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2013年5月の売上高は△1.6%と、12月から6カ月連続のマイナスになった。マイナス幅は、4月△0.6、5月△1.6と若干拡大しており、景気回復の影響はまだ印刷業界には波及していないようだ。
5月下旬に急ピッチで上昇していた株価が大幅に下落、景気は一時的な調整側面を迎えそうだ。一部の印刷会社においても受注が失速との声が聞かれる。
業種・業態別では、比較的景気に敏感な商業印刷と総合印刷の回復が顕著となっている。一方、出版印刷と紙器・事務・その他は軟調となっている。
地域別には名古屋圏が2カ月連続の伸び率プラス。首都圏と大阪圏は2カ月連続でマイナス幅を縮小した。大都市圏の印刷需要減少がようやく緩やかになりつつあるようだ。
受注件数は2012年10~11月以来の2カ月連続プラスである。
●茨城:商業
初めは名刺など小さな仕事からスタートしたお客様が、業績を拡大したので、取引額が増えてきました。アベノミクスでは、企業をさらに促す政策を進めてほしいものです。
●東京:総合
4月までは良かったのですが、5月以降は失速しました。景気との連動でしょうか。新たな取り組みがうまくいきはじめています。
●岐阜:総合
特需による売り上げの大幅増によって累計でも前年を上回る数字になっている。新しい商材の取扱いを開始したこともあり、攻めの気持ちで積極的にチャレンジしていきたい。来春以降の景気が気になるところ。
●岐阜:その他
経営における「三本の矢」を考えてみた。①積極果敢な営業活動 ②徹底したコストダウン そして何より ③経営者と社員の相互理解。①②③のすべてにおいて、わが社は課題だらけと実感している。
●愛知:商業
円安の影響が押し寄せて来る。用紙の値上げが一段と利益を圧迫する。
●大阪:商業
用紙値上げのなかで、紙離れが進むのではないかと懸念している。
●兵庫:商業
DMのワンストップサービスが喜ばれています。印刷物を軸にしたBPOの提案が採用されました。