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印刷業界のクロスメディア展開を考えると、Print to Webとして注目されているのがAR(拡張現実)である。特にビジョンベースと呼ばれる画像を認識するタイプは紙媒体と組み合わせた使い方をされることが多く、印刷物では表現できない動画やCGを付加したりWebへ誘導するなど印刷ビジネス拡大の手段として期待されている。またARを用いて取得したログ情報を活用するといった、紙の弱点を補う手段としても高い可能性を持っている。
通販会社のニッセンは、カタログに掲載されている写真を専用ARアプリでかざすと誌面には掲載されていないセール情報や口コミ、モデルのコーディネートを見ることができるサービスを開始した。ユーザー満足度向上に加え、アプリ経由でECサイトへ直接アクセスできる仕組みで購入ハードルを下げるのがねらいだ。同社では低コストで開発するためKDDIのARプラットフォーム「SATCH(サッチ) 」を採用した。
2011年にイギリスでスタートしたARアプリの「blippAR (ブリッパー)」は、同じくマーカーを必要としないタイプのARである。海外では有名メーカーが採用するなど高い普及率を持ち、国内での活用も期待されている注目のARサービスだ。1ドル札を専用アプリでかざすと映画の予告編が見られるキャンペーンやケチャップのボトルをかざすとレシピ集が見られるサービスなど成功事例も多い。効果測定ができることも強みの1つで、閲覧された時間や場所、どのコンテンツがどのくらい見られたかなどのログ情報をマーケティングに活用し、販促支援に役立てられる。
どちらもARと印刷物をうまく組み合わせたサービスであり、今後印刷会社がARに取り組むために欠かせないコンテンツのアイディアも豊富である。本セミナーでは、印刷物をもっとも効果的に活用するためのARの取り入れ方にポイントを置き、印刷物とARを組合せることでどのような効果が得られるか、またどのような印刷物にすればユーザーにARを使ってもらえるかを考察する。
2013年10月04日(金) 12:30-14:00
■ARを最大限活かす印刷物とは(仮)
■ARサービス「SACTH(サッチ)」について(仮)
■blippAR(ブリッパー)の活用事例(仮)
他1社を予定
※講演内容はやむを得ぬ事情により一部変更となる場合がございます。
<会場>
東京ビッグサイト 東館
会場案内
<参加費>
5,000円(税込)
<要項>
※お申込は、JAGAT
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参加申し込み:
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