コロナ禍によりライフスタイルが大きく変わり、仕事や生活のなかで動画コンテンツに触れることは多いだろう。page2021オンラインを経て、動画の有効性と課題について紹介する。
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【再配信】page2021オンラインカンファレンス
好評につき、page2021オンラインカンファレンス一挙配信!
まるまるpage week☆5日間で見逃したカンファレンス全てが視聴できる!
新型コロナウイルス感染症の影響により、オンラインでの開催となった「page2021」。2021年2月8日~26日の期間中に9本のカンファレンスをライブ配信でみなさんにお届けいたしました。日時限定のライブ配信でしたので、「日時の都合がつかずに視聴することが叶わなかった」「再視聴の機会を作ってほしい」との多くのご要望に応じて、再配信いたします!
開催日時
2021年4月19日(月)~23日(金)AM 10:30~12:00 / PM 16:00~17:30
スケジュール
4月 | 配信時間 | タイトル / 登壇者 | |
C1 | 19日(月) | 16:00~17:30 | コロナで変化した世の中の常識について語り、対策を考える 本間充 (アビームコンサルティング) 郡司秀明(JAGAT専務理事) |
C2
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20日(火) |
10:30~12:00 | 色評価用LEDガイドラインプレセミナー~日本印刷学会協力~ 杉山徹 (大日本印刷) 笹沼信篤(印刷学会標準化委員会) 郡司秀明(JAGAT専務理事) |
C3 | 16:00~17:30 | 商品価値を高めるパッケージとデザイン~笠原製菓の再生過程を事例に~ 河島弘司(バリューマシーンインターナショナル) 笠原健徳(笠原製菓/センベイブラザース) 大木啓稔(泰清紙器製作所) |
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C4
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21日 (水) |
10:30~12:00 | 生産管理から始めるスマートファクトリー 井出覚也(富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ) 堤 佑介 (小森コーポレーション) 花房賢 (JAGAT) |
C5
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16:00~17:30 | Webと地域活性化で顧客を創る~実践!インバウンドマーケティング~ 斉藤正美(富沢印刷) 河野竜太(真生印刷) 藤井建人(JAGAT) |
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C6
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22日 (木) |
10:30~12:00 | 営業と生産の溝をどう埋める? ~ものづくりコミュニケーションの改善手法を探る~ 内田拓 (スコラコンサルト) 丸山博司(東洋美術印刷) 有馬靖了(文伸) |
C7 | 16:00~17:30 | デジタル印刷で切り開く新規ビジネス 堀江賢司 (オープンファクトリー) 鍛治川清司(共進ペイパー&パッケージ) 花房賢 (JAGAT) |
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C8 |
23日(金) |
10:30~12:00 | デジタル時代のローカルマーケティング ~withコロナ時代のクロスメディア~ 正木伸繁(ライドオンエクスプレス) 島袋孝一(ヤプリ) 藤井建人(JAGAT) |
C9 | 16:00~17:30 | コロナ後の「未来をどのようにリセットするか?」考える 花井秀勝(フュージョン) 郡司秀明(JAGAT専務理事) |
☆おまとめパックで選べるお得な視聴方法☆
■ 個人様向けに・・・
すべてのセッションが視聴できます。
■ 企業様向けに・・・
1セッションごとに視聴者を振り分けることができます。
例1 )9セッションを3人で振り分ける
C1、C2、C3 → 印刷 太郎
C4、C5、C6 → 組版 花子
C5、C6、C7 → 箔押 光
例2 )9セッションを9人で振り分ける
カンファレンス内容に合った方に振り分け、視聴することができます。
参加費
価格 JAGAT会員 26,000円 /一般 50,000円
※1セッション JAGAT会員 8,000円 /一般 15,000円
お申込み
☆1セッションごとのお申込みはこちらから
■ Web申込み ■ FAX申込み
※ お申込フォームに必要事項をご記入のうえ、お申込みください。
※FAX申込みは、プリントアウトし必要事項をご記入のうえ、
03-3384-3216までFAXにてお送りください。
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■ Zoomウェビナー参加方法のご案内
■ お申込みの流れ
お問い合わせ先
内容・お申込みに関するお問い合わせは下記までお気軽にお寄せください。
[内容に関して]
CS部 TEL:03-3384-3112
[お申込み及びお支払いに関して]
管理部 TEL:03-5385-7185(直通)
page2021オンライン 実施報告
page2021の報告書をまとめましたので、こちらにご報告いたします。また次回page2022についてもお知らせいたします。
【再配信】page2021オンラインカンファレンス
【再配信】page2021オンラインカンファレンス【まとめセット】
オンライン配信に欠かせないカメラ選定のポイント
オンラインビジネスは、コロナ禍では追い風だ。印刷業においてもオンラインイベントやオンラインプレゼンテーション支援サービスなどのビジネスチャンスを耳にすることがある。
page2021オンラインカンファレンスを終えての考察
慣れないオンライン配信ノウハウについては、運営方法やシステム、設備について相談されることがあるも多くなった。JAGATのpage2021オンラインも展示やカンファレンス、セミナーの内容に加え、配信や映像収録ノウハウが重要な要素となっている。オンライン配信においてはカメラが必要になるがSNSなどの情報を見ているとしばしば的外れな情報もあるので気を付けたい。時折話題になる動画撮影におけるビデオカメラVSデジタルカメラ(デジタル一眼) について取り上げてみた。
動画収録ができる機材は色々ある。ビデオカメラと呼ばれるものの他にも、デジタル一眼やコンデジ、スマートフォン、GoPro(アクションカメラ)、監視カメラなど様々だ。中でもユーチューバーの間で話題になっているカメラがデジタル一眼だ。確かに魅力的な機材のひとつだ。だからと言って、必ずしも動画収録においてのベストチョイスとは限らない。使う目的や用途によって変わるからだ。状況に合わせて選ぶことが必要だ。何をどんな風に収録するのか、どんな仕上がりイメージにするのかを考え必要な機種を選定することだ。
<デジタル一眼カメラの利点>
・背景をボカした映像が撮影できる
・比較的暗い場所での撮影に強い
<ビデオカメラの利点>
・長時間の撮影に強い
・比較的ピント合わが簡単で使い勝手良い
背景をぼかすこと、高感度画質がどこまで必要?
デジタル一眼は本当に必要なのであろうか。デジタル一眼カメラの特徴は、映像イメージを記録するセンサーサイズが比較的大きいことだ。一般的な主なデジタル一眼カメラのイメージセンサーのサイズは、フルサイズ(36mm×24mm)、APS-C(23.6mm×15.8mm)、フォーサーズ(17.3mm×13mm)などで、それ以外には1型(13.2mm×8.8mm)やフルサイズよりも大きい中判(43.8mm×32.9mm)と言ったものもある。コンデジやスマートフォンなどのイメージセンサーは1/2.3型前後の大きさで、フルサイズと比較するとかなり小さい。
画素ひとつひとつのセンサーサイズが大きいほど多くの光を取り込めるので画質が良くなる。一方、センサー性能が向上した現在ではどの程度必要かを判断することも重要だ。見る側のニーズを知り、効果に見合った性能を判断することが求められる。動画収録では、解像度に起因する画素数の多さはあまり優先事項にはならない。例えば、フルハイビジョン2Kは1080P(1080×1920)で200万画素程度、4Kは2160P(2160×3840)で800万画素程度の画素数あれば事足りる。ポイントは、階調再現や高感度性能に加えてフレームレート(コマ数)になる。
絵作りとしては、レンズの焦点距離とイメージサークルのサイズ、絞り(f値)の関係よる被写界深度(ピントの深さ)を意識することだ。つまり、焦点を合わせた被写体の前後のボケ加減が判断のポイントだ。例えば、オンラインセミナーを室内で収録する場合は、ピントはやや深い方が良い。講師を映し、背景のモニターや資料がハッキリと見えた方が良いからだ。また、レンズ性能面からも画質がもっとも安定しているのはf8(絞り値)あたりが望ましい。因みに、筆者の場合はオンラインセミナーの収録において、1型(13.2mm×8.8mm)センサーサイズのビデオカメラを使用している。理由は、30分を超える長時間収録時間と十分な映像品質が保てるからだ。ちなみに、ISO800、シャッタースピード80分の1、f8、4800Kで撮ることにしている。余計な背景のぼかしは不必要だ。
レンズのイメージサークルとは何か
イメージサークルとは、レンズを通った光が結像する(ピントが合う)円形の範囲のこと。四角のセンサーフレームによって切り取っている。イメージサークルは、カメラのセンサーサイズより小さいとケラレがおきる。画角は、レンジの焦点距離とセンサーフレームサイズで決まる。
オンライン配信に欠かせないカメラ選定のポイントは、今回はセンサーサイズと絵作りの視点で述べたが項目は多岐にわたりキリがない。コツは、撮りたいもの、イメージ、目的を決めることで必要な要素を絞ることだ。例えば、JAGATで求められている収録内容は、カンファレンスやセミナーだ。講演者数、時間、手法、会場、受講人数等が分かれば照明や音声、撮影方法が決まる。自ずとカメラの種類はビデオカメラの出番が多くなっている。
(CS部 古谷芸文)
【御礼】page2021オンライン 無事閉幕しました
page2021オンラインは昨日2月28日(日)20時に閉幕となりました。
まずはご来場いただいた皆様に心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。速報値として、ユニーク来場者数をお知らせいたします。
ユニーク来場者数:10,052名
延べ来場者数;47,886名
累積ページビュー:440,346名
その他詳細数値は、別途あらためてお知らせいたします。
(JAGAT page事務局)
page2021オンライン コアタイムは本日17時まで
2月8日(月)よりスタートしたpage2021オンライン、会期は2月28日(日)20時までとなります。そして出展企業との商談が可能なコアタイムは本日17時までとなります。
出展企業は41社、動画コンテンツは200本以上に
オンライン展示会場には出展企業41社(2月3日現在)の製品・サービスがリアル展示会さながらに「展示」ではなく「掲載」され、ミニセミナーも無料でオンデマンド視聴できる。withコロナ時代のコミュニケーション、ビジネス情報収集のツールとして、2月28日(日)の会期終了までpage2021を存分に楽しんでいただくための「オンライン展示会の楽しみ方」をご紹介する。
いつでもどこでも何度でも
オンライン展示会がリアル展示会と異なる点は、まず「いつでもどこでも何度でも」参加できることである。page2021オンラインの会期は2月8日から28日までの21日間で、これは3日間開催のリアル展示会の7倍、さらに時間制限もないので実際はそれ以上となる。またウェブ上での展開であることから、皆さんのデスクだけでなく、通勤時や自宅からでもスマホやタブレットで出展企業のブースを訪れることができる。まだアクセスされていない方は、まずはすぐにpage2021オンラインのサイトにアクセスしていただきたい。
来場者が主役の展示会
そして、リアル展示会とオンライン展示会の最大の違いは、コミュニケーションの主導権が来場者にあることだ。オンライン展示会の出展企業は、サイト内を移動している来場者を自社のブースに呼び込むことはできない。またpage2021オンラインでは、出展企業の動画コンテンツの視聴や、アンケートフォームへの回答、チャット商談などには、来場者の属性情報の登録が必須である。つまり、ビジネスの起点は来場者の能動的な行動になるのだ。オンライン展示会の出展企業は、製品デモや紹介動画を数多く掲載している。リアル展示会では会場の時間の制約もあり、各出展企業の動画コンテンツをくまなく見ることは難しい。しかしオンライン展示会であれば、隙間時間を活用して動画を効率良く視聴することができる。
問われるのは情報の質
リアル展示会における出展企業では、用意したパンフレットが何枚なくなり、得られたリストはどのくらいか、つまり「数」が重要だった。しかし、withコロナの時代ではこうした大量配布が難しくなり、良いお客様を集めるための仕組みと、その結果で手にするリストの「質」が重要になった。一方で来場者の側も、待っているだけでは情報を得ることはできず、オンライン展示会の中身をただ見ているだけでは、ただのネットサーフィンと変わらない。オンライン展示会場内における積極的な行動が必要であり、そのためにもpage2021オンラインには「いつでもどこでも何度でも」ご来場いただきたい。
ニューノーマルは「一歩、前へ」
昨今のEメールの受信システムは、必要のないメールは迷惑メールフォルダに振り分けられるか、あるいは削除される。同じように、オンライン展示会においては、動画の視聴やアンケートへの回答によって名刺情報を提供しても、必要がなければその企業からの情報は受け取らなければよい。だが、情報の取捨選択を行うにしても、まずは情報を取得しなければ始まらない。ニューノーマルの時代においては「一歩、前へ」出ることが必要ではないだろうか。
page2021は初のオンライン展示会であり、手探りの部分もある。ご来場いただいた皆様には、積極的な姿勢とともに、2月いっぱいpage2021オンラインを楽しんでいただきたい。
(CS部 堀雄亮)
page2021オンライン ご登録はこちらからどうぞ。→https://page.nikkeineon.jp/
まだまだ間に合う! page2021オンライン展示会の楽しみ方
2月8日(月)よりスタートしたpage2021オンラインは、現在、好評開催中だ。
出展企業は41社、動画コンテンツは200本以上に
オンライン展示会場には出展企業41社(2月3日現在)の製品・サービスがリアル展示会さながらに「展示」ではなく「掲載」され、ミニセミナーも無料でオンデマンド視聴できる。withコロナ時代のコミュニケーション、ビジネス情報収集のツールとして、2月28日(日)の会期終了までpage2021を存分に楽しんでいただくための「オンライン展示会の楽しみ方」をご紹介する。
いつでもどこでも何度でも
オンライン展示会がリアル展示会と異なる点は、まず「いつでもどこでも何度でも」参加できることである。page2021オンラインの会期は2月8日から28日までの21日間で、これは3日間開催のリアル展示会の7倍、さらに時間制限もないので実際はそれ以上となる。またウェブ上での展開であることから、皆さんのデスクだけでなく、通勤時や自宅からでもスマホやタブレットで出展企業のブースを訪れることができる。まだアクセスされていない方は、まずはすぐにpage2021オンラインのサイトにアクセスしていただきたい。
来場者が主役の展示会
そして、リアル展示会とオンライン展示会の最大の違いは、コミュニケーションの主導権が来場者にあることだ。オンライン展示会の出展企業は、サイト内を移動している来場者を自社のブースに呼び込むことはできない。またpage2021オンラインでは、出展企業の動画コンテンツの視聴や、アンケートフォームへの回答、チャット商談などには、来場者の属性情報の登録が必須である。つまり、ビジネスの起点は来場者の能動的な行動になるのだ。オンライン展示会の出展企業は、製品デモや紹介動画を数多く掲載している。リアル展示会では会場の時間の制約もあり、各出展企業の動画コンテンツをくまなく見ることは難しい。しかしオンライン展示会であれば、隙間時間を活用して動画を効率良く視聴することができる。
問われるのは情報の質
リアル展示会における出展企業では、用意したパンフレットが何枚なくなり、得られたリストはどのくらいか、つまり「数」が重要だった。しかし、withコロナの時代ではこうした大量配布が難しくなり、良いお客様を集めるための仕組みと、その結果で手にするリストの「質」が重要になった。一方で来場者の側も、待っているだけでは情報を得ることはできず、オンライン展示会の中身をただ見ているだけでは、ただのネットサーフィンと変わらない。オンライン展示会場内における積極的な行動が必要であり、そのためにもpage2021オンラインには「いつでもどこでも何度でも」ご来場いただきたい。
ニューノーマルは「一歩、前へ」
昨今のEメールの受信システムは、必要のないメールは迷惑メールフォルダに振り分けられるか、あるいは削除される。同じように、オンライン展示会においては、動画の視聴やアンケートへの回答によって名刺情報を提供しても、必要がなければその企業からの情報は受け取らなければよい。だが、情報の取捨選択を行うにしても、まずは情報を取得しなければ始まらない。ニューノーマルの時代においては「一歩、前へ」出ることが必要ではないだろうか。
page2021は初のオンライン展示会であり、手探りの部分もある。ご来場いただいた皆様には、積極的な姿勢とともに、2月いっぱいpage2021オンラインを楽しんでいただきたい。
(CS部 堀雄亮)
page2021オンライン ご登録はこちらからどうぞ。→https://page.nikkeineon.jp/
印刷業界の未来をリセットする~page2021オンライン クロージングセッション~
page2021 Onlineは2月28日に閉幕するが、締めくくりとなるオンラインカンファレンス・クロージングセッションでは、花井秀勝氏を迎え、with/afterコロナ時代におけるマーケティングの考え方を突き詰め、印刷会社業がそれをどう捉え、ビジネスを展開していくべきかについて未来予想をする。
花井氏が会長を務めるフュージョンは、JAGATが標榜する“デジタル×紙×マーケティング”を最も早くから実践する会社の一つである。 もともと花井氏はエリアマーケティングの専門家でもあるが、さまざまなマーケティングデータを分析、駆使し、紙の長所と組み合わせたチラシやDMなどで大きな成果を上げた実績を多数持っている。 その知見、事例を広く紹介すべくJUMP(JAGAT地域大会)でも各地で講演を依頼した。
花井氏は「世の中のデジタルシフトが進む中で、重要になってくるのがマーケティング情報と印刷をどのように連携させるかである。また、DMA(米国ダイレクトマーケティング協会)の調査によればマーケターの半数以上はキャンペーンに3つ以上のチャンネルを使っており、まさにペーパーメディアとデジタルメディアの融合が進んでいる」と前提を示した上で、紙(DM)が持つコミュニケーション力を「五感に訴える」「ストーリー説得力」「パーソナライズ最適性」とし、強力な「行動喚起メディア」であると解説。 実際に、マーケティングデータにより対象顧客の属性分析をした結果をもとにした、運転席を実物大で見せるカタログで成功した車販売DMや、おせち料理を原寸大で掲載したチラシで販売数を飛躍的に伸ばした例。大学の受験者数を拡大するために展開したクロスメディア戦略など、実例を数多く示し、参加者からは「目からウロコ」とばかり大好評を得た。
昨年、JAGATでは“コロナ禍で印刷ビジネスはどう変わるか”をテーマに座談会を実施したが(『テレワーク時代の印刷ビジネス読本』参照)、その席上で花井氏は、印刷ビジネスの変化について3つのポイントを指摘している。
1つは「デジタルマーケティングの利活用」で、ソーシャルディスタンスが叫ばれる今、例えば無料で公開されている人流データを分析し顧客のマーケティング活動を支援できれば印刷ビジネスは大きく発展できる。
2つ目は「セールスプロモーションの再定義」で、従来はとにかく人を集めればよかったが、今は密になっては困るので人を呼んだあとのタッチポイントをどこに置くか、また、地域ごとに同じプロモーションをかけて良いのだろうか、ということを考えなければならない。
3つ目は「印刷会社はもっとネットワーク化していく必要がある」ということ。世の中のエリア(ミクロ)マーケティングに対応して、物流・納期の短縮化や感染対策も含め、これまで以上の印刷会社は連携を深めなければならない。
花井氏には、2月26日にpage2021 Onlineのクロージングセッション「コロナ後の印刷業界を占い“未来をどのようにリセットするか?”考える」に登壇いただく。 テーマに“リセット・ザ・フーチャー”を掲げたpage2021の掉尾を飾るにふさわしく、afterコロナのマーケティング視点で捉えた印刷業が未来をどのようにリセットすべきかについて、上記3つのポイントに関する具体的な話や、多くの示唆が得られるものとご期待いただきたい。
(JAGAT CS部 橋本和弥)
【関連情報】
・page2021 Online(2/8~2/28)
→入場登録(無料)はこちら
・【C9】クロージングセッション(2月26日(金) 14:00~15:30)
「コロナ後の印刷業界を占い“未来をどのようにリセットするか?”考える」