コンピューターは、「0」と「1」による2進数でデータの処理を行う。2進数による表記は、人による識別が困難なため、2進化10進法(BCD:Binary Coded Decimal)や16進法(Hexadecimal)でデータを表す。
データの最小単位は「bit(ビット)」であり、1Byte(バイト)=8bitである。「Byte」は2の8乗(8bit)であり、10進数で表す場合は256までの数字を表現できる。
画像データのカラー表現(階調表現)では、8bitや16bitといった単位が用いられる。8bitは256階調、16bitは65,536階調の表現が可能である。
文字表現では、0~255までの数値を文字に割り当て処理を行う。漢字を表現する場合は、2バイト(2の16乗=16bit)必要である。
コンピューターで扱う情報量は膨大なものとなり、その単位も大きな桁数を表すものが使われている。1KB(キロバイト)は1,024Byte(2の10乗)、1MB(メガバイト)は1,024KB(2の20乗=1,048,576Byte)、1GB(ギガバイト)は1,024MB(2の30乗=1,073,741,824Byte)、1TB(テラバイト)は1,024GB(2の40乗=1,099,511,627,776Byte)である。
伝送速度とは、一定時間内に転送が可能なデータ量を表す。1秒間に転送できるデータ量を表す際には、「bps」の単位が使用される。
bps(bit per second)は、通信の際に使用される単位である。1秒間に何bitのデータ転送が可能であるかを示す。実効速度(スループット)は、実質的なデータ転送量や処理量を表し、一般に実効速度は伝送速度よりも遅くなる。