可視光は、肉眼に入射して直接に視感覚を起こすことができる放射で、約400nmから700nmの波長をもつ。CIE(国際照明委員会)では下限波長380nm、上限波長780nmとしている。
波長の違いは光がプリズムを通る際の屈折率の変化で知ることができる。プリズムに白色光を通すと虹のような連続的な色の変化が見られる。
太陽光の白色光には可視光の波長が連続的に含まれている。波長によってレンズでの屈折率が異なるので色収差が出て、異なる色として認識できる。
光の波長は短いほど大きく屈折する。屈折はプリズムやレンズの厚い方に向かって起こる。
シャボン玉や油膜のように、薄膜表面で反射した光と裏面で反射した光が重なって特定の波長に強弱が起こり、色を生じる現象を干渉という。
光が影の内側に回り込むので物体の影の輪郭がぼやけて見える。これは光の波動性の性質によるもので回折という。
空が青く見えたり、夕方の太陽が赤・橙色に見えたりするのは、光が大気中の小さな粒子に当たって散乱することで起こる。
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