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デザインのセオリーから発想のコツを掴む

アイデア、色彩、形、レイアウトは、まず、パターンから学ぶ

デザインは、グラフィック業界に留まらず、様々なビジネスや社会の中で重要度を増す。印刷業界でも生産技術がデジタル化やオートメーション化が進む中、印刷物におけるデザインはメディアとしての価値を左右する。デザイン能力が求められる時代だ。デザインは、発想力やセンスに寄るところが大きい。実は、センスを磨いたり発想することは、普段から訓練していないと難しい。「自由に発想して下さい!」という言葉ほど普段の経験がないと苦痛である。

デザインは、人の感性に訴える。人々の心をつかむにもパターンや法則がある。例えば、黄金比やアシンメトリー、シンメトリーは、人間の感性にとって最も安定し、美しいパターンとされている。

page2019セミナーでもデザインの基本セオリー(パターン)についての講座を企画する。デザインは、何もデザイナーだけものではない。印刷業界でも、営業のプレゼンをはじめ企画、制作、製造のどの分野でも必要な能力だ。そこには、パターンを掴むというコツがある。

デザイン設計の基本セオリーpart1とデザイン設計の基本セオリーpart2を開催する。
それぞれ、part1では、デザインの基本的な考え方、色で迷わない!共感を呼ぶ色彩表現のルール。part2では、型から学ぶ、レイアウトデザイン、分かりやすいデザイン表現を実現するためのポイントを解説する。
デザイナーに限らず、営業、企画、製造など幅広い層に向けて開催する。

【S7】デザイン設計の基本セオリー part1 デザインの基本、配色とビジュアル効果編

【S9】デザイン設計の基本セオリー part2 型から学ぶ、レイアウトデザイン編

(CS部 古谷芸文)

 

■page2019セミナー紹介ページ  →http://www.page.jagat.or.jp/cms/topics/seminar

pageセミナーは「今」抱えているさまざまな課題解決のヒントや、すぐに役立つスキルを身につけることが目的となる。page2019ではノウハウの取得とスキルアップを目指し、16本の多彩なテーマを取り上げる。

・基調講演https://page.jagat.or.jp/cms/topics/keynote

・カンファレンスhttps://page.jagat.or.jp/cms/topics/conference

まだ定まった答えのない未知の技術やビジネスの可能性をテーマに、第一線の識者たちが活発な議論を繰り広げる。特にpage2019では、これからの印刷経営を支える技術・サービスの重点キーワード、デジタル印刷、マーケティング、AI・RPAなど自動化、動画、収益改善、地域活性・地方創生をベースに12企画を用意した。

page2019:2月6日(水)、2月7日(木)、2月8日(金)

地域プロモーション動画とロングテール視聴

国としても大きく力を入れている地方創生。日本の各地域にある地域資源を国内外に広く訴求することで日本のブランド力を高めていく必要があり地域プロモーションは重要になる。

地方創生推進交付金として平成30年度は1,000億円、平成31年度はそれ以上の予算がつく可能性もある。そうした補助金も背中を押してか、近年自治体が地域プロモーションの一環としてPR動画やWebサイトSNS等に力を入れている。

動画に至ってはミニドラマやコミカル仕立ての等、クオリティーと話題性の高い動画も多い。別府市のシティープロモーション動画は「100万再生で本当にやります!別府市・湯~園地計画!」を展開し、500万を超える視聴回数やPR効果として広告費換算で推計約104億円とも言われている。

一方、補助金が後押しし、数百から一千万円の制作費をかけた映像品質の高い地域のPR動画は世の中に排出されている。しかし、その多くは視聴数や話題が得られず制作費に見合わない。その要因として大きく二つが考えられる。

1)動画を制作することが目的になる

2)1本の動画では多様化したニーズ(ターゲット)に対応できない

本来、動画を制作する目的は、「地域ブランディング」「観光PR」「移住促進」等、各地域が抱えている課題を解決することにある。しかし、他の自治体より「カッコ良い」「おもしろい」「映像表現が豊かな」動画を制作したい。とにかく視聴数を稼ぎたい。SNSでバズりたいなど、目的が動画を制作することに変わってしまい失敗するケースが多い。

次に、生活者のニーズが多様化していることで、1本の動画で地域全体の情報を発信しても視聴者の心には響かず効果が少ない。例えば、観光PRを目的とするならば、食だけでもスイーツ、お酒、魚、肉など様々であり、観光スポットも四季によってお勧めできる場所は違う、それらを求めているターゲットも違う。それを一本の地域プロモーション動画で効果を得ること自体無理があると言っても良い。

地域プロモーション動画の効果を高めるには、1テーマや1ユーザーごとに動画を制作することが解決の糸口になる。動画のテーマを細分化することで、見て欲しい人にじっくり見てもらえることができる。観光PRとして食をテーマにするのであれば、居酒屋特集、お勧めカフェめぐりなど、各々に興味がある人は動画をじっくり視聴するし、観光地へ訪れる可能性も高い。細分化することで1本1本の動画の視聴数(量)を得ることはできないが、見て欲しい人(質)に見てもらえる。また、テーマやターゲットに応じて動画を制作するため、それぞれの視聴数を足し合わせれば大きな視聴数を得ることもできる。最近はこうしたロングテール視聴を獲得する考え方も増えている。

一方、課題としてテーマに応じて動画を制作する上でのコストの問題がある。そこは地域としてのブランディングの考え方にもよるが、必ずしも何百万円もする映像品質の高い動画をつくる必要はない。むしろ、スマホ動画でも必要にして十分な映像品質があるため、自治体や地元の企業、市民の人々で等身大の動画を制作する方が、視聴者に伝わる場合も多い。また、最近地域の魅力として重視されているのが「人」である。特産物や観光スポットは勿論貴重な地域資源であるが、地元の人やその生活観、訪れたときのコミュニケーションを求められているケースも多い。その意味でも地元が一体となって、等身大の動画をつくることに意味がある。

印刷企業も長年地元と培ってきたネットワークや情報を保有している。そうした情報は地域プロモーションをする上で非常に重要であり、等身大の地元を訴求する担い手になれる。地元の印刷会社が中心となり地域プロモーションを支援していくことがより求められる。

CS部 塚本直樹

<page2019セッション>
【S3】2月6日(水)15:45~17:45
動画のクロスメディア活用による効果的な地域プロモーション

【S5】「SNS×地域プロモーション」 ~効率的な情報発信と効果的な集客手法
【PM1】地域活性ビジネス①地域の課題解決による新たな価値の創り方
【PM2】地域活性ビジネス②産業観光による地場産業活性の可能性

Web制作案件できちんと利益を上げるために必要な正しい見積と契約書の作成

印刷で培った強みを活かし、Webを受注する。そしてきちんと利益を上げていくためには印刷営業とはちがった勘所を押さえる必要がある。

Web制作ビジネスには多くの印刷会社が取り組んでいるが、決してハードルは低くはなく、必ずしも成功したり期待通りには利益が上がっていない現実も見受けられる。 特に、現場の営業がWeb制作受注営業のノウハウをつかめないままに苦労している状況では、印刷の付帯サービス(おまけ)として格安で受注してしまう可能性もあるであろう。 さらに、正しい見積と契約書の重要性をきちんと理解していないと、利益を確保できないだけでなく大きなリスクを背負ってしまうこともある。

JAGATのセミナー講師や、印刷会社におけるWebビジネスを支援するコンサルティングを手掛けるとともに、Webをはじめとする全方位のクリエイティブで企業をサポートするブライ・プロジェクトの代表を務める布施貴規氏は、印刷会社がWeb事業に取り組みにあたって、以下のようなアドバイスをしてくれた。

「Webの世界は確かに難しく、多くの知識や技術が必要となる。しかし営業として成果を上げるためには、まず勘所をしっかりと押さえておけばよりスピーディーにWebを受注していくことができる」

「テクニカルな知識を学んでからでは、変遷のスピードも印刷に比べて早く機会を損失する。ただし詳細な知識は実務の中で身につけて行けばよいが、基本のアウトラインを知らないと顧客の信用を失い、トラブルの種になる」

「社内外に一気通貫で問題なくWebを制作・運用できる体制を確保する。制作体制とリスクマネジメントがWebセールスの要」

「見積もりを正しく読めるとともに利益を獲得できる見積もりを書けるようにする。Webに関しては営業独断で要件を変え、コストはそのままということは絶対にしない。どんなに顧客の要望でも見積元と相談の上、決定する」

「顧客の方が立場が強く、見積書や契約書に明記がない限り、有責とされる。もしくは泣き寝入りするケースが多いのであらゆる可能性を抽出し、責任の所在、請負範囲を明確にすることが重要」 など・・・。

そこで、上記のアドバイスに対し具体的な知識や手法を得るために、今回のpage2019セミナーでは布施講師に登壇いただき、営業が最低限知っておかなければならない「Webの基本知識」「案件を遂行する制作体制の組み方」および「リスクを事前に回避する見積書と契約書の重要性」について学び、Web事業の成功を目指すための講座を企画した。 まずはWebの要所を押さえる学び方を知り、Web案件をスマートに遂行するチームのあり方を考察し、Web案件に潜むリスクを知り、その回避術を学ぶ。

【S14】ここを押さえておけば大丈夫!Web受注の勘所 ~利益を上げる正しい見積と契約書の作成~:2月8日(金)13:00~15:00

(CS部 橋本 和弥)

 

■page2019セミナー紹介ページ  →http://www.page.jagat.or.jp/cms/topics/seminar

pageセミナーは「今」抱えているさまざまな課題解決のヒントや、すぐに役立つスキルを身につけることが目的となる。page2019ではノウハウの取得とスキルアップを目指し、16本の多彩なテーマを取り上げる。

・基調講演https://page.jagat.or.jp/cms/topics/keynote

・カンファレンスhttps://page.jagat.or.jp/cms/topics/conference

まだ定まった答えのない未知の技術やビジネスの可能性をテーマに、第一線の識者たちが活発な議論を繰り広げる。特にpage2019では、これからの印刷経営を支える技術・サービスの重点キーワード、デジタル印刷、マーケティング、AI・RPAなど自動化、動画、収益改善、地域活性・地方創生をベースに12企画を用意した。

page2019:2月6日(水)、2月7日(木)、2月8日(金)

page2019セミナーは課題解決のヒントやスキルの習得を目的に16本の多彩なテーマを取り上げる

セミナー(16本)
pageセミナーは「今」抱えているさまざまな課題解決のヒントや、すぐに役立つスキルを身につけることが目的となる。page2019ではノウハウの取得とスキルアップを目指し、16本の多彩なテーマを取り上げる。

page2019ではノウハウの取得とスキルアップを目指し、16本の多彩なテーマを取り上げる。「ビジネス創出」「営業・企画」「デザイン・制作」「現場のトラブル対策」の4分野から構成する。page2019のテーマである「デジタル×紙×マーケティング」を念頭に置き、セミナーは「強みの掛け算」に焦点を当て、印刷会社が本来持っている強みと新たなノウハウを掛け算することで、顧客を支援する方法やビジネス創出のヒントを紹介していく。

ビジネス創出
 印刷企業が受注型から請負型へ脱却を図るために必要な、ビジネスを創り上げる手法や方策について紹介する。
  
【S1 】紙媒体の成果アップ!紙と連携するWeb動画の企画制作法
印刷ビジネスの価値向上の手段とし注目されている動画活用。ハイクオリティではなく、DMやチラシの効果をアシストするための、コストをかけない「必要にして十分」な動画の企画と作り方を紹介する。

【S2】スモールスタートから成功へ導く新サービス開発手法と実行プロセス
自社の事業特性や強みを掘り下げ新しい印刷ビジネスアイディアを発想する方法から、経営リスクを抑えつつ成功確率を高めるための「スモールスタート」の重要性と実行プロセスを解説する。限られた経営資源を活用して新事業を立ち上げた印刷会社の実践事例と新たな挑戦も紹介する。

【S3】動画のクロスメディア活用による効果的な地域プロモーション
印刷会社が地域で長年培ってきたネットワークや情報など印刷業の強みを活かした地域プロモーションについて、近年の動画・映像事情、環境変化を踏まえながら、非マス・デジタル・スマホ時代に対応した地域PR動画の企画方法を紹介。また、動画、紙、地域イベントの連携による印刷会社の新たな可能性について考える。

【S5】「SNS×地域プロモーション」~効率的な情報発信と効果的な集客手法~ 
地域資源のPRや観光地への集客支援にSNSの活用は欠かせない。SNSの発信に最適な情報コンテンツの見つけ方や国内外のターゲットへピンポイントで訴求する方法を紹介。国内外から地域へ集客するSNS、地域から観光地へ誘導する地域誌、SNS映えで口コミを広げるためのパネルやPOP等、SNSと紙媒体の連携による地域プロモーションのあり方についても考える。

【S11】シニアに響くマーケティング施策~シニア市場の現状分析と可能性~ 
少子高齢化が加速する状況において、シニア層をターゲットにしたマーケティングがこれから必要になってくるだろう。現段階ではシニア層と紙は親和性が高く、さらなる開拓の余地がある。また、シニアに対しても全体的なテーマである「デジタル×紙×マーケティング」の可能性が見込める。シニアマーケティングの現状やその手法について紹介する。

営業・企画
 印刷営業の基本ノウハウを軸に、Web案件の受注法、日常の顧客対応力、DM企画・制作、チームマネジメントなど、印刷営業が現場で直面するシーンを想定し、深堀りした内容の営業・企画関連のプログラムを企画している。

【S4】DMの企画・立案・制作の裏側
マーケティングデータと絡めたプロモーションメディアとしてのDMの訴求力は、ますます見直されている。そこで具体的にDMを制作する上でのポイントを聞く。このDMはどうやってできたのか? なぜ成功し、なぜ失敗したのか? DMの企画・立案・制作の背景まで解説をする。

【S8】顧客から選ばれる印刷営業 ~日々の営業活動こそビジネスチャンスを広げる~
日々何気なくこなしている顧客接点こそ“宝の山”。こまめな情報提供、心地よい進行管理、納品後の評価伺いなど、もう一歩顧客との関係を深めることで、選ばれる営業になる。顧客関係性を強化する手法から、組織営業力の強化までを紹介する

【S10】プロモーションの仕組みづくりと営業提案手法
プロモーションの仕組みづくりから提案することで、顧客の成果に寄与し、さらに販促物の複数受注を実現することで、自社の売り上げにもつながる。本講座はターゲットの特性や行動に応じた適切な販促物の組み立て方から、それに必要なヒアリング、顧客に必要性を理解させるための提案手法を紹介する。

【S12】印刷トップセールスマンへの道~中長期的に結果を出し続けるために~
価格競争が激しさを増す厳しい環境下において、印刷会社にとって営業は付加価値の源泉である。既存顧客を減らさず、売上確保への対策が必須であり、営業力の強化は欠かせない。本講座は、一時的な結果ではなく、中長期的に結果を出し続ける営業力強化法のポイントを、経験・実績豊富な講師が分かりやすく伝授する。

【S14】ここを押さえておけば大丈夫!Web受注の勘所 ~利益を上げる正しい見積と契約書の作成~
Web案件の営業では、印刷とは違った勘所を押さえる必要がある。特に見積りや契約書の理解がないと利益が確保できないどころかリスクを負うこともある。本講座では、Web営業に最低限必要な「技術や基礎知識」「案件を遂行する制作体制の組み方」「リスクを事前に回避する見積書と契約書の重要性」について学ぶ。

【S16】成果を上げる!営業と制作のハッピー・リレーションシップ
多くの印刷会社で問題となる営業と制作のリレーションシップ。ここに問題があれば、顧客満足度を上げ、成果を得ることが難しくなる。“顧客第一主義”という美辞麗句では解決できないこの問題を、営業と制作、お互いの立場や考え、そして果たすべき役割を知り、社内・顧客共に満足度を上げる方法のヒントを学ぶ。

デザイン・制作
印刷ビジネスにおいてデザインの重要性が増し、人材育成の重点テーマとしてあげられることも多い。デザインの基本セオリーから印刷加工表現技法まで、印刷を軸にしたデザインのあり方を紹介する。

【S7】デザイン設計の基本セオリー part1デザインの基本、配色とビジュアル効果編
基本的なデザインの考え方を事例やパターンにより解説し、効果的な配色ルールの基本を学ぶ。人々の心をつかむ絶妙な配色は、仕組みとコツさえ理解すればできるようになる。心理的側面や役割、機能も解説する。

【S9】デザイン設計の基本セオリー part2型から学ぶ、レイアウトデザイン編
デザインの完成度が高めるためには、情報を整理し、表現として再構築する必要がある。デザインの各要素の扱い方やレイアウト技法などの基礎知識とともに、デザインの発想力を高めるコツを解説する。

【S13】デジタル印刷&加飾技術を活かしたブランド展開と製品開発プロセス
デジタル印刷技術は、人の五感に訴え、高い価値を生む可能性がある。重要なことは、マーケティングで技術の強みを活かすことだ。デジタル印刷とデジタル加飾を活用したブランドの立ち上げと製品開発の事例とプロセスを解説する。

現場のトラブル対策
 プリプレスや印刷現場で直面するトラブルやその対策につながるコースを紹介する。

【S6】工場管理再点検、事故防止と効率化で利益創出を「自主的な進め方、目標達成に向けた体制作りのヒント」
印刷現場は,改善の余地がある「濡れ雑巾」であり、現場改善による利益創出の機会がある。事故防止や効率化は、その場しのぎの対応では解決できない。その必要性と現状の把握と改善方法、維持継続の視点で、明日からすぐ実践できる具体例を交えて解説する。

【S15】今さら聞けないDTP・プリプレストラブル対策
印刷物の製作過程で起こるトラブルを防止するためには、出力やオフセット印刷の特性・CMS やPDF など関連技術を踏まえたデータ制作をすることが必要となる。完成度の高い印刷物を製作するために、必ず押さえておきたい基礎知識とトラブル対策について解説する。

※カンファレンス・セミナーの内容は、都合によって講師や内容を変更する場合があります。Webサイトなどで最新情報をご確認ください