に印刷機のオペレーターがCTP出力機を操作できるようになって仕事の幅を広げている例がある。製本関連でも断裁機、折り機、無線綴じ機、中綴じ機など製本機器の操作に加え、印刷機やCTP出力機のオペレーターが携わり後工程の技能を習得している例もある。

多能工化を進めるにあたっては、経営者が考慮しないといけない課題がある。例えば、時間がかかることだ。OJT、OFF-JTで実務の経験を多く積ませながら教育しなければならない。
また、多能工化に取り組んでいる間に、評価制度が伴わないなどにより、社員のモチベーションが低下してしまうことを防ぐ必要がある。大事なのは社員とコミュニケーションを取りながら進めていくことだ。トップダウンで一方的に命令するだけでなく、彼らの身になって意見を聴き、会社の体質に合った改革を進めていくべきである。

ただし、一概に印刷工場の多能化といっても、印刷会社の規模や事業領域によって、取り組み方も様々である。そこでJAGATでは、page2020で働き方改革をテーマにしたセミナーを開催し、実際の取り組みにおける具体的な事例をもとに、多能工化による働き方改革の成功への道筋を示したいと考えている。
「4S」「機械設備の保全」「品質」「多能化」のー連の活動の中、多能工化を位置づけし、職場環境が人材育成と製品の品質にも結びついている例。さらに、徹底した「見える化」への取り組みにより、コスト意識を高め、目標管理を行い、効率的に仕事を進めるしくみづくりをしている例など、業務管理システムの構築を通じ、生産性向上の中での複数の工程をカバーした多能工化について紹介する。

(CS部 伊藤禎昭)

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