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最近、「ハングル」が一つの文化商品としてその位置を占め始めている。 言語的な側面は別として、文字自体のデザインを生かした関連商品が新しく注目されている。。
韓国イルジンPMS株式会社
李 在秀
デザインを着たハングルが大衆の中へ
韓国文化を紹介しようとする努力が最近、続く中で「ハングル」が一つの文化商品としてその位置を占め始めている。 言語的な側面は別として、文字自体のデザインを生かした関連商品が新しく注目されていることがある。「ハングル」字体を洗練されるように変形させたり、おもしろい文句を使ったりなどの方法で大衆に一層近寄っていることだ。
ハングルを着る
ハングルが模様の一つとして注目され始めたのは、それほど古いことではない。 初めはファッションのためのものというよりも、メッセージを伝達するために文字をプリントしたことに過ぎなかった。 イベントなどがある時、Tシャツ・帽子などに文字を入れるのがほとんどの使い方であった。しかし、デザイナー李・サンボン氏がハングルを模様として利用したファッションをリリースしてから、その認識は大きく変わり始めた。
李さんは2006年韓国・フランス修交120周年を記念してパリで開かれた「ハングル ファッション」展示会で、初めてハングルをプリントした多様な衣装をリリースした。 白い服に筆で流して入れたようなハングルの線は海外で好評を浴びようになった。
カバンやファッションアクセサリー、その他にハングルプリントしたネクタイ、スカート、ネックレス・指輪などにもハングルを利用した多様な試みが進行している。
日常でハングルを使う
オン・オフラインでもハングルをデザインに活用した商品を簡単に見つけることができる。手製チョコレート、名刺集、時計など1000個余りに達する商品がハングルデザインという服を着ている。ハングル形を変形したケリーグラピー(Calligraphy)を活用した時計、名刺集、キーホルダー、USBなどの製品にハングルデザインを試みている。
企業も例外ではなく、茶碗、平鉢、蒸し器、皿などの飯床器セットや子供用食器などに使われている。
政府も毎年10月ハングルの日に世宗大王(ハングル創製)記念事業会とともに「ハングル文化商品アイデア公募」を進める。 今年で8回目になるが独特なアイデア製品が出品されるようになってきた。
韓流が注目、人気になっているとは言え、自慢できる文化商品の多様性がまだまだ不足するという現実の中で、韓国を訪れる観光客の思い出になる良い商品になればと素朴な期待を持っている。