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2月2日に開幕した『PAGE2011』がいよいよ最終日。見て、歩いて、聞いて、そして色々な人とコミュニケーションして。印刷ビジネスのトレンドを掴み、今後を考える好機として。
■PAGE2011がいよいよ最終日
2月2日からサンシャインシティ・コンベンションセンターで開催されているPAGE2011がきょう2月4日で最終日を迎える。PAGE2011は3フロアを使って繰り広げる展示会と、印刷ビジネスの現在と将来を捉え、展望するコンファレンス・セミナーから構成されている。
■想定を超える活況と熱気
出展小間数が昨年を上回っていることは開催前からわかっていたが、開幕してみると展示会の賑わいぶりも入場者も昨年を上回る活況だ。会場内の様子と熱気からは技術トレンドを見極め、ビジネスチャンスを見つけようとの意気込みが伝わってくる。
■展示会の概要、見えてくるトレンド
2Fはデジタルワークフローソリューションゾーンを展開、3Fと4FはMIS/JDF関連フロアとして、前工程関連機とソフト、印刷機と各種加工機、営業支援ツールなどのソリューション、そしてデジタル印刷機などを展開している。2F で展開する環境/UDゾーンが多くの人を引き付けているほか、2Fと4Fの書籍販売コーナーには多くの方が立ち寄っている。
■議論と情報交換、マッチングの場として
紙だけでなくデジタル対応ニーズへの対応を訴求する出展社の姿勢に耳を傾け、来場者と意見交換の白熱するシーンがあちこちで見られる。各社ブースのミニイベントスペースでは、スピーカーとして招聘され熱弁を振るう印刷会社経営者が、多くのギャラリーを集めているシーンも見られる。
■電子書籍元年の翌年以降を考える
今回のPAGEでは、コンファレンスは毎日の初回を基調講演とした。初日の「徹底検証 電子書籍で編集・制作がこう変わる」、二日目の「激論 電子書籍の抵抗勢力VS.推進勢力!」とも、大勢の聴講者で賑わった。電子書籍元年と言われた2010年以降の方向性を確かめようと、例年を上回る参加者がコンファレンスとセミナーを聴講に訪れている。
■ヒントを掴もう、考える一日にしよう
「情報デザイン新時代」をテーマにしたPAGE2011は、きょう2月4日が最終日である。ぜひ足を運び、熱気を感じるとともに、トレンドを掴み、今後の印刷ビジネスとテキスト&グラフィックスビジネスの方向性を考える1日にしてほしい。今後を示唆する多くのヒントを掴むことができる。