本記事は、アーカイブに保存されている過去の記事です。最新の情報は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)サイトをご確認ください。
業界動向をいち早く入手し、自社の経営判断に役立てる
「印刷業毎月観測アンケート」FAX調査は、30年以上に渡りJAGAT会員企業を対象に毎月実施している。毎月10日前後に調査票を送信、締切日までに記入して返信する仕組みだ。
設問は以下3点から構成され、印刷業界動向を売上高など数値面だけでなく、景況感、経営者の声といった体感的な視点からも総合的に業界の状況を捉える。
①売上高・受注件数・仕入高(紙・インキ・版)
②景況感(景気の状況・投資の状況・価格の状況)
③経営者の声
回答社の特典として、経営判断や景況感の把握に有用な『速報レポート』が送られる。最新の全国の印刷会社の状況、印刷業界と関連の深いマーケット(出版・チラシ・通販・製紙・インキ等)の最新関連データを得ることができる。
業界指標を早く入手して経営判断精度を上げる
A社のある月の売上高が前年比95%だった場合、前年より5%悪かったことは分かる。自社の過去との比較は容易だが、同業他社と比べた自社の評価は難しい。
こうした調査に参加すると、同業他社との客観比較という新たな尺度を手に入れることができる。調査結果が前年比93%であったとすれば、A社は確かに前年より5%悪かったのであるが、同業他社と比べれば2ポイント程度健闘していたことになる。
本調査結果を長期視点でみると、印刷業界の動向をほぼ正確に捉えていて、景気の動きとも連動していることが分かる。本調査への参加は印刷ビジネスの方向感を持ち、経営判断の精度を向上させるのに有用だ。
景況指標でより正しい経営の方向感を捉える
本調査は、価格の動向等、四半期単位の景況感に関する調査結果も回答社にフィードバックしている。
①価格(販売単価・材料仕入単価・賃金単価)
②景気(全般・業界・自社)
③投資(設備・人材・システム)
価格、景気、投資は異なる各社の感じ方を一概に比較できない。したがって「上がった」か「下がった」か、「増やした」か「減った」か、「良くなった」か「悪くなった」か、などの回答を集めて参考指標を算出している。
例えば価格の場合、販売単価は2011年4~6月期の△30.8を目先の底として7~9月期△26.7、10~12月期△23.6と、依然としてマイナス圏での推移ながら2四半期連続でマイナス幅を縮めているので、わずかながらも価格低下圧力の弱まっていることが分かる。
例えば材料は、2010年10~12月期まで5四半期連続のマイナスだったあとは、4四半期連続のプラスが続き、上昇基調の続いている様子が指標で分かる
本調査はJAGAT会員の印刷会社限定サービス 本調査サービスの利用資格は、JAGAT会員の印刷会社限定となっている。調査への参加をご希望の方は、下記までご連絡のうえ、会社名とFAX番号、ご担当者様の所属部門名、役職名、氏名をお知らせください。 JAGAT研究調査部 印刷業定点観測アンケート担当まで TEL:03-3384-3113 Email: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。観覧するにはJavaScriptを有効にして下さい |