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10月の売上高は+ 3.2%と、2000 年8 月.2001 年3 月以来の8 カ月連続プラスになった。前年が東日本大震災の影響で大きく落ち込んだ反動もあるが、前年対比は近年にない堅調な推移である。
地域別には、首都圏が△ 3.3%と4 カ月連続のマイナスが続く一方、大阪圏は+ 2.2%と2 カ月連続プラス、名古屋圏は8 カ月連続のプラスとなっている。近畿・四国・中国は6 カ月ぶりのマイナスになったが、全体としてみれば中日本以西が高い西高東低の構図である。
業種・業態別には、出版印刷以外の商業印刷、総合印刷、紙器・事務・その他がプラスになった。特に商業印刷は8 カ月連続のプラスと印刷市場全体の牽引役を担っており、景気減速の影響は首都圏以外にまだみられない。10 月の受注件数は0.5%増で、1996 年3 月.11 月以来の9 カ月連続プラスとなった。国内経済は近隣国との領土問題によって減速し始めているが、印刷業への影響は限定的だ。企業淘汰の進行による継続企業への仕事の集約化や、需給が締まって価格低下圧力が弱まっている可能性がある。
●茨城:商業
地域の活性化事業に参画し、紙媒体で地域貢献ができました。自分たちの企画での満足感と同時に少しでも地元が元気になれるよう考えて実践していきます。
●長野:その他
長野県内…日銀松本支店が発表した長野県の金融経済動向によると、「持ち直しの動きが鈍化している」とし、景気判断を9 カ月ぶりに引き下げた、と発表。なお今年急に衆院選挙が始まり12 月4 日公示、16 日投開票となった。ポスター他の需要増となる。
●岐阜:その他
「業態変革」というにふさわしい県内組合員企業の視察研修に参加した。今後我々に求められるのは柔軟な発想と将来を見据えた研究開発だと、その根底にあるのは「印刷技術」なのだと感じた。
●愛知:商業
衆議院選挙の日程が決まり、急にあわただしくなってきたような気がする。国政選挙は地方の印刷会社にとってあまり恩恵がないが、業界としては大歓迎。毎年でもやってほしいものだ。
●大阪:商業
選挙特需で、とある封筒会社は11月22 日納期の特需があったようです。弊社はユポのUV 印刷で特需があるのではと期待している。国民のために良い政治家を選びたい。
●兵庫:
選挙関連で少しだけ特需があったものの、それ以外は低調となっている。仕事がないと、工夫のしようがない。