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工場改善に必要なビジョンとリーダーシップ

ビジョンなきシステム開発に学ぶ改善活動

工場改善や標準化の推進においては、ビジョンが必要だ。2021年9月発足のデジタル庁が挑む重要テーマの一つに地方自治体のコンピューターシステムを共通仕様にする「標準化」があるが、日本経済新聞電子版( 2021年8月22日 )によれば、実態は惨憺たるもので住民の氏名や住所などの基本データの保存法すらそろっておらず、ご当地仕様が乱立する。開発した業者しか保守管理できず、コストも高止まりしやすい。「昭和」の名残が色濃いシステムでは、デジタル行政の実現は遠いという。各自治体がバラバラにシステムやしくみを作った結果だ。国としてのビジョンやリーダーシップの欠如だといえる。

リーダーシップはスキルとして捉える

工場改善活動を推進するためには、プロジェクトをけん引するリーダーシップ能力の高い人材が鍵を握る。リーダーシップは、スキルである。工場改善をサポートするコンサルティングファームのコンサルソーシング株式会社によれば(2018年8月26日ブログより)

リーダーシップとは、方針を理解し進むべき道を示し、メンバー個人の能力を引き出し活かし、高い組織力とより良い風土をつくることとある。

リーダーシップは、

①組織が向かうべき道を描き、見せること

②一人ひとりの能力を引き出し、活かすこと

③組織能力をつくり出すこと

④よい組織風土をつくること

⑤異常の見える化と予防管理を行うこと

そのスキルは、

「聞く力」「示す力」「気づく力」

改善活動を推進するリーダーは、組織が向かうべき道を描き見せること、ビジョンを見せて、メンバーや周囲の話を聞き、課題解決の方向を示し、やり遂げるために現場の問題に気づく力が必要だ。今回のpage2022セッションでは、印刷工場の改善活動と多能工化をテーマした講座も開催される。人員確保も難しく、生産効率アップと働き方改革への取り組みが必須の課題となる中、改善活動とその延長線にある多能工化への取り組みを学ぶ講座となっている。考え方を解説し、実務に携わる印刷会社の工場長からの事例紹介も予定されている。印刷工場の改善活動促進の機会として役立てて頂きたい。

(JAGAT CS部 古谷芸文)

S3:印刷工場の改善活動と多能工化

page2022オンラインカンファレンス・セミナー

S4:カラーマネジメントの最新トレンド

2022年6月開講【オンライン】印刷工場長養成講座

マーケティングとどう向き合うか?~組織、新事業、営業強化~

pageセミナーは、「今こそマーケティング」の流れを汲み、印刷会社がマーケティングとどう向き合うべきかに焦点を当て、組織体制の構築、新事業開発、営業強化をテーマに取り上げる。

 

印刷経営とマーケティング
マーケティングの重要性については十分過ぎるほど議論されているが、印刷会社がビジネスに導入していくには多くの障壁がある。「マーケティングの知識、ノウハウ、経験が少なく、実務に活かせない」との声を聞くが、実際にはそれが一番の原因ではない。その前提である、経営者のマーケティングへの本気度と社員へその思いが浸透しているか否かが大きく左右する。そのためには、会社方針、事業計画、組織・人材の体制構築とマーケティング戦略をつなげ、全体最適化を図る必要がある。今回のpage2022セッションでは「今こそマーケティング!(基礎解説編)」で印刷会社になぜマーケティングが必要なのか海外事例を交えながら基礎から解説する。そして「リセット・ザ・印刷ビジネス(結論編)」では、印刷会社がどのようにマーケティングに取り組むべきかについて議論していく。そして「勝ち残る印刷会社のマーケティング戦略」では、その戦略策定及び具体的な構築方法から、現実的に印刷会社が乗り越えるべきハードルについても、提示していく。マーケティングと印刷ビジネスをあらためて考える機会にしていだきたい。

 


新規事業で印刷ビジネスを加速
印刷会社がマーケティング戦略を展開していく上で、新たな収益モデルを構築すべく、新規事業について真剣に考えている印刷会社が増えている。しかし、既存業務との掛け持ちによるジレンマや、新しいことに対するアレルギーから社内理解を得られずに先延ばしになっているケースは多い。今回は、そうした課題に正面からぶつかるために「新事業開発でぶち当たる壁をいかに乗り越えたか~社内報で切り開いた変革事例から学ぶ~」と題したセミナーを行う。印刷会社の実践事例として、自社の強みを再定義し、「社内報」事業で専門特化したglassy株式会社の工藤氏が登壇する。大手航空会社の社内報の受注を皮切りに、多くの企業からオファーを受け、グループ会社5社へと事業拡大を成し遂げている。そこに至るまでには社内間の新規事業に対する思いや組織の壁があり、経営者としてどう乗り越えたのか。実践事例をもとにその苦悩や打開のきっかけなど語っていただく。また、多くの印刷会社の新規事業開発を支援している河島氏からは、新規事業の具体的な進め方、社内外の協力体制の構築について、豊富な事例を交えながらわかりやすく解説する。

 

組織+個人力の向上が不可欠
これまでマーケティングと組織の重要性について説いてきたが、次に必要なのは個人の力を高めることである。先日も印刷会社の経営者と情報交換をしたが、企画営業パーソンのコミュニケーション力が低下しているのが課題だという。顧客ビジネスのマーケティング支援、自社の新事業開発を行うにしても、コミュニケーションや営業力が高いかどうかでは大きな差が出る。今回は、印刷営業の個の力量アップに焦点にあてたベーシックセミナーを展開する。また、営業とは?といった広く抽象的な話ではなく、JAGAT大会2021からpage2022にかけて議題のひとつにあげている、DMに絞った仕事を獲れる営業人材の育成をテーマにしていきたい(DMを受注するために必要な営業の極意)。顧客からのニーズヒアリング、コンテンツ企画、グラフィックデザイン・印刷加工によるクリエイティブ表現から、顧客データの分析、MA、CRMツールの理解やWebサイト、動画など、デジタルメディアの連携等、豊富な事例を交えながら紹介していく。DM営業に必要なスキルや手法は勿論、その幹となる営業マインドのポイントを学ぶ機会にしていただきたい。

JAGAT 塚本 直樹

page2022イベント一覧
展示会(2月2日~4日)
プレセミナー・基調講演(2セッション)
カンファレンス・セミナー(10セッション)

成長する印刷通販と印刷ビジネスの未来

ネットを介して印刷受発注をおこなう印刷通販は、この10数年で1,000億円を大きく上回る市場へと成長した。主な理由として、「多品種小ロットの増加」「Web受発注の利便性」「透明性の高い納期・価格」「信頼できる品質」などが挙げられる。

多品種小ロット化は、印刷に限らずあらゆる業種・製品で見られる現象である。1,000部程度の印刷物であれば、受発注がシンプルで短納期の印刷通販が選ばれることは必然といえる。

また、世の中がインターネット社会となり、ECやWeb受発注は、すでに日常化している。一般的な用紙や印刷方式であれば、データ入稿だけで印刷物を製作できる印刷通販でも大きな問題は生じない。

通常の印刷ビジネスでは、見積・発注・データ制作・校正・印刷・納品というやり取りが発生し、特殊な相談にも柔軟な対応が期待できる。その一方で、予め余裕を持った納期や費用が設定される傾向がある。印刷通販では、データ制作など自己責任と引き換えに透明性の高い納期・価格が設定されている。

つまり、印刷市場にはこのようなニーズが存在しており、印刷通販各社がそれに応え、継続してきたことから、このような市場拡大が実現したと見るべきである。

ラクスルは、印刷通販企業の中でも異色の存在で、自社工場を持たないファブレス経営を実践している。ファブレス経営の例として、海外ではアップルやナイキ、国内ではキーエンス、ユニクロ、任天堂、無印良品など好業績の企業が挙げられる。リソースを得意分野に集中でき、変化に対応しやすいという特徴がある。
ラクスルは、製造部門をパートナー会社に業務委託し、自社はマーケティングとセールスに注力している。全国のパートナー企業とサプライチェーンを構築し、顧客が満足するサービスや品質を提供することで、急成長を遂げている。コラボレーション経営と言い換えても良いだろう。

共進ペイパー&パッケージは、パッケージ印刷通販という新分野を開拓した。元々、紙器や段ボール事業といったB2Bの営業スタイルを得意とする企業が、パッケージ・POP・紙袋などに特化した印刷通販を運営している。
近年では、パッケージデザインがコミュニケーション手法の一つとして捉えられている。POP・紙袋も同様である。キャンペーンや地域に応じてデザインを変更したり、複数のパッケージをテストマーケティング的に使用することもある。
パッケージの印刷通販が、このようなニーズの受け皿となっているのではないだろうか。

グーフはマーケティングオートメーションと連携した印刷物製作のプラットフォームを構築し、生き残る印刷物を模索している。代表的なソリューションとしては、DM制作・印刷・発送を自動化するパーソナライズDMの仕組みを構築し、クライアントのECとの連携を実現した。すなわち、クライアントと印刷会社、プラットフォーマーであるグーフのコラボレーションで、このような生産体制を運営している。

これらのパートナーシップやコラボレーション、顧客のニーズに応える仕組みづくりに、未来の印刷物制作や印刷ビジネスの方向性が隠されているかもしれない。

page2022 カンファレンス[C3]「印刷通販と印刷ビジネスの未来」では、印刷通販とマーケティング連携プラットフォームを通じて、未来の印刷ビジネス・印刷物制作を考えたい。

JAGAT 研究調査部 千葉 弘幸


■その他のpage2022カンファレンス・セミナー(1/31~2/10)

2022/1/31 【プレセミナー】今こそマーケティング!(基礎解説編)
2022/2/1  【基調講演】リセット・ザ・印刷ビジネス (結論編)
2022/2/7   見える化紆余曲折
2022/2/8  インサイドセールスの機能と役割
2022/2/9  webと地域活性化による事業創造
2022/2/10  ビジネスのタネの見つけ方、つくり方、育て方

page2022カンファレンスセミナーの副題は「造注」

「いま最も重要なことは何だ?」ということをつくづく考えてしまう。印刷業界にとって、いま一番必要なことは、仕事の「受注」、つまり「創注(造注)」だろう。とにかく仕事がなければスマートファクトリー云々をいくら唱えても絵空事になってしまう。DXと言ったって、注文を直接的に「作り出す(増やす)」為の仕組みではない。

 

「注文(仕事)を受けるために何が必要なのだろうか?」を考えていきたい。
印刷会社的なメイン回答はまず「(印刷)品質が良い」「(デザイン)品質が良い」だろう。中には売上げ貢献につながる品質もあるだろうが、自己満足的なものがほとんどだ。手触り感とか感性的なものが多く、売上げとは全く関係ないとは言わないが、理屈に裏付けられたものとは言い難く、商業印刷の本来目指す目的とは言い難い。

 

本来の商業印刷はマーケティングツールであり、「顧客を増やすこと(リードジェネレーション)」「顧客を育てること(リードナーチャリング=ファンにすること、優良顧客にすること)」「商品を宣伝(認知)すること」を目的とするものである。つまり売上げを増やすことが最終目的だ。こういうことをデジタルマーケティングでは個別に対処できるのだが、デジタルマーケティングで対処できることのほとんどはデジタル印刷を使えば近似値では実現可能だ。デジタル印刷を使用した印刷物は、デジタルマーケティングツールと言うことを努々忘れないでいただきたい。
少々コストがかさむのは否めないが、その分インパクト度ではE-mailやWeb(Myページ)の上を行く。

 

今回のpage2022で一番言いたいことは、「印刷会社はマーケティングに関わっている会社なんだ」「印刷業はマーケティングに関わっているビジネスなんだ」ということだ。プレセミナー「今こそマーケティング」と基調講演「リセット・ザ・印刷ビジネス」では、米国シカゴのマーケティングエージェンシーのCEOであるロン・ジェイコブス氏にその辺に関しての米国事情を話していただき、マーケティングを活かして、印刷会社が注文を取っていくかというヒント&実現方法について議論する。マーケティングツールの印刷物によってこれだけ売上げが上がるという確約があれば、印刷物は高くても発注するのだ。

 

その他、カンファレンス&セミナーでは造注関連話題のセッションは目白押しだ。
C2「インサイドセールスの機能と役割」は訪問営業に頼っていた印刷会社の営業を見直すものだ。C3「印刷通販と印刷ビジネスの未来」は直接の造注話題で、印刷受注を集めるのは印刷通販で印刷会社は印刷の製造現場としてコラボするという話だ。印刷ビジネスにとって一つの選択肢になり始めているのが現実である。C4「webと地域活性化による事業創造」は、地域ならではの仕事を地域に根ざしたコミュニケーション力で生み出していくという例である。地方印刷会社の場合はどんな会社にも可能な例である。C5「ビジネスの種の見つけ方、つくり方、育て方」やS5「DMを受注するために必要な営業の極意」の二つはそのものズバリで、新規ビジネス開発の話と将来的に残る印刷物の代表であるDMをどのように受注するかという話である。


(専務理事 郡司 秀明)

■ page2022 
   https://page.jagat.or.jp/

 

 

 

page2022リアル展示会会場における感染症拡大防止対策について

2月2日(水)~4日(金)に東京・池袋のサンシャインシティで開催予定のpage2022リアル展示会における、感染拡大防止対策についてまとめました。


1. 主催者として実施する感染症拡大防止対策
  ・来場者へのマスク着用の徹底/会場入口での検温の実施/手指消毒液の設置
  ・適切な身体的距離を保つための表示等の設置
  ・三密回避の注意喚起サインの設置/館内アナウンスの実施
  ・入場口を限定しての入場管理
  ・適切な館内滞留人数の把握と入場制限の実施
  ・場内換気の徹底
  ・運営スタッフのマスク着用/手指消毒の徹底(場合によってはフェイスシールド/手袋の着用)
  ・来場者の個人情報の把握


2. 出展社へ依頼する感染症拡大防止対策
  ・説明員の連日の検温実施(37.5℃以上の方は入館いただけません)
  ・マスク着用と手指消毒の徹底(場合によってはフェイスシールドや手袋の着用)
  ・各ブースでの高頻度接触部位や運営ツールの消毒

以下は推奨事項
  ・説明員/運営スタッフ/施工スタッフの名簿の作成
  ・適切な身体的距離を保つための表示の設置やブース運営
  ・商談カウンターなどでの飛沫拡散防止対策

当協会として、最大限の感染対策を施し、リアル展示会の運営を行ってまいります。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

(page2022 事務局)

新企画ゾーンを活用して新たなチャレンジを

page2022(2022年2月2日~4日@サンシャインシティ)において、マーケティングの理論を体現する様々な企画を用意した。

JAGAT大会のキーフレーズにあえて盛り込んだ「今こそマーケティング!」

11月25日にオンラインで開催した「JAGAT大会2021」は250名近い方にご参加いただくことが出来た。内容としても特にディスカッションに重きを置くべく、講演部分を2つに分け、それぞれに解説とディスカッションを加えて2部構成とした。アメリカの事例を聞いて終わるのではなく、解説とディスカッションを経て、自社に置き換えて考えるきっかけにしていただきたいという想いから構成を変更したが、おかげさまで好評をいただくことができた。JAGAT大会2021のキーフレーズに「今こそ、マーケティング」としたが、ロン・ジェイコブス氏の基調講演を経てのディスカッションを通じて、今さらではなくマーケティングの必要性と重要性をかんがえるきっかけになったのではないか。

JAGAT大会で学びpageで行動に

そして考えて終わりではなく、行動に繋げていただくべく、page2022(2022年2月2日~4日@サンシャインシティ)において、マーケティングの理論を体現する様々な企画を用意した。
まず展示会場に「デジタルマーケティングサービスゾーン(仮称)」を設置する。pageイベントは第1回開催時から「機材展」と言う言い方はしておらず、何か新しいビジネスの種を見つけてもらうべく、カンファレンス・セミナーとセットで実施してきたイベントである。したがってマーケティングを市場の創出、顧客の創造と捉えて、幅広い業種から様々な製品、サービスを集める予定だ。すでにテレビCMを行っているデジタルマーケティング関連企業をはじめとして、多くの申込をいただいてはいるが、バラエティーに富んだゾーンとしてご期待いただきたい。

御社の未来を担う若手社員のチャレンジの場を

そしてもう一つ、印刷関連企業の新たなチャレンジの場を提供したいと考える。展示会場には、印刷会社のための出展ゾーンとしてpage2017から実施している「印刷パートナーゾーン」があるが、このゾーンに隣接して新たなゾーンを展開する。マーケティングは概念だけを学んでもあまり効果は無く、実務での試行錯誤が必須である。敏腕マーケターであればあるほどトライアンドエラー、そして「テストマーケティング」を繰り返し、最適解を見つけ出す。

JAGAT大会2021オンラインでは、これまでのJAGAT大会と同様に、多くの印刷会社の経営者様にご参加いただくことができた。ぜひ経営者の皆様には、自社の課題に落とし込んでいただくとともに、社歴の若い方に新規事業開発のようなチャレンジのきっかけと、それを実行に移すテストマーケティングの場を与えていただきたいと思う。展示会の良い所は、来場者と言う日々のビジネス、営業活動においてはまず出会うことのないはずの人々との出会いの場があることだ。社内で営業トークのロールプレイングを100回行うより、初めて出会うお客様と1回話をする方が、営業スキルは高まる。そして自分たちで考える自社ビジネスや製品の課題とは異なる、お客さん目線での課題を発見できるまたとないチャンスである。価格も人員も最小限に抑えたプランをご用意しているので、チャレンジいただきたい。

「リセット・ザ・フューチャー」に込めた思い

page2022のテーマは、中止となった前回page2021のテーマを継続し「リセット・ザ・フューチャー」とした。これは今の延長線上に見える未来をリセットして、ゼロベースで考えるべきという意味合いを込めた造語である。JAGAT大会2021オンラインに登壇いただいたロン・ジェイコブス氏は「page2017」の基調講演に登壇いただいているが、はからずもその時に思い描いていた未来と今では、全く異なるものになった。そしてそれはこれからも同様といえる。その時に重要なのが、これまでの慣例や既成概念と言ったものにとらわれないことである。コロナ禍を乗り越えつつある今だからこそ、若い力の新たな発想や行動力に期待しても良いのではないか。

今の17歳から26歳となる1995年~2004年に生まれた世代を「Z世代」と呼ぶが、この世代が他の世代と最も異なるのは、デジタルネイティブを超えた「スマホネイティブ」であることだ。物心ついた時にはデジタルが存在し、中高生でスマホを持ち、日々SNSからの情報のシャワーを浴び続けて育った世代の感性は、他のそれとは大きく異なる。そしてスマホネイティブだからこそのアナログ回帰の思いも強い。展示会と言うリアルの場を新鮮な場と捉えて生み出す新たな化学反応に期待してはいかがだろうか。

(CS部 堀雄亮)

JAGAT大会2021とpage2022でマーケティング理論を実践へ

今年度の「JAGAT大会2021」は2021年11月25日にオンラインで開催する。

より多くの印刷およびメディア関連事業に携わる皆さまに弊会コンテンツを提供するべく、広く一般の方々にもご参加いただけるオンラインイベントとした。JAGAT会員企業様及び印刷総合研究会会員様は無料で聴講可能です。 https://www.jagat.or.jp/jagat_convention2021

先進事例を自社に置き換えて考える

JAGAT大会2021オンラインでは「page2017」の基調講演に登壇したロン・ジェイコブス氏の「afterコロナを見据えた印刷業界」をテーマにした基調講演と、その講演内容についてのディスカッションをするという構成である。今回特にディスカッションに重きを置くべく、講演部分を2つに分け、それぞれに解説とディスカッションを加えて2部構成としている。アメリカの事例を聞いてふーん、で終わるのではなく、解説とディスカッションを経て、自社に置き換えて考えるきっかけにしていただきたいという想いから構成を変更した。

そして考えて終わりではなく、行動に繋げていただくべく、page2022(2022年2月2日~4日@サンシャインシティ)でも様々な企画を用意した。まず展示会場に「デジタルマーケティングサービスゾーン(仮称)」を設置する。ここではデジタルマーケティング関連サービスを展開する企業を広く集めるだけでなく、マーケティングを市場の創出、顧客の創造と捉えて、幅広い業種から様々な製品、サービスを集める予定だ。

印刷関連企業の新たなチャレンジをサポート

また今回のpage2022においては、貴社の製品・サービスなどの紹介動画コンテンツを配信しその動画の視聴者情報(リスト)を得ることが出来る動画配信プランもご用意している。このプランに、テーブルブース出展を組み合わせたセットプランを設定した。テーブルブースは、通常の出展小間とは異なり、カウンター形式のミニブースであるが、ブース説明員の人員を最小限に抑えることができる。リーズナブルな出展料金と合わせて、新規の出展企業にとっては最適な出展プランである。

JAGAT大会で学びpageで行動に

マーケティングは概念だけを学んでもあまり効果は無く、実務での試行錯誤が必須である。敏腕マーケターであればあるほどトライアンドエラー、そして「テストマーケティング」を繰り返し、最適解を見つけ出す。これまでのJAGAT大会は企業トップにご参加いただくことが多かったが、今回は無料でオンライン視聴が可能となるので、ぜひ社歴の若い方にもご視聴を促していただきたい。そして新規事業開発のようなチャレンジのきっかけと、それを実行に移すテストマーケティングの場を与えていただきたいと思う。コロナ化を乗り越えつつある今だからこそ、若い力の新たな発想や行動力に期待しても良いのではないか。

(CS部 堀雄亮)

印刷会社の自社製品・サービスをpage2022でPR

JAGATでは「page2022」を、2022年2月2日(水)~4日(金)の3日間、
東京・池袋サンシャインシティにて、開催いたします。 それとともに、前回page2021にて実施したオンライン展示会につきましては、 「ビジネス直結」を最優先に考えたオンラインでの展開を行います。

昨年の実績と経験を踏まえブラッシュアップしたオンライン展開

内容を簡単に申し上げますと、今回はご協賛いただく企業様の動画コンテンツを配信し、その動画の視聴者情報(リスト)をお渡しする形になります。リアル展示会のご出展企業であれば、製品動画1本をご用意いただければ、展示会出展1小間分ほどの費用で、御社動画コンテンツの視聴者情報が取得が可能となる。

印刷会社様が出展しやすいオンラインイベントに

そして今回、特に印刷関連企業の皆様にご出展いただくべく、自社セミナーの開催プランに加えて、企業紹介及び製品紹介の動画プランもご用意した。自社紹介の動画であれば、ご用意されている企業も多く、またもし用意が無くても、安価で簡単に動画作成が可能となるサービスも多数存在している。そうした動画をご用意いただければ、page2022期間中に誰が動画を再生したかが分かる仕組みとなっている。リスクとコストを削減し、リアル展示会と同様の効果が得られます。

つきましては、こちらの詳細についての、
事務局からご説明を各社様個別に相談会をオンラインにて行います。

こちらの相談会の参加をご検討する企業様におかれましては、添付ファイルをダウンロードいただき、必要事項をご記入いただきお送りいただきたい。

(JAGAT page事務局)