本記事は、アーカイブに保存されている過去の記事です。最新の情報は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)サイトをご確認ください。
キーワードは、「ソーシャル」「クラウド」「位置情報」そして「リアルタイムウェブ」である。
Youtubeで200万回以上も再生されている下記リンクの映像はご覧になったことがあるだろうか?
■Future of Screen Technology
http://www.youtube.com/watch?v=g7_mOdi3O5E
未来におけるデジタルメディアとの関わり方を示したコンセプトムービーである。こういったコンセプトムービーの類はYoutubeではたくさん見つかる。これらは例えばクラウドベンダーによる企業CMだったりもするが、先にあげた重要キーワード「ソーシャル」「クラウド」「位置情報」「リアルタイムウェブ」などの要素がここに入ってることに注目しなくてはいけない。そしてそれらを具現化してるのがモバイル端末であるということだ。
クロスメディアは、顧客に対するソリューションである。そして、それはつまり顧客の先の顧客(エンドユーザ)に対してユビキタスなサービスを提供するということである。ユビキタスは、「それが何であるか」を意識させないインターフェースや技術のことである。
つまり、顧客の先の顧客(エンドユーザ)に、便利だ!と思わせるようなサービスを提供できるように、そういうソリューションを顧客に用意することが、クロスメディア提案なのである。
繰り返しになるが、そのための重要キーワードが「ソーシャル」「クラウド」「位置情報」「リアルタイムウェブ」である。これらを理解して、利活用する発想を持たなくてはならない。
PAGE2011カンファレンスの、クロスメディアカテゴリではこれら重要キーワードについて多面的に捉えようと、4セッションを構成してみた。キーワードの解説をWebで読んだくらいでは紐解けない、実際のビジネスの中身だったり将来像や考察を含めて、理解していただきたい。メディアもデバイスも多様化して変化できないところは生き残れない厳しい状況になっていく。
年末年始に騒動になったおせち問題も、年明けにマスコミが報道しはじめるまでにはネット上にすべて材料が揃ってしまっていた。企業のソーシャル活用の難しさも「ソーシャル」のセッションでは取り上げる。また、グルーポン系のいわゆる「フラッシュマーケティング」の類は、「位置情報」のセッションでも取り上げる。
■PAGE2011カンファレンス クロスメディアトラック
http://www.jagat.or.jp/PAGE/2011/session/session_list.asp?sh=3&tr=4
(JAGAT 研究調査部 木下智之 )