各地の声（2010年3月*）

3月は年度末であり、そして新年度に備える大切な月。新年度に向けて、各社は受注減少や価格低下に生産性向上や小ロット受注、電子書籍対応などで乗り越えようと努力している。

 

石川：総合
4月は顧客側の受注担当者が交代することが多く、今日まで相談していたことが、第一歩から踏み出す必要があります。人脈作りに努力が必要になり、4月は様々な事で困難な時期となります。

福井：事務
3月期決算は国の施策や主要観客の特需、小ロット印刷の受注強化により増収増益を確保できたが、4月以降は需要の先食い感が否めず、不安は残る。 設備にマッチした受注の選別と少数精鋭化をすすめ、利益優先の経営に徹する。

静岡：商業
小ロット化や受注単価の下落で、受注件数は大幅に増加したが、売上面では大きく前年割れとなった。ますます製造現場における生産性のアップが課題である。

愛知：出版
半年の傾向では、ハード（紙）は夏に減少。ソフトでの収益が経営課題になる。電子書籍端末の活用・対応も今後の課題になる。

大阪：商業
今年度より官公庁の入札に参加したが、呆れるぐらいの低い入札価格に驚いた。しかも大型案件の下落率はひどく、前回価格はなんだったのか考えてしまいます。

兵庫：商業
from kobe.jpで特集しているリスシオ1「ＬＩＳＣＩＯ－1」という万年筆のために生まれた紙は、当社の独自開発した画期的な紙です。

広島：商業
年度末需要があり、平成21年度は想定以上の業績結果となった。息をつくのも束の間、平成22年度は、いっそう厳しい市場環境となっている。これからも売上増加策とコストダウン対策において更なる成果を求め、事業の健全な発展を期したい。

山口：商業
官公庁関係の受注が毎年減少、20年前と比べて3分の1に減少。今後どうなることか。

※１ヵ月ディレイ。最新情報はＪＡＧＡＴ会員企業限定の月刊誌「JAGAT　info」に掲載。

（「2010年3月度　印刷業毎月観測アンケート」より）