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10月の売上高は2.4%減。売上高は2月以来9カ月連続の前年割れ。9月以降は首都圏(△4.4%)、大阪圏(△6.4%)といった大都市圏での低調さが続く。ただし・・・・・・
10月の売上高は2.4%減。売上高は2月以来9カ月連続の前年割れ。9月以降は首都圏(△4.4%)、大阪圏(△6.4%)といった大都市圏での低調さが続く。
ただし商業印刷の△2.4%と首都圏以北の△0.6%は震災以降で最も下げ幅が小さい。印刷市場においても確実に震災の影響が抜けてきた。
全体の受注件数は売上高に比べれば比較的安定した推移で10月は△2.6%、震災後も8月には一度プラスに転じている。用紙仕入額は8月から3ヵ月連続で増加した。3カ月連続増加は資源価格が高騰していた2008年5~7月以来、約3年ぶりのこと。
■茨城:商業
震災に続いて、タイ洪水の影響で自動車新社販売がかなり大変なようだ。パソコン用のハードディスクも品薄かつ価格急騰なので、機材が不調に陥った際の対応に不安を感じている。
■東京:総合
夏場よりは仕事が戻ってきた感じだが、細かい仕事が増えています。チームワークのよさで乗り切ります!
■長野:出版
用紙の価格が上がってきたことを実感しているが、用紙値上げとの因果関係はあるのだろうか。市場に用紙がなく困っている。
■長野:総合
情報化時代とともにデジタル化が進み、社員が自主的に仕事に対する効果に向けて改善し、成果をつくり、目標に向かって一生懸命にやり続け、結果を出せることが重要と考えます。場づくりを進め、経営者と社員が熱い想いで目標を達成できる経営戦略が必要。
■岐阜:総合
県で最低制限価格が設定された入札でも、相変わらず落札価格が下げ止まらない。最低制限価格の決め方に問題あり。当業界においても、制度導入もなかなかダンピング抑止の決定力となっていない。改善が必要。
■大阪:商業
株式市場の低迷で一般消費者の購買意欲が減退すると考えられ、年末のパッケージ印刷への影響が気になります。また、今年に引き続き、来年も円高による企業業績の悪化が予想され、印刷物の受注にかなり影響するのではと心配しています。
■兵庫:商業
地元で大きなイベントがあり、スタッフのほとんどはボランティアでした。イベントは2週間でしたが、経済効果が継続的になるように期待しています。今後も大きなイベントの開催を引き受けられるよう、地元の受け皿を充実できるようにがんばらねば。
■広島:商業
今年の年末印刷需要は、期待はずれに終わるのではないだろうか。印刷市場に活力がない。地域を代表するリーディングカンパニーは、ほとんどが事業環境の悪化に直面しているそうだ。賃金に影響が出始めると個人消費がさらに縮小し、負の循環が起き始める。そのような状況をどのように乗り越えるか。営業手腕が問われる時だ。