近年、1冊単位で書籍の注文を受け、デジタル印刷にて製造・発送するオンデマンド出版サービスが定着している。
代表的なものが、Amazon PODを利用したサービスである。出版社から印刷データを預かり、注文に応じて書籍を印刷・製本し、発送している。
出版社から見ると、初期の印刷費用が発生せず、返本リスクがないため、出版機会増加というメリットがある。読者から見ると、品切れの影響なしに本を入手できる。
大手出版社の一部では、自社内にデジタル印刷設備を導入し、極小ロット出版に取り組む事例も増えている。読者や著者の要望に応え、機会損失の解消を図っている。
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