[コミュニケーションと印刷ビジネス]5-6-3 デジタルオンデマンド出版

  • 近年、ECサイトなどから1冊単位で書籍の注文を受け、デジタル印刷にて製造・発送するオンデマンド出版サービスが定着している。

  • 代表的なものが、AmazonのPODを利用したサービスである。出版社から印刷データを預かり、注文に応じて書籍を印刷・製本し、発送している。

  • 出版社から見ると、初期の印刷費用が発生せず、返本リスクがないため、品切れ本販売や新規の出版機会増加というメリットがある。読者から見ると、品切れ本などを入手することができる。

  • 大手出版の一部では、自社内にデジタル印刷機を導入し、品切れ本などの極小ロット出版に取り組む事例も増えている。読者や著者の要望に応えられ、機会損失の解消を図っている。

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