「JAGAT」という名称と40周年
掲載日: 2009年02月28日
おかげさまで社団法人日本印刷技術協会(略称・JAGAT:Japan Association of Graphic Arts Technology、ジャガット)は2007年に40周年を迎えることができました。 40周年を迎えるにあたり、JAGATという名称がいつから使われ始め、定着したのか、今後も使っていくのかなどについてみていきたいと思います。
わたしどもは、印刷に関する技術の開発・向上により、印刷および関連産業の発展、貢献を目的として1967年に創立された経済産業省認可の公益法人です。印刷産業のシンクタンクとして、印刷ならびに周辺分野の技術、メディア動向、ビジネス、経営戦略まで調査・研究、ならびに提言活動を40年間続けています。
JAGATになった日
JAGATという名称が公になったのが、1974年です。この年には定款の英文名を「Japan Association of Graphic Arts Technology」とすることとし、同時に協会の略称を「JAGAT」といたしました。それ以来34年間にわたりJAGATを使用しています。
そしてこの記念すべき1974年には、第1回JAGAT会員大会を開催しました。
その後「JAGAT」という名称は、わたしどもの中ではあらゆるものに使用され始めました。
1992年に創立25周年を迎え、ロゴマークも作成いたしました。
1998年にはそれまでの21世紀委員会をJAGAT技術フォーラムに変更しました。
1999年は会員向け機関誌『プリンティングインフォメーション』を『
JAGAT info 』に誌名変更して、現在に至っています。ちなみに2000年には定款上も「略称JAGAT」を明記してあります。
このようにわたしどもの活動、サービス提供にJAGATの名称は徐々に不可欠のものになっていったのです。
嘘のような話
昔は外部から電話がかかってくるときに「はい、JAGATでございます」と応対すると「間違えました」と言われることがままありました。笑い話のような本当にあった話です。
ところが今では、「日本印刷技術協会でございます」とお答えすると「JAGATさんじゃないのですか?」と聞き返されることもあります。例えばJAGATが主催している認証試験制度は、「
DTPエキスパート認証試験 」「
クロスメディアエキスパート認証試験 」の2種類があります。印刷業界以外にも多くの方が受験され、JAGATは知っているけど日本印刷技術協会をよくご存知でないという方も増えています。お問い合わせも「JAGAT・DTPエキスパート」が多くなっています。
40周年を迎えて
創立40周年記念特別イベントは、「
JAGATナビゲーションツアー 」と題して行っています。
現在は、あらゆるセミナー、研究会、総合展示会「
PAGE 」などのサービスにも「JAGAT主催」の言葉が使用されております。このようにJAGATという名称を使いつつ活動してきたわたしども日本印刷技術協会は、JAGATという言葉の中に含まれる「グラフィックアーツ」ならびに正式名称の「印刷」という言葉の意味を考え、21世紀の社会の中で公益をもたらせる活動をしていきたいと思っております。