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年末年始の受注獲得に向けた動きが活発化する11月のはずだが低調に推移した。印刷会社の経営者たちは景気後退の影響を見極めようとしている。
年末年始の受注獲得に向けた動きが活発化する11月のはずだが低調に推移した。印刷会社の経営者たちは景気後退の影響を見極めようとしている。
茨城:商業
買い控え、節約ムードが続いている影響のせいか、販促の動き出しが鈍く、様子をうかがっているような状況も見受けられます。原材料費の値上げ、販促費のコスト削減と合わせ、さらに悪循環に陥っていると感じます。このような状況で付加価値をどのようにつけていくかが課題になっています。
富山:商業、出版
売上は昨年より伸びましたが、外部仕入の価格転嫁が進みません。景気の悪い時期は減収増益を目指すべきなのはわかっているのですが。
石川:出版
金融危機に伴う一連の直接的な被害はいまのところありませんが、地方への余波については不安感が拭えません。地場産業、観光サービス業を主とするこの地域に、どんな動きが出てくるか、関心の持たれる部分ではありますが、山そのものが低いので、谷も浅いだろうと見ています。
長野:出版
地方ほど、景気が悪い様子です。都市部での影響が活発化してきました。
広島:商業
年末のチラシ受注は、平月並みに終わって前年同月を割り込みました。特に定期受注品の数量減、折り込み回数減の傾向が強く、チラシ需要の減少が鮮明になりました。印刷市場の動きは鈍いですが、他の既存メディア市場も印刷市場と同じように推移している状況から見ると、単一メディアへの依存から脱却した複合価値を提供できるメディア開発が必要な時期だと見ています。
広島:商業
今期累計での前年比は、売上高・受注件数・仕入額など軒並み減少しているにも関わらず、営業利益は10%程度向上しています。仕入額との差額が要因と思われますが、顧客への値上げ交渉や仕入先への協力要請の効果が出てきたようです。しかし内製率が下がってきているのが気がかりで…。対処しなければ。
岡山:商業、出版、事務
ここに至って下げ止まっていた価格競争に再び拍車がかかってきたように感じられます。
山口:商業
受注件数、受注金額とも、毎月下がっています。
(「2008年11月度 印刷業毎月観測アンケート」より)