本記事は、アーカイブに保存されている過去の記事です。最新の情報は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)サイトをご確認ください。
7月の売上高は4.6%減と下げ幅は3カ月ぶりに拡大。2010年に入ってから受注件数は前年比97%以上で推移し続けているが、売上高の戻りが遅れている。改めて状況の正確な把握と共有を始める会社も。
■茨城:商業
猛暑の影響でエアコンなどの季節商品は好調のようですが、販促の動きは鈍いですね。エコ減税終了後の買い控えが景気に影響しないか、今から心配しています。
■東京:商業
幹部社員を集め、今後の印刷会社経営に関する見通しや印刷媒体のリスク、印刷会社の強みなどを改めて洗い出しました。日ごろ分かっているようで分かっていないこと、皆で共有しているようでしていなかったことなどが分かり、有意義な取り組みになりました。
■長野:総合
情報と技術変化が早く、一人ひとりが企業と自分の生活のために最善の努力をして利益を出す仕事に創意工夫が最も必要と自覚し、毎日を前進する夢と希望をもって、一生懸命になることと考えます。成果の達成と目標の達成力。
■静岡:商業
受注件数は前年同月比で変化はないが、受注一点当たりのグロスと単価の減少で、売り上げは前年並みの確保が難しい。
■大阪:商業
輪転機を持つ中堅印刷会社が、最近2件、破産手続きをした。A輪&B輪の機械台数がかなり減少している。ここで印刷単価のアップが望まれる。
■兵庫:商業
どこへ行っても「印刷業界は大変ですね」と同情される。これまで期待されていたことは何だったのだろか。期待の減少に伴い、顧客のニーズが他業界に流出しているような気がする。
■広島:商業
攻撃を忘れた営業マンは見ていて寂しい。減り続ける売り上げを見てそれでも言い訳をする。既にあるものか、これから生まれるであろうものを取りに行く智恵と行動力がなくては、勝ち残ることができないと分かっているのに。印刷業界、いつの時代もこうなのだろうな。
(「2010年7月度 印刷業毎月観測アンケート」より)