本記事は、アーカイブに保存されている過去の記事です。最新の情報は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)サイトをご確認ください。
昨今、地域おこしに活路を見出し、実績をあげる印刷会社が増えている。印刷会社が手がける「町おこし」、「地域活性化ビジネス」のノウハウや成功のポイント、事例を知る。
地域が持つ隠れた資源を発掘して「ブランド化・商品化」し、地域に新たな経済価値をもたらす「地域活性化ビジネス」が盛んになってきた。
印刷会社は、様々な業種や地域との密なネットワークを持ち、優れた情報加工技術を用いながら顧客の課題を解決してきた。今後はそれらを活かし、地域を盛り上げる新たなコンテンツを生み出すことが印刷会社の重要な役割になっていく、という認識が広がり始めている。実際に、地域活性化事業に新たな活路を見出し、実績を上げる印刷会社も出てきた。
例えば「地域ブランディング」、「地域フリーペーパー、観光雑誌の発行」、「オリジナルキャラクター開発」、「動画配信サービス」、「産学官連携による商店街活性化」、「イベント開催」、「ご当地検定」など、印刷会社が手がける地域おこしの事例は数多く、現在も成功事例は増え続けている。
今回のセミナーでは、社会的課題の解決を目的とした「ソーシャルビジネス」に取り組む団体などを支援する組織、ソーシャルビジネス・ネットワークの町野弘明氏から、全国で取り組まれる地域活性化ビジネスのトレンドや優良事例、ソーシャルビジネスの意味や意義などについて基調講演をいただく。
また、様々な手法で地域おこしに取り組み、キャラクターグッズの開発や商店街活性化、マーチング委員会活動などを行う明新社の乾昌弘氏、出版やITサービスなどで蓄積してきた地域コンコンテンツを観光ビジネスなどに活用しているセキの杉野静弘氏、地域住民参加型のジャズイベントをゼロから作り上げて町をブランディングし、新しい魅力を創造した東京アート印刷所の山田直大氏に、それぞれの取り組みや今後について伺う。
■関連原稿
印刷会社が手がける「地域活性化ビジネス」とは
2012年11月08日(木) 14:00-17:00 (受付は13:30から)
14:00-14:45 基調講演 「ソーシャルビジネスの戦略と地域活性化の可能性」
(1)ソーシャルビジネスとは何か
(2)ソーシャルビジネスの具体的事例紹介
(3)ソーシャルビジネスの概要
(4)ソーシャルビジネス・ネットワークの東北復興支援に関する取り組み
町野氏略歴:2001年株式会社ソシオ エンジン・アソシエイツを創業。2005年社会的企業家支援プラットフォーム、NPO法人ソーシャル・イノベーション・ジャパンを設立。2008年度から経済産業省「ソーシャルビジネス推進イニシアティブ」事務局長を務める。2010年、一般社団法人ソーシャルビジネス・ネットワークを設立し、専務理事・事務局長に就任。
14:50-15:30 事例1 「ストップ!大仏商法 ~奈良の印刷会社の取り組み~」
(1)学生時代に感じていた奈良への思い
(2)青年会議所時代の取り組み
(3)明新社の変遷
(4)地域活性化ビジネスの取り組み
(5)今後のビジネス展開と野心
乾氏略歴:1961年生まれ。大学卒業後、大阪の印刷会社に営業職として勤務。25歳で当時明新印刷㈱に入社し、営業課長・部長・専務取締役を経て代表取締役社長に就任。創業130周年の年、新領域拡充ため、明新印刷㈱から㈱明新社に社名変更。26歳で奈良JCに入会し、同理事長、奈良ブロック会長、近畿地区会長を歴任。
15:35-16:15 事例2 「地域コンテンツ利活用ビジネス」
(1)地域情報を収集し、情報誌として発行してきた経緯と現状
(2)地域出版事業の今後の展開(IT技術と共存共栄)
(3)観光事業の取り組み事例
(4)これからの観光による地域コンテンツの活用方法
(5)地域活性化のために我々ができること…地域コンテンツ活用ポイント
杉野氏略歴:1959年生まれ。愛媛大学大学院地球科学専攻修了後、㈱エス・ピー・シー(セキ㈱子会社)入社。タウン誌の編集、新規事業開発部署を経て、インターネットの発達とともに、Web系ビジネスを担当。地元のポータルサイトの運営を手掛けながら、主にNTTドコモと携帯電話利用促進のためのコンテンツ企画事業を展開。最近は、保有する地域情報を活かして、国の助成金や補助金を使っての地域活性化のための施策を実施、ビジネス化に向けて奮闘中。
16:20-17:00 事例3 「(仮)街をブランディング~ジャズイベントで地域を盛り上げる~」
<会場>
東京会場
公益社団法人日本印刷技術協会 3Fセミナールーム
(〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)
<参加費>
JAGAT会員・一般 15,750円
<要項>
【Webからのお申込み】
一般/JAGAT会員用:こちらのフォームからお申込みください。
【FAXでのお申込み】
こちらの申込書を出力して、FAX(03-3384-3216)にて申し込みください。
プリンティング・マーケティング研究会メンバーの方へは別途送付しております
メンバー用の申し込み用紙をご利用ください。
■参加費振込先
参加費は、下記口座にセミナー開催日までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。 代わりの方のご出席をお願いします。
■問い合わせ先
内容に関して
プリンティング・マーケティング研究会担当 電話:03-3384-3113(直通)
お申し込み及びお支払に関して
管理部 販売管理 電話:03-5385-7185(直通)