各地の声（2012年8月度）

8月の売上高は＋ 0.6％と、2005年8.2006年1月以来の6カ月連続プラスになった。前年が大震災の影響で大きく落ち込んだ反動もあり、前年対比は近年にない堅調な推移だが、プラス幅は少しずつ縮小、伸び率が減速してきている。
地域別には、首都圏が△ 5.8％、大阪圏が△4.5％と二大都市圏で大きく失速した。一方、名古屋圏と近畿・四国・中国の好調さが続いている。
業種・業態別には、商業印刷が堅調、出版印刷が低調、といった構図になっている。従業員規模別には、100人以上規模が6 月以降3 カ月連続で伸び率プラスと中堅・大型企業が安定している。
8 月の受注件数は0.7％増で、2007年2月8月以来の7 カ月連続プラスだが、売り上げ伸び率と同様にプラス幅は縮小している。用紙仕入額は8カ月ぶりのマイナスに転じた。

■ 茨城：商業
試行錯誤を繰り返し続けるとともに、その中でも一度決めたことは一定期間やり続けなければならないと考える。

■ 長野：出版
8月は決算でした。低空飛行だったものの、何とか墜落しないで1年を終えることができました。9月からの新年度も、気持ちを新たに日々コツコツ積み上げていきます。

■ 長野：商業
「企業の継続は価値なり」と考えれば、来期の企業目標や、従業員1人当たり売上高目標を設定し、改善しながら努力目標に向けて実践しつつ、体質改善を進めることが重要だ。また、成果を上げるための仕組み作りや人事評価案を作ることも重要だ。

■ 岐阜：パッケージ
胆管がん騒ぎに伴って、作業環境、使用溶剤等について一斉チェックを実施した。社員の健康・安全は全てに優先されなければならないと、改めて心に誓った。

■ 岐阜：事務
9月末から10月にかけて「ぎふ清流国体」開催されて県内は国体一色になり、関連の仕事で多少忙しさが増しています。これを契機に地域経済も活性化されることを期待しています。

■ 愛知：商業
例年この時期は低調だが、今年は一段と厳しいようです。印刷用紙のメーカー・流通在庫が増えているようなので、価格修正の申し入れを強く要望していきます。

■ 兵庫：商業
秋需がスタートしました。お盆が明けて、一気に盛り上がった感がありますが、もう少し分散してくれると助かります。