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2013年7月の売上高は+0.6%と、2012年11月以来8カ月ぶりのプラスになった。2013年4月以降は2%を超えるマイナスはなく、印刷会社の売上高は安定して推移している。
地域別では首都圏が約1年ぶりとなる2ヵ月連続プラス、大阪圏が9ヵ月ぶりのプラスと、2大都市圏で好調だった。名古屋圏はマイナスだが、マイナス幅は小さく依然安定的と見てよい。
業種・業態別では、都市圏に多い商業印刷が3ヵ月ぶりのプラス、出版印刷が7ヵ月ぶりのプラス、地方に多い総合印刷は逆に4ヵ月ぶりのマイナスだった。
人員規模別には、30~49人と300人以上が特にこの4カ月は好調だ。50~99人も伸び率を高める傾向にある。29人以下と100~299人がやや苦戦を強いられている。
受注件数は4月以降、プラス圏で推移することが多くなっている。仕入額からは、用紙代について7月時点でまだ大幅増加は確認されない。しかし今後は値上げの影響に対する対策が本格的に急がれる。
●茨城:商業
建築関係のお客様は受注が好調なようで、チラシを打つと手が回らなくなるので控えているところまであります。お盆に岩手・釜石に行きましたが、震災復興がほとんど進んでいません。人手が足りないようです。
●長野:総合
今期の設備について工場内の重労働を考え、紙枚転機、紙揃え機、紙積み機、搬送補助機等の一連の導入を完了した。作業環境を考え、働きやすい工場作りが進んだ。一層の見える化を進めていきたいと考えている。
●岐阜:その他
とうとう資材、運賃に値上げの波が来た。しかし、得意先からは値下げ要求が来ている。この先本当にインフレになるのか、疑問が残る。
●岐阜:その他
会社の方針を浸透させることはとても難しい。自らの非力さを痛感すると同時に「こだわること」「辛抱すること」「言い続けること」が重要さと思う。決算を終えて新しい期に入って2カ月。精進していきたい。
●岐阜:総合
厳しい月が続く。夏は毎年閑散期ですが、前年比大幅ダウンです。今年になって過去最高売上の月もあれば、大幅ダウンの月もあり、精神的にあまりよくありません…。売り上げの状況に一喜一憂することなく、やらなければならないことを粛々と進めていきたい。
●大阪:商業
販促費が動いているような実感がある。