[コミュニケーションと印刷ビジネス]5-6-2 Web to Print

2024.12.9修正
  • Web to Printとは、Webブラウザーからデータエントリーや印刷指示を行い、印刷物を制作・納入するシステムや仕組み、およびビジネスの総称である。Web to Printを活用したさまざまなビジネスは世界各国で定着しているほか、国内でも成長している。

B2CモデルのWeb to Print

  • 印刷通販(ネット印刷)は、不特定多数のエンドユーザーを対象としたB2CのWeb to Printである。例えば、パンフレットやカタログ、冊子類、ポスター、名刺やはがき、フォトアルバム、ブログ出版、同人誌などが製作されている。オフセット印刷やデジタル印刷などの印刷方式、用紙や製本、表面加工などを指定することも可能である。

特定企業間(B2B)のWeb to Print

  • Web to Printには、特定の企業間で構築するB2Bモデルもある。定期的、または繰り返し発注される印刷物の受発注、納品、経費管理などを一元管理し、業務を効率化する。例えば、名刺印刷、全国の店舗のキャンペーン用チラシやパンフレット、DMなどの業務で利用されている。

  • 発注企業にとって、業務効率化に加えてコストダウンや納期短縮などのメリットがあり、印刷会社側にとっても繰り返し受注が見込まれる。