page2021オンラインは昨日2月28日(日)20時に閉幕となりました。
まずはご来場いただいた皆様に心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。速報値として、ユニーク来場者数をお知らせいたします。
ユニーク来場者数:10,052名
延べ来場者数;47,886名
累積ページビュー:440,346名
その他詳細数値は、別途あらためてお知らせいたします。
(JAGAT page事務局)
まずはご来場いただいた皆様に心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。速報値として、ユニーク来場者数をお知らせいたします。
ユニーク来場者数:10,052名
延べ来場者数;47,886名
累積ページビュー:440,346名
その他詳細数値は、別途あらためてお知らせいたします。
(JAGAT page事務局)
オンライン展示会場には出展企業41社(2月3日現在)の製品・サービスがリアル展示会さながらに「展示」ではなく「掲載」され、ミニセミナーも無料でオンデマンド視聴できる。withコロナ時代のコミュニケーション、ビジネス情報収集のツールとして、2月28日(日)の会期終了までpage2021を存分に楽しんでいただくための「オンライン展示会の楽しみ方」をご紹介する。
オンライン展示会がリアル展示会と異なる点は、まず「いつでもどこでも何度でも」参加できることである。page2021オンラインの会期は2月8日から28日までの21日間で、これは3日間開催のリアル展示会の7倍、さらに時間制限もないので実際はそれ以上となる。またウェブ上での展開であることから、皆さんのデスクだけでなく、通勤時や自宅からでもスマホやタブレットで出展企業のブースを訪れることができる。まだアクセスされていない方は、まずはすぐにpage2021オンラインのサイトにアクセスしていただきたい。
そして、リアル展示会とオンライン展示会の最大の違いは、コミュニケーションの主導権が来場者にあることだ。オンライン展示会の出展企業は、サイト内を移動している来場者を自社のブースに呼び込むことはできない。またpage2021オンラインでは、出展企業の動画コンテンツの視聴や、アンケートフォームへの回答、チャット商談などには、来場者の属性情報の登録が必須である。つまり、ビジネスの起点は来場者の能動的な行動になるのだ。オンライン展示会の出展企業は、製品デモや紹介動画を数多く掲載している。リアル展示会では会場の時間の制約もあり、各出展企業の動画コンテンツをくまなく見ることは難しい。しかしオンライン展示会であれば、隙間時間を活用して動画を効率良く視聴することができる。
リアル展示会における出展企業では、用意したパンフレットが何枚なくなり、得られたリストはどのくらいか、つまり「数」が重要だった。しかし、withコロナの時代ではこうした大量配布が難しくなり、良いお客様を集めるための仕組みと、その結果で手にするリストの「質」が重要になった。一方で来場者の側も、待っているだけでは情報を得ることはできず、オンライン展示会の中身をただ見ているだけでは、ただのネットサーフィンと変わらない。オンライン展示会場内における積極的な行動が必要であり、そのためにもpage2021オンラインには「いつでもどこでも何度でも」ご来場いただきたい。
昨今のEメールの受信システムは、必要のないメールは迷惑メールフォルダに振り分けられるか、あるいは削除される。同じように、オンライン展示会においては、動画の視聴やアンケートへの回答によって名刺情報を提供しても、必要がなければその企業からの情報は受け取らなければよい。だが、情報の取捨選択を行うにしても、まずは情報を取得しなければ始まらない。ニューノーマルの時代においては「一歩、前へ」出ることが必要ではないだろうか。
page2021は初のオンライン展示会であり、手探りの部分もある。ご来場いただいた皆様には、積極的な姿勢とともに、2月いっぱいpage2021オンラインを楽しんでいただきたい。
(CS部 堀雄亮)
page2021オンライン ご登録はこちらからどうぞ。→https://page.nikkeineon.jp/
オンライン展示会場には出展企業41社(2月3日現在)の製品・サービスがリアル展示会さながらに「展示」ではなく「掲載」され、ミニセミナーも無料でオンデマンド視聴できる。withコロナ時代のコミュニケーション、ビジネス情報収集のツールとして、2月28日(日)の会期終了までpage2021を存分に楽しんでいただくための「オンライン展示会の楽しみ方」をご紹介する。
オンライン展示会がリアル展示会と異なる点は、まず「いつでもどこでも何度でも」参加できることである。page2021オンラインの会期は2月8日から28日までの21日間で、これは3日間開催のリアル展示会の7倍、さらに時間制限もないので実際はそれ以上となる。またウェブ上での展開であることから、皆さんのデスクだけでなく、通勤時や自宅からでもスマホやタブレットで出展企業のブースを訪れることができる。まだアクセスされていない方は、まずはすぐにpage2021オンラインのサイトにアクセスしていただきたい。
そして、リアル展示会とオンライン展示会の最大の違いは、コミュニケーションの主導権が来場者にあることだ。オンライン展示会の出展企業は、サイト内を移動している来場者を自社のブースに呼び込むことはできない。またpage2021オンラインでは、出展企業の動画コンテンツの視聴や、アンケートフォームへの回答、チャット商談などには、来場者の属性情報の登録が必須である。つまり、ビジネスの起点は来場者の能動的な行動になるのだ。オンライン展示会の出展企業は、製品デモや紹介動画を数多く掲載している。リアル展示会では会場の時間の制約もあり、各出展企業の動画コンテンツをくまなく見ることは難しい。しかしオンライン展示会であれば、隙間時間を活用して動画を効率良く視聴することができる。
リアル展示会における出展企業では、用意したパンフレットが何枚なくなり、得られたリストはどのくらいか、つまり「数」が重要だった。しかし、withコロナの時代ではこうした大量配布が難しくなり、良いお客様を集めるための仕組みと、その結果で手にするリストの「質」が重要になった。一方で来場者の側も、待っているだけでは情報を得ることはできず、オンライン展示会の中身をただ見ているだけでは、ただのネットサーフィンと変わらない。オンライン展示会場内における積極的な行動が必要であり、そのためにもpage2021オンラインには「いつでもどこでも何度でも」ご来場いただきたい。
昨今のEメールの受信システムは、必要のないメールは迷惑メールフォルダに振り分けられるか、あるいは削除される。同じように、オンライン展示会においては、動画の視聴やアンケートへの回答によって名刺情報を提供しても、必要がなければその企業からの情報は受け取らなければよい。だが、情報の取捨選択を行うにしても、まずは情報を取得しなければ始まらない。ニューノーマルの時代においては「一歩、前へ」出ることが必要ではないだろうか。
page2021は初のオンライン展示会であり、手探りの部分もある。ご来場いただいた皆様には、積極的な姿勢とともに、2月いっぱいpage2021オンラインを楽しんでいただきたい。
(CS部 堀雄亮)
page2021オンライン ご登録はこちらからどうぞ。→https://page.nikkeineon.jp/
花井氏が会長を務めるフュージョンは、JAGATが標榜する“デジタル×紙×マーケティング”を最も早くから実践する会社の一つである。 もともと花井氏はエリアマーケティングの専門家でもあるが、さまざまなマーケティングデータを分析、駆使し、紙の長所と組み合わせたチラシやDMなどで大きな成果を上げた実績を多数持っている。 その知見、事例を広く紹介すべくJUMP(JAGAT地域大会)でも各地で講演を依頼した。
花井氏は「世の中のデジタルシフトが進む中で、重要になってくるのがマーケティング情報と印刷をどのように連携させるかである。また、DMA(米国ダイレクトマーケティング協会)の調査によればマーケターの半数以上はキャンペーンに3つ以上のチャンネルを使っており、まさにペーパーメディアとデジタルメディアの融合が進んでいる」と前提を示した上で、紙(DM)が持つコミュニケーション力を「五感に訴える」「ストーリー説得力」「パーソナライズ最適性」とし、強力な「行動喚起メディア」であると解説。 実際に、マーケティングデータにより対象顧客の属性分析をした結果をもとにした、運転席を実物大で見せるカタログで成功した車販売DMや、おせち料理を原寸大で掲載したチラシで販売数を飛躍的に伸ばした例。大学の受験者数を拡大するために展開したクロスメディア戦略など、実例を数多く示し、参加者からは「目からウロコ」とばかり大好評を得た。
昨年、JAGATでは“コロナ禍で印刷ビジネスはどう変わるか”をテーマに座談会を実施したが(『テレワーク時代の印刷ビジネス読本』参照)、その席上で花井氏は、印刷ビジネスの変化について3つのポイントを指摘している。
1つは「デジタルマーケティングの利活用」で、ソーシャルディスタンスが叫ばれる今、例えば無料で公開されている人流データを分析し顧客のマーケティング活動を支援できれば印刷ビジネスは大きく発展できる。
2つ目は「セールスプロモーションの再定義」で、従来はとにかく人を集めればよかったが、今は密になっては困るので人を呼んだあとのタッチポイントをどこに置くか、また、地域ごとに同じプロモーションをかけて良いのだろうか、ということを考えなければならない。
3つ目は「印刷会社はもっとネットワーク化していく必要がある」ということ。世の中のエリア(ミクロ)マーケティングに対応して、物流・納期の短縮化や感染対策も含め、これまで以上の印刷会社は連携を深めなければならない。
花井氏には、2月26日にpage2021 Onlineのクロージングセッション「コロナ後の印刷業界を占い“未来をどのようにリセットするか?”考える」に登壇いただく。 テーマに“リセット・ザ・フーチャー”を掲げたpage2021の掉尾を飾るにふさわしく、afterコロナのマーケティング視点で捉えた印刷業が未来をどのようにリセットすべきかについて、上記3つのポイントに関する具体的な話や、多くの示唆が得られるものとご期待いただきたい。
(JAGAT CS部 橋本和弥)
【関連情報】
・page2021 Online(2/8~2/28)
→入場登録(無料)はこちら
・【C9】クロージングセッション(2月26日(金) 14:00~15:30)
「コロナ後の印刷業界を占い“未来をどのようにリセットするか?”考える」
オンライン展示会場には出展企業41社(2月3日現在)の製品・サービスがリアル展示会さながらに「展示」ではなく「掲載」され、ミニセミナーも無料でオンデマンド視聴できる。withコロナ時代のコミュニケーション、ビジネス情報収集のツールとして、2月28日(日)の会期終了までpage2021を存分に楽しんでいただくための「オンライン展示会の楽しみ方」をご紹介する。
オンライン展示会がリアル展示会と異なる点は、まず「いつでもどこでも何度でも」参加できることである。page2021オンラインの会期は2月8日から28日までの21日間で、これは3日間開催のリアル展示会の7倍、さらに時間制限もないので実際はそれ以上となる。またウェブ上での展開であることから、皆さんのデスクだけでなく、通勤時や自宅からでもスマホやタブレットで出展企業のブースを訪れることができる。まだアクセスされていない方は、まずはすぐにpage2021オンラインのサイトにアクセスしていただきたい。
そして、リアル展示会とオンライン展示会の最大の違いは、コミュニケーションの主導権が来場者にあることだ。オンライン展示会の出展企業は、サイト内を移動している来場者を自社のブースに呼び込むことはできない。またpage2021オンラインでは、出展企業の動画コンテンツの視聴や、アンケートフォームへの回答、チャット商談などには、来場者の属性情報の登録が必須である。つまり、ビジネスの起点は来場者の能動的な行動になるのだ。オンライン展示会の出展企業は、製品デモや紹介動画を数多く掲載している。リアル展示会では会場の時間の制約もあり、各出展企業の動画コンテンツをくまなく見ることは難しい。しかしオンライン展示会であれば、隙間時間を活用して動画を効率良く視聴することができる。
リアル展示会における出展企業では、用意したパンフレットが何枚なくなり、得られたリストはどのくらいか、つまり「数」が重要だった。しかし、withコロナの時代ではこうした大量配布が難しくなり、良いお客様を集めるための仕組みと、その結果で手にするリストの「質」が重要になった。一方で来場者の側も、待っているだけでは情報を得ることはできず、オンライン展示会の中身をただ見ているだけでは、ただのネットサーフィンと変わらない。オンライン展示会場内における積極的な行動が必要であり、そのためにもpage2021オンラインには「いつでもどこでも何度でも」ご来場いただきたい。
昨今のEメールの受信システムは、必要のないメールは迷惑メールフォルダに振り分けられるか、あるいは削除される。同じように、オンライン展示会においては、動画の視聴やアンケートへの回答によって名刺情報を提供しても、必要がなければその企業からの情報は受け取らなければよい。だが、情報の取捨選択を行うにしても、まずは情報を取得しなければ始まらない。ニューノーマルの時代においては「一歩、前へ」出ることが必要ではないだろうか。
page2021は初のオンライン展示会であり、手探りの部分もある。ご来場いただいた皆様には、積極的な姿勢とともに、2月いっぱいpage2021オンラインを楽しんでいただきたい。
(CS部 堀雄亮)
page2021オンライン ご登録はこちらからどうぞ。→https://page.nikkeineon.jp/
コロナ禍がもたらした“ニューノーマル”といわれる時代にあって、各種オンライン配信ツールが開発され、普及したこともあり、さまざまな催しのオンライン化が急速に進んだ。オンラインセミナーやオンライン会議はもとより、展示会やコンサート、株主総会、就職戦線における採用プロセスなどにも採用され、さらにオンライン飲み会となると、まさにオンラインが“新たな日常”となった。
JAGATでもオンライセミナーが普通となり、講師との打ち合わせもZoomミーティングで行い、理事会もオンラインで実施している。 そしてpage2021も初めてオンラインで実施となったが、新たな日常が当たり前となった今、さしたる抵抗感もなく大勢の方にご参加いただけるものと期待していたが、開会8日目の2月15日までで来場者が2万人を突破した。
(株)展示会営業マーケティング が2020年10月に、展示会に参加したことのあるビジネスマンを対象に「コロナ禍における展示会の実態及び今後の参加動向」に関する調査を行っている。
「あなたは、コロナ禍の状況において、来場者として展示会に参加したいと思いますか。」の問に、「あまり参加したくない」が49.1%、「絶対に参加したくない」が8.5%と、57.6%上が「参加したくない」と回答。その理由として「ある程度オンラインで対応可能」や「密を避けるのは難しそう」の声が得られた。
また、「あなたは、非接触で参加することできる、完全オンラインで行われる展示会についてどう思いますか。」と質問したところ、「非常に興味がある」が21.7%、「少し興味がある」が43.4%と、「興味あり」と回答したビジネスマンは65.1%であった。 「より多くの情報を得やすい」や「実物をみないと不安」など賛否があるものの、多くのビジネスマンがオンライン展示会に高い関心を示していることがわかる。としている。
緊急事態宣言もあり、アンケート結果のように過半数以上の人が参加を躊躇し、来場者が見込めない以上オンラインに移行せざるを得ないのだが、完全オンライン展示会に対しても7割弱の人が興味を持っており、オンライン展示会を単にリアル展示会の代替開催と考えるのではなく、オンラインならではのメリットを訴求すべく未来志向で展開していきたい。
第一に、リアルであれば3日間だけあるが、オンラインでは2月8日から2月28日までと長期間開催するので、これは参加者、出展者双方にとってメリットであろう。 よく言われるように、出展者にとっては時間と所在地に縛られず、幅広い集客が得られ全国の見込み客にアプローチできるだけでなく、ブースの設営費用や対応人員の人件費が抑えられる。 また、pageでは開催時期もあって毎年のように降雪があり、来場者が減ってしまう日もあるが、こうした天候に左右されることもない。
参加者は都合の良い時間と場所を選んで、何度でも手間いらずに入場できる。しかも交通費等の費用も不要である。また、興味のないブースを避け、雑音にも惑わされることなく効率よくブース巡りができる。もちろん、着目した出展社とは名刺交換やチャット機能などを使ってコミュニケーションも可能である。
こうしてみると、今後ニューノーマル時代の展示会は、リアルとオンラインの同時開催が普通になってくるのかもしれない。まずは、page2021 Onlineにご参加いただき、ご感想、ご意見をお聞かせいただきたいので、ぜひ大勢の皆様のご登録をお願いする次第である。
(JAGAT CS部 橋本和弥)
【関連情報】
・page2021 Online(2/8~2/28)
→入場登録(無料)はこちら https://page.nikkeineon.jp/registration
2回目の緊急事態宣言が発令により、テレワークを推進している企業も多い。しかしながら、テレワークへ円滑に移行できている企業は少なく、どうしても作業能率は下がる。ただ、仕事の移行だけを考えるのではなく、テレワーク期間を社員がじっくり考える時間に当てるのはいかがだろうか。前回の緊急事態宣言においても、自粛期間に社員へ業務改善や新ビジネスの企画を考えさせたり、通信教育や書籍を活用して社員教育を行っている企業も見受けられた。印刷会社の事例で言えば、抗菌、抗ウイルス印刷、感染防止の印刷サービス、巣籠需要を狙った紙商品のカードゲームの開発等、その取り組みは多岐に渡っていた。自粛期間中に、with/afterコロナにおけるマーケットや技術のトレンドをいち早く捉えて、新たなビジネスの企画や業務改善に取り組むことができるか否かが、勝敗を分けると言っても過言ではない。
前回の自粛期間はオンラインが一般的ではなく、在宅で情報を収集する場や勉強する機会は限られていた。しかし、あれから1年弱の月日が経ち、オンラインに対応した研修、展示会、イベントは多く開催されている。つまり、自宅に居ながらもビジネスのトレンド収集や勉強する機会は格段に増えている。印刷業界でみても、各メーカー主催のオンラインイベントも開催されている。2月8日から開催する「page2021オンライン」では、総勢40社を超える出展社による印刷、マーケット、技術の最新情報がリリースされるし、20セッション以上の無料セミナーもオンデマンドで視聴できるため、情報収集、勉強する機会は充実している。
先日話を伺った印刷会社では、今回の緊急事態宣言における自粛期間の社員活動のテーマを「ビジネス×人材育成」とし、page2021オンラインを活用したビジネス企画と人材育成の両面を考えている。具体的には、page2021オンラインに社員を参加させ、印刷業界のトレンドについて勉強を兼ねて情報収集することを徹底するようだ。ただ参加させるだけではなく、製品・サービスの情報をもとに自社のビジネスへの活用方法や業務改善とリンクをさせた報告レポートの提出を必須にしている。自社の仕事とリンクしながら考える時間を設けることで、社員が自分事としてオンライン展に参加する意識を高めるのが狙いだ。次に、その報告をもとに上長がいくつかピックアップしたテーマについて、社員同士でグループワークの機会を設ける。自身の仕事と関連付けながら考え抜くことで、オンライン展示会での情報収集や勉強だけに留まらず、実際のビジネスにつながる可能性がある。また、人材育成としても、勉強の枠を超えた実践的なものになりその効果に期待も高まる。今までも、pageリアル展示会へ社員を参加させていたが、仕事の都合上や物理的な移動を伴うためその参加人数は限られていた。しかし、テレワーク期間によって時間の都合がつけやすいうえに、オンラインによる参加が可能なため今まで以上に多くの社員を参加させることができる。今の状況をプラスに捉えビジネスと人材育成の両輪を回す考え方に感銘を受けたため紹介した。
前回の自粛期間とは違い、オンラインイベントによる情報収集や関係者とのデジタルコミュニケーションの機会は格段に増えている。この機会をどう生かすかが今後のビジネス展開の差になるであろう。2月8日に開幕した「page2021オンライン」が、そのお役に立てば幸いである。
(JAGAT CS部 塚本直樹)
【関連情報】
page2021オンライン展示会(2/8開幕)
日本国内で初めての感染者が確認されてから1年が経ち、三密対策が浸透する一方で、コロナ慣れも拡がり、緊急事態宣言の効果が限定的なものとなることが懸念されている。
東京都のテレワーク導入率調査では、都内企業(従業員30人以上)の導入率は2020年3月の24.0%から、1回目の緊急事態宣言で4月には62.7%まで上昇したものの、宣言解除後の6月には57.8%に下がり、12月も51.4%にとどまっていた。2回目の緊急事態宣言を受けて2021年1月は57.1%と、前月に比べて5.7ポイント上昇したが、2020年4月と比べると5.6ポイント低くなっている。
日本生産性本部が2021年1月12~13日に実施した「第4回働く人の意識調査」によれば、緊急事態宣言下の1都3県のテレワーク実施率は32.7%、2020年10月の28.3%からは上昇したが、同じく緊急事態宣言下だった5月の41.3%に比べると約10ポイント低くなっている。一方、コロナ禍収束後もテレワークを望む回答は76.4%(「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」の合計)で、過去4回の調査で最多となった。
勤め先への信頼感も調査していて、勤め先の健康配慮について肯定的(「そう思う」「まずまずそう思う」の合計)が65.0%、信頼度も肯定的(「信頼している」「まずまず信頼している」の合計)が62.7%で、いずれも7月調査以降安定傾向にある。
働き方改革の文脈でテレワークを取り入れた新しい働き方を定着させていくには、どんなことが必要だろうか。他社もやっているからという同調圧力ではいずれ元に戻ってしまうことは、2つの調査からも明らかだ。社員やその家族がより幸せになる働き方を実現するには、大局的な経営判断が求められるだろう。
2020年7月に野村総合研究所(NRI)が行った調査によると、従業員1000人以上の大企業のほぼ半数、日本全体では約3割の従業員がテレワークを経験している。テレワークによる生産性の低下が指摘されるが、NRI社内での実証実験ではテレワークによる生産性低下の影響は限定的で、むしろワークライフバランスが改善することで生産性向上に結びつくという側面も見られたという。
JAGATでは1回目の緊急事態宣言下では、隔日で在宅勤務を実施し、JAGAT通信教育「よくわかる印刷技術・基本」に取り組んだ。印刷技術の基礎を全社員があらためて整理し直すことは、テレワークの機会がなければできなかったことだろう。
日本生産性本部の先の調査では、1年間に及ぶコロナ禍の期間中、9割以上の雇用者がOff-JTを受けていないが、自己啓発を「行っている」は10月調査の15.6%から20.1%へと増加している。特に30 代では63.4%(「行っている」と「行っていないが、始めたいと思う」の合計)が自己啓発に前向きな姿勢を示している。
2回目の緊急事態宣言を受けて、JAGATが毎年2月に開催しているpage展をリアルからオンラインに全面的に切り替え、「page2021オンライン」として開催することとなった。これまで会場に来られなかった方々にも、オンライン展示会ならではの利便性を感じていただき、ビジネスに役立つミニセミナーやカンファレンスの聴講や、最新情報へのアクセスを行ってほしい。
また、毎年page展ではJAGAT図書の販売を行っていて、実際に本を手に取っていただき、ささやかながらアドバイスを行ってきた。今年はリアルではできないが、「JAGAT Book Store」から購入して自己啓発につなげていただければと思う。
(JAGAT CS部 吉村マチ子)
印刷会社では部門間の対立はよくあることだ。しかし、これを放置しておくと社内のコミュニケーションがとれなくなり、生産性の低下をまねき企業の存続にかかわりかねない事態を引き起こす可能性もある。部門間の対立は個々の社員が他部署の仕事内容や状況への理解不足が原因であることが多い。こうした問題を解決するために経営者も含め社員も取り組んでいるある印刷会社で生産部門がかかえる営業部門への不満の事例を紹介する。
いちばん多いのが、原稿の入稿時に営業が顧客の情報を十分に理解しないで、丸投げの案件が多すぎる、ということだ。こうした場合、生産側では指示の内容が判断できず再度、営業に確認する必要があり余計な時間を使ってしまう。次に多いのが、営業が指定した納期と制作スケジュール間が合っていないことだ。早めに校正をあげても営業の判断で渡していなかったり、戻しの際に直しの指示が曖昧なことがある、といったことがある。このため、現場は通常予定していた生産計画がくずれてしまい、残業が増えるなどの無理が生じてしまう。また、営業は他社との価格競争により採算割れの受注をすることもあり、その結果として生産部門にしわ寄せされることがある。
まず、部門間で互いに連携しやすいように情報の共有化を図ることが大切だ。互いの意見をいう事により、それまで隠れていた情報も表にでてくることもある。こうしたことが部門間の溝を埋めることもある。ここで大切なのはオープンな議論ができる環境であることだ。単に責任追及することが議題になれば正確な情報は出てこない。職場横断的な委員会活動やプロジェクトチーム活動を開催するのも有効だ。しかし、この活動が単なる利害調整の場になってしまっては意味がない。目標を見失なわないように、常に行動をチェックしながら活動することが大切だ。
製造現場でよくみられるが、自分の担当する機械は整理整頓が徹底し仕事もうまくこなせるが、担当以外の機械については全く関心をもたない非協力的は人がいる。年齢が高齢な人が多い。新人を育成させ、現場の多能工化などを意識的に行う必要もあり、今までの保守的な考え方を改めることも必要だ。最後に、一番大切なことは全体最適を目指すので社長からしっかりした方針がだされていることだ。この方針に基づいて各部署が動けば、部門間のベクトル合わせはやりやすくなる。
page2021カンファレンス「営業と生産の溝をどう埋める?~ものづくりコミュニケーションの改善手法を探る~」セッションでは、東洋美術印刷(株)の丸山様、(株)文伸の有馬様、スコラコンサルト(株)の内田様にご登壇いただき営業と製造の立場から問題点を挙げ、解決のための取り組みについて議論していく。印刷会社はそれぞれの社風があるため共通の答えをもとめることは難しい。しかし、このセミナーの議論の中で各印刷会社の状況と照らし合わせて自社に合った問題解決のヒントをみつけてほしい。
(CS部 伊藤禎昭)
■page2021オンライン展示会
■page2021オンラインカンファレンス
https://page.jagat.or.jp/sessionList/onlineConference
■営業と生産の溝をどう埋める?~ものづくりコミュニケーションの改善手法を探る~
オンライン展示会場には出展企業41社(2月3日現在)の製品・サービスがリアル展示会さながらに「展示」ではなく「掲載」され、ミニセミナーも無料でオンデマンド視聴できる。withコロナ時代のコミュニケーション、ビジネス情報収集のツールとして、2月28日(日)の会期終了までpage2021を存分に楽しんでいただくための「オンライン展示会の楽しみ方」をご紹介する。
オンライン展示会がリアル展示会と異なる点は、まず「いつでもどこでも何度でも」参加できることである。page2021オンラインの会期は2月8日から28日までの21日間で、これは3日間開催のリアル展示会の7倍、さらに時間制限もないので実際はそれ以上となる。またウェブ上での展開であることから、皆さんのデスクだけでなく、通勤時や自宅からでもスマホやタブレットで出展企業のブースを訪れることができる。まだアクセスされていない方は、まずはすぐにpage2021オンラインのサイトにアクセスしていただきたい。
そして、リアル展示会とオンライン展示会の最大の違いは、コミュニケーションの主導権が来場者にあることだ。オンライン展示会の出展企業は、サイト内を移動している来場者を自社のブースに呼び込むことはできない。またpage2021オンラインでは、出展企業の動画コンテンツの視聴や、アンケートフォームへの回答、チャット商談などには、来場者の属性情報の登録が必須である。つまり、ビジネスの起点は来場者の能動的な行動になるのだ。オンライン展示会の出展企業は、製品デモや紹介動画を数多く掲載している。リアル展示会では会場の時間の制約もあり、各出展企業の動画コンテンツをくまなく見ることは難しい。しかしオンライン展示会であれば、隙間時間を活用して動画を効率良く視聴することができる。
リアル展示会における出展企業では、用意したパンフレットが何枚なくなり、得られたリストはどのくらいか、つまり「数」が重要だった。しかし、withコロナの時代ではこうした大量配布が難しくなり、良いお客様を集めるための仕組みと、その結果で手にするリストの「質」が重要になった。一方で来場者の側も、待っているだけでは情報を得ることはできず、オンライン展示会の中身をただ見ているだけでは、ただのネットサーフィンと変わらない。オンライン展示会場内における積極的な行動が必要であり、そのためにもpage2021オンラインには「いつでもどこでも何度でも」ご来場いただきたい。
昨今のEメールの受信システムは、必要のないメールは迷惑メールフォルダに振り分けられるか、あるいは削除される。同じように、オンライン展示会においては、動画の視聴やアンケートへの回答によって名刺情報を提供しても、必要がなければその企業からの情報は受け取らなければよい。だが、情報の取捨選択を行うにしても、まずは情報を取得しなければ始まらない。ニューノーマルの時代においては「一歩、前へ」出ることが必要ではないだろうか。
page2021は初のオンライン展示会であり、手探りの部分もある。ご来場いただいた皆様には、積極的な姿勢とともに、2月いっぱいpage2021オンラインを楽しんでいただきたい。
(CS部 堀雄亮)
page2021オンライン ご登録はこちらからどうぞ。→https://page.nikkeineon.jp/