効果的な企画提案の取り組み方
掲載日: 2012年09月18日
メディアを取り巻く環境の変化や混沌とした経済情勢の渦中において、企画力・提案力の強化がますます重要度を増している。既存の受注に頼らず、新規のビジ ネスを生み出すためには、顧客に寄り添い、潜在的なニーズや課題を掘り起こす姿勢が求められる。かつてのように印刷物を納品すれば終わりではなく、その先 にある活用方法をも含めて顧客に何らかの利益をもたらす提案のあり方が問われている。
「他社との差別化をはかる」「顧客とのパートナーシップを構築する」「新市場を開拓する」
様々な事由で提案業務に取り組みはじめた印刷会社は増えており、人材育成においても、今後取り組みたい項目として「企画力・提案力」を筆頭にあげる企業は数多くある。一方、企画提案能力がなかなか思うように身につかず、ずっと営業 課題のままになっている企業も多いのではないだろうか。
提案の機会は突然降ってくるものではなく、日頃からの顧客とのコミュニケーションの積み重ねから生まれる。顧客自身もまだ気がついていないような問題点を 浮かび上がらせて解決策を提供し、売上増を実現する提案を継続していくためには、情報を汲みとるヒアリング能力が重要である。商品や市場の分析、顧客が何を重視しているの か、どうすれば最大限の効果が上げられるのか。提案内容の精度をあげるには、コンサルティング的な要素も必要だろう。
企業において効果的に提案業務を進めるためには、個人の能力強化だけでなく、営業リーダーや管理職を中心とした組織全体の取り組みが欠かせない。業務の遂行 を阻害する課題を見きわめ、企画提案を組織へ定着させるためのマネジメント力が求められる。
個々の力を有機的に活かしてこそ、企画提案は成功する。
JAGATでは、10月以降、企画提案力や営業力強化を目的とした研修を予定している。企画提案の効果的な取り組み方のポイントを事例ととともに解説する。ぜひご活用いただき、実践へつなげていただきたい。