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出版業界において新たに成長する分野【印刷マーケティングの進化の先】

近年出版市場の縮小が進んでいる。そんな中、既存市場には含まれない分野の出版活動がかつてなく盛んになっている。デジタル印刷技術で、こうした市場を活性化させることで出版界へのインパクトを与えられるのではないだろうか。

小説投稿サイトからベストセラーが生まれる時代

近年の書籍の市場において、おそらく最も大きな変化と言えるのが小説投稿サイトの成長である。小説投稿サイトでは、自分の書いた小説を誰でも自由に投稿することができ、投稿された小説を無料で読むこともできる。「小説家になろう」というサイトに投稿され、現在アニメ化されている『転生したらスライムだった件』という作品は、書籍化されて累計1000万部を突破した。この作品に限らず、小説投稿サイトからは数百万部というベストセラーが立て続けに生み出されている。

小説投稿サイトに注目するべき理由は、これが単発にヒット作という話題に留まらず、新人作家発掘の魅力的なルートであり、出版というシステムの構造自体を変化させつつあるからだ。これまで出版社では各社が新人賞を開催し、入賞者を作家としてデビューさせてきた。今後も新人賞がなくなる訳ではないが、現在、特にライトノベルなどの分野においては既存の新人賞に加え、各編集部の人間が投稿小説サイトの動向に目を向け、有望な人間には即座に声をかける態勢が整っている。

投稿者にとっては受賞を逃せば、ほとんど誰の目にも止まらず消えていく新人賞よりも、多くの読者の目にとまる可能性のある小説投稿サイトの方が魅力的に映るだろう。一方出版社にとっても、既に読者に受け入れられることが分かっている作品を拾って出版した方が効率的である。事実、小説投稿サイト発の作品はヒット率が高く、市場において存在感を強めている。

現状では、特に現状の小説投稿サイトと相性の良い分野に偏っているが、これがより広い分野に派生していくのかどうか、ヒット作をどこまで継続的に生み出せるかなどが注目される。

同人誌市場の一般化

もう一つ注目は同人誌市場である。毎年夏と冬に行われ、毎回約60万人を動員するコミックマーケットはニュースなどでご存知の方も多いだろう。しかし、同人誌即売会はコミックマーケットだけではない。同人誌のイベント情報などで検索すれば、毎週日本中で数十のイベントが開催されるまでの市場が形成されていることが分かる。こういった同人誌即売会でやり取りされる書籍はISBNコードなどは基本的に付されず、出版統計などには反映されない。しかし、そういった統計外の部分で無数の書籍、印刷物が生まれているのである。同人誌は少部数のものが大半であり、ノウハウや工夫が必要な部分もあるが、比較的の新規参入がしやすいという面も、地域に根ざした中小の印刷会社にとっては見逃せない市場である。

出展者の大半は数十部~数百部の小ロットの本を自腹で作り、同人誌即売会に参加する。作者と読者の直接的な交流が大きな魅力であり、創作者が直接印刷会社とやり取りするため、印刷会社が感謝を伝えられることも多く、やりがいも大きいという。

同人誌即売会では、アニメやゲームの人気コンテンツのキャラクターを使用した二次創作が目立つが、オリジナル作品で出展する人間も多く、ここでも各社の編集者が新人の作家を探している。読者との交流がモチベーションを生み、そこで成長した書き手がヒット作を生み出していく構図も生まれている。

求められる出版活動多様化への対応

かつての出版業界では、編集者や大作家など、所謂目利き的な人間が才能ある若手を見出し、世の中に発信していくという構図になっていた。これは偏に、不特定多数の読者に作品を届ける出版という行為が限られた人間にしか不可能だったからである。しかし、現在では作品を不特定多数に向けて発信することは個人でも可能なほど簡単になっている。その結果、編集者や作家といった目利きよりも読者が直接才能を見出すということが多くなっている。

現状ではこのような変化に対し、明らかに目立っている作品を既存の出版のルートに乗せ直し、ヒット作にしていくという形になっているが、デジタル印刷による小部数の印刷が一般化すればより大きな構造の変化が生まれる可能性がある。構造の変化はビジネスチャンスに繋がる。作品が生み出される源流を誰が押さえるのか、2月8日の下記セッションでは関係プレイヤーが一堂に会して議論する。

(JAGAT 研究調査部 松永寛和)

■関連イベント

2月6日~8日に開催するイベント「page2019」では、2019年の印刷マーケティングを知るためのカンファレンスを開催します。同人誌、自費出版、デジタル印刷、地域活性などの情報をビジネスに活かしたい方はぜひご参加ください。

【PM3】WEB と地方で広がるデジタル出版の可能性~プラットフォーマーと同人誌新規参入会社の視点から~
出版市場が縮小する外側で、投稿小説サイトや同人誌即売会ではコンテンツが増え続けている。投稿小説サイトは既存の出版では埋もれていた作品をヒット作へと繋げ、文学フリマは百都市構想を掲げて地方での開催を模索する。デジタル印刷で小ロットのマネタイズを支援して新たな市場を創出できないか。プラットフォーマーと印刷会社、新興市場に精通するシンクタンクを交えて出版の新しい成長可能性を議論する。

【PM1】地域活性ビジネス①地域の課題解決による新たな価値の創り方
【PM2】地域活性ビジネス②産業観光による地場産業活性の可能性
【PM4】印刷ビジネスとメディアの展望2019

page2019 展示会場の見どころ

page2019は「デジタル×紙×マーケティング」をテーマに、2月6日(水)、7日(木)、8日(金)と東京・池袋のサンシャインシティで開催する。展示会場の見どころを紹介する。

出展規模は6年連続で拡大

page2019の出展企業数・小間数は162社562小間となった。出展社数は過去最多、小間数は前回よりも増加しており、展示規模は6年連続の拡大となる。展示ホールにはびっしりと出展企業の小間が並んでいるのを感じていただけるはずだ。出展企業が増加すると、それに比例して来場者数も増加する傾向にあるので、例年並みの盛り上がりにご期待いただきたい。

page2019のテーマ「デジタル×紙×マーケティング」を冠した新企画ゾーン

pageイベントでは、これまでも出展者と来場者とのパートナーシップやコラボレーションを促すゾーンを設置してきた。自社で何もかも対応しようとするのではなく、既にその分野のノウハウをもっている所とタイアップして、リスク分散を促すことを強調し、そのための場を提供してきたことは、pageイベントが果たしてきた重要な役割と言える。こうした思いは、page2017から設置している「印刷パートナーゾーン」や、page2018のテーマ「アライアンスNEXT」に受け継がれている。そして今回新たな特別ゾーンとして「デジタル×紙×マーケティングゾーン」を文化会館4階 展示ホールBに設置する。

デジタル×紙×マーケティングゾーン セミナーコンテンツ一覧

86万人の自宅に届く「命を救うダイレクトメール」の秘密とは?

「デジタル×紙×マーケティングゾーン」(文化会館4階 展示ホールBに設置)は、デジタル、紙、マーケティングを掛け合わせて印刷の可能性を拡げていこうというJAGATの提案を広く紹介するべく、実践している企業によるセミナーと、テーブル展示コーナーで構成する。セミナーでは、 「86万人の自宅に届く!乳がんで死なないための切り札をあなたへ」という前代未聞のハガキプロジェクトの企画立案者である国立がん研究センターの溝田友里氏にご講演をいただく。その他には、MAと組み合わせたダイレクトメールの活用法、印刷会社による自社開発商品のヨーロッパでの展開、大手アパレルブランドとのコラボレーション、大判プリントのアメリカでの活用事例など多岐に渡る。印刷関連企業にとっては、自社ビジネスのヒントに繋がり、印刷以外のメーカー、ベンダー、広告代理店などにとっては、印刷会社でできることの幅広さを知るきっかけになるはずだ。「デジタル×紙×マーケティング」によって広がる印刷ビジネスの可能性を感じ取っていただきたい。(セミナーは詳細はこちらから。すべて参加無料、事前登録制だが当日参加も可)

各種ゾーン・コーナーも充実

◆[ クリエイティブゾーン ]
文化会館2F 展示ホールD
page2004において、アドビシステムズがサポートした「新世代DTPソリューションZONE」は現在、「クリエイティブゾーン」となっている。page創生期の息吹が感じられるゾーンであり、印刷業に深くかかわってきたAdobeが印刷関連展示会に唯一残っているコーナーでもある。
ここではDTPに関するソフト・ソリューション、クリエイティブプロフェッショナルのための製品展示や具体的な事例等を紹介している。また同時開催される「クリエイティブゾーンセミナー」は、連日立ち見が出るほどの盛況で、page会場の名物ともいえる。見て・聞いて・感じることによって、具体的なメリットを体感いただきたい。(クリエイティブゾーンセミナーの詳細はこちらから)

◆[JAGATコーナー]文化会館4F 展示ホールB
・エキスパート資格試験コーナー
「印刷メディアの強みを活かしてあらたな価値を生み出す」をメインテーマに、JAGAT のエキスパート資格に関する展示や資料配布、最新刊を中心とした書籍販売を行う。JAGATが認証するクロスメディアエキスパートは企画提案力などを身につけた価値を生み出すビジネスを創る人材を目指し、DTPエキスパートはその価値を実際にかたちにするための印刷工程全般にわたる知識などを備えた人材を目指すものである。JAGATコーナーでは、両資格に関する展示とともに、このたび改訂して最新13版となった『DTPエキスパートカリキュラム』、その他資料を配布する。新規・更新受験を目指す方だけでなく、メディア制作に関わるすべての方々に手に取っていただきたい。

・書籍販売 
待望の新刊!デジタル時代に相応しい印刷の入門書『みんなの印刷入門』さらに、DTPエキスパートカリキュラムの改訂に対応した改訂版『DTP 受験サポートガイド』をpage2019で発表、販売を開始する。

◆[ フリーペーパー展示 ] 文化会館2F 展示ホールD
印刷業界内外に、印刷会社の取り組みと可能性、地域社会における印刷会社の役割について、読者や地域の人たちにフリーペーパー展示を通じて訴求するコーナー。フリーペーパーは、地域における印刷会社の活動、その機能を理解してもらうのに適しており、page2019での展示をとおして、全国の印刷会社がそれぞれの地域においてどのような役割を果たしているか、そして印刷メディアにはどのような良さと可能性があるか、地域色豊かな各地のフリーペーパーを見ながら再考する機会を提供する。

(JAGAT page事務局)

Web制作案件できちんと利益を上げるために必要な正しい見積と契約書の作成

印刷で培った強みを活かし、Webを受注する。そしてきちんと利益を上げていくためには印刷営業とはちがった勘所を押さえる必要がある。

Web制作ビジネスには多くの印刷会社が取り組んでいるが、決してハードルは低くはなく、必ずしも成功したり期待通りには利益が上がっていない現実も見受けられる。 特に、現場の営業がWeb制作受注営業のノウハウをつかめないままに苦労している状況では、印刷の付帯サービス(おまけ)として格安で受注してしまう可能性もあるであろう。 さらに、正しい見積と契約書の重要性をきちんと理解していないと、利益を確保できないだけでなく大きなリスクを背負ってしまうこともある。

JAGATのセミナー講師や、印刷会社におけるWebビジネスを支援するコンサルティングを手掛けるとともに、Webをはじめとする全方位のクリエイティブで企業をサポートするブライ・プロジェクトの代表を務める布施貴規氏は、印刷会社がWeb事業に取り組みにあたって、以下のようなアドバイスをしてくれた。

「Webの世界は確かに難しく、多くの知識や技術が必要となる。しかし営業として成果を上げるためには、まず勘所をしっかりと押さえておけばよりスピーディーにWebを受注していくことができる」

「テクニカルな知識を学んでからでは、変遷のスピードも印刷に比べて早く機会を損失する。ただし詳細な知識は実務の中で身につけて行けばよいが、基本のアウトラインを知らないと顧客の信用を失い、トラブルの種になる」

「社内外に一気通貫で問題なくWebを制作・運用できる体制を確保する。制作体制とリスクマネジメントがWebセールスの要」

「見積もりを正しく読めるとともに利益を獲得できる見積もりを書けるようにする。Webに関しては営業独断で要件を変え、コストはそのままということは絶対にしない。どんなに顧客の要望でも見積元と相談の上、決定する」

「顧客の方が立場が強く、見積書や契約書に明記がない限り、有責とされる。もしくは泣き寝入りするケースが多いのであらゆる可能性を抽出し、責任の所在、請負範囲を明確にすることが重要」 など・・・。

そこで、上記のアドバイスに対し具体的な知識や手法を得るために、今回のpage2019セミナーでは布施講師に登壇いただき、営業が最低限知っておかなければならない「Webの基本知識」「案件を遂行する制作体制の組み方」および「リスクを事前に回避する見積書と契約書の重要性」について学び、Web事業の成功を目指すための講座を企画した。 まずはWebの要所を押さえる学び方を知り、Web案件をスマートに遂行するチームのあり方を考察し、Web案件に潜むリスクを知り、その回避術を学ぶ。

【S14】ここを押さえておけば大丈夫!Web受注の勘所 ~利益を上げる正しい見積と契約書の作成~:2月8日(金)13:00~15:00

(CS部 橋本 和弥)

 

■page2019セミナー紹介ページ  →http://www.page.jagat.or.jp/cms/topics/seminar

pageセミナーは「今」抱えているさまざまな課題解決のヒントや、すぐに役立つスキルを身につけることが目的となる。page2019ではノウハウの取得とスキルアップを目指し、16本の多彩なテーマを取り上げる。

・基調講演https://page.jagat.or.jp/cms/topics/keynote

・カンファレンスhttps://page.jagat.or.jp/cms/topics/conference

まだ定まった答えのない未知の技術やビジネスの可能性をテーマに、第一線の識者たちが活発な議論を繰り広げる。特にpage2019では、これからの印刷経営を支える技術・サービスの重点キーワード、デジタル印刷、マーケティング、AI・RPAなど自動化、動画、収益改善、地域活性・地方創生をベースに12企画を用意した。

page2019:2月6日(水)、2月7日(木)、2月8日(金)

page2019セミナーは課題解決のヒントやスキルの習得を目的に16本の多彩なテーマを取り上げる

セミナー(16本)
pageセミナーは「今」抱えているさまざまな課題解決のヒントや、すぐに役立つスキルを身につけることが目的となる。page2019ではノウハウの取得とスキルアップを目指し、16本の多彩なテーマを取り上げる。

page2019ではノウハウの取得とスキルアップを目指し、16本の多彩なテーマを取り上げる。「ビジネス創出」「営業・企画」「デザイン・制作」「現場のトラブル対策」の4分野から構成する。page2019のテーマである「デジタル×紙×マーケティング」を念頭に置き、セミナーは「強みの掛け算」に焦点を当て、印刷会社が本来持っている強みと新たなノウハウを掛け算することで、顧客を支援する方法やビジネス創出のヒントを紹介していく。

ビジネス創出
 印刷企業が受注型から請負型へ脱却を図るために必要な、ビジネスを創り上げる手法や方策について紹介する。
  
【S1 】紙媒体の成果アップ!紙と連携するWeb動画の企画制作法
印刷ビジネスの価値向上の手段とし注目されている動画活用。ハイクオリティではなく、DMやチラシの効果をアシストするための、コストをかけない「必要にして十分」な動画の企画と作り方を紹介する。

【S2】スモールスタートから成功へ導く新サービス開発手法と実行プロセス
自社の事業特性や強みを掘り下げ新しい印刷ビジネスアイディアを発想する方法から、経営リスクを抑えつつ成功確率を高めるための「スモールスタート」の重要性と実行プロセスを解説する。限られた経営資源を活用して新事業を立ち上げた印刷会社の実践事例と新たな挑戦も紹介する。

【S3】動画のクロスメディア活用による効果的な地域プロモーション
印刷会社が地域で長年培ってきたネットワークや情報など印刷業の強みを活かした地域プロモーションについて、近年の動画・映像事情、環境変化を踏まえながら、非マス・デジタル・スマホ時代に対応した地域PR動画の企画方法を紹介。また、動画、紙、地域イベントの連携による印刷会社の新たな可能性について考える。

【S5】「SNS×地域プロモーション」~効率的な情報発信と効果的な集客手法~ 
地域資源のPRや観光地への集客支援にSNSの活用は欠かせない。SNSの発信に最適な情報コンテンツの見つけ方や国内外のターゲットへピンポイントで訴求する方法を紹介。国内外から地域へ集客するSNS、地域から観光地へ誘導する地域誌、SNS映えで口コミを広げるためのパネルやPOP等、SNSと紙媒体の連携による地域プロモーションのあり方についても考える。

【S11】シニアに響くマーケティング施策~シニア市場の現状分析と可能性~ 
少子高齢化が加速する状況において、シニア層をターゲットにしたマーケティングがこれから必要になってくるだろう。現段階ではシニア層と紙は親和性が高く、さらなる開拓の余地がある。また、シニアに対しても全体的なテーマである「デジタル×紙×マーケティング」の可能性が見込める。シニアマーケティングの現状やその手法について紹介する。

営業・企画
 印刷営業の基本ノウハウを軸に、Web案件の受注法、日常の顧客対応力、DM企画・制作、チームマネジメントなど、印刷営業が現場で直面するシーンを想定し、深堀りした内容の営業・企画関連のプログラムを企画している。

【S4】DMの企画・立案・制作の裏側
マーケティングデータと絡めたプロモーションメディアとしてのDMの訴求力は、ますます見直されている。そこで具体的にDMを制作する上でのポイントを聞く。このDMはどうやってできたのか? なぜ成功し、なぜ失敗したのか? DMの企画・立案・制作の背景まで解説をする。

【S8】顧客から選ばれる印刷営業 ~日々の営業活動こそビジネスチャンスを広げる~
日々何気なくこなしている顧客接点こそ“宝の山”。こまめな情報提供、心地よい進行管理、納品後の評価伺いなど、もう一歩顧客との関係を深めることで、選ばれる営業になる。顧客関係性を強化する手法から、組織営業力の強化までを紹介する

【S10】プロモーションの仕組みづくりと営業提案手法
プロモーションの仕組みづくりから提案することで、顧客の成果に寄与し、さらに販促物の複数受注を実現することで、自社の売り上げにもつながる。本講座はターゲットの特性や行動に応じた適切な販促物の組み立て方から、それに必要なヒアリング、顧客に必要性を理解させるための提案手法を紹介する。

【S12】印刷トップセールスマンへの道~中長期的に結果を出し続けるために~
価格競争が激しさを増す厳しい環境下において、印刷会社にとって営業は付加価値の源泉である。既存顧客を減らさず、売上確保への対策が必須であり、営業力の強化は欠かせない。本講座は、一時的な結果ではなく、中長期的に結果を出し続ける営業力強化法のポイントを、経験・実績豊富な講師が分かりやすく伝授する。

【S14】ここを押さえておけば大丈夫!Web受注の勘所 ~利益を上げる正しい見積と契約書の作成~
Web案件の営業では、印刷とは違った勘所を押さえる必要がある。特に見積りや契約書の理解がないと利益が確保できないどころかリスクを負うこともある。本講座では、Web営業に最低限必要な「技術や基礎知識」「案件を遂行する制作体制の組み方」「リスクを事前に回避する見積書と契約書の重要性」について学ぶ。

【S16】成果を上げる!営業と制作のハッピー・リレーションシップ
多くの印刷会社で問題となる営業と制作のリレーションシップ。ここに問題があれば、顧客満足度を上げ、成果を得ることが難しくなる。“顧客第一主義”という美辞麗句では解決できないこの問題を、営業と制作、お互いの立場や考え、そして果たすべき役割を知り、社内・顧客共に満足度を上げる方法のヒントを学ぶ。

デザイン・制作
印刷ビジネスにおいてデザインの重要性が増し、人材育成の重点テーマとしてあげられることも多い。デザインの基本セオリーから印刷加工表現技法まで、印刷を軸にしたデザインのあり方を紹介する。

【S7】デザイン設計の基本セオリー part1デザインの基本、配色とビジュアル効果編
基本的なデザインの考え方を事例やパターンにより解説し、効果的な配色ルールの基本を学ぶ。人々の心をつかむ絶妙な配色は、仕組みとコツさえ理解すればできるようになる。心理的側面や役割、機能も解説する。

【S9】デザイン設計の基本セオリー part2型から学ぶ、レイアウトデザイン編
デザインの完成度が高めるためには、情報を整理し、表現として再構築する必要がある。デザインの各要素の扱い方やレイアウト技法などの基礎知識とともに、デザインの発想力を高めるコツを解説する。

【S13】デジタル印刷&加飾技術を活かしたブランド展開と製品開発プロセス
デジタル印刷技術は、人の五感に訴え、高い価値を生む可能性がある。重要なことは、マーケティングで技術の強みを活かすことだ。デジタル印刷とデジタル加飾を活用したブランドの立ち上げと製品開発の事例とプロセスを解説する。

現場のトラブル対策
 プリプレスや印刷現場で直面するトラブルやその対策につながるコースを紹介する。

【S6】工場管理再点検、事故防止と効率化で利益創出を「自主的な進め方、目標達成に向けた体制作りのヒント」
印刷現場は,改善の余地がある「濡れ雑巾」であり、現場改善による利益創出の機会がある。事故防止や効率化は、その場しのぎの対応では解決できない。その必要性と現状の把握と改善方法、維持継続の視点で、明日からすぐ実践できる具体例を交えて解説する。

【S15】今さら聞けないDTP・プリプレストラブル対策
印刷物の製作過程で起こるトラブルを防止するためには、出力やオフセット印刷の特性・CMS やPDF など関連技術を踏まえたデータ制作をすることが必要となる。完成度の高い印刷物を製作するために、必ず押さえておきたい基礎知識とトラブル対策について解説する。

※カンファレンス・セミナーの内容は、都合によって講師や内容を変更する場合があります。Webサイトなどで最新情報をご確認ください

JAGAT Summer Fes 2018報告

日本印刷技術協会は、8月22日(水)、23日(木)の2日間にわたり、東京都杉並区中野富士見町のJAGAT本社でJAGAT Summer Fes 2018(夏フェス2018)開催し、延べ1,479名が来場した。下記に報告いたします。

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イベントを盛り上げるためには

「ワールドカップっていつからだっけ?」つい先日、家族から聞かれ、はっきりと答えることができなかった。ミーハーとはいえ、スポーツ大好きに私にとって4年前、8年前の同じ時期では考えられないことである。

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