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2013年8月の売上高は△4.8%と、2013年3月以来5カ月ぶりに5%近い大きな落ち込み幅となった。
4月以降の売上高は安定して±0前後で推移していたため、8月の落ち込みは際立った。この8月は土曜日の日数が前年同月より1日多かったというカレンダー要因もあるだろう。
地域別には、2大都市圏(首都圏、大阪圏)において苦戦が著しい。首都圏は3カ月ぶり、大阪圏は2カ月ぶりのマイナスだった。
業種・業態別では、本調査が捉える4区分のいずれもマイナスだが、とりわけ紙器・事務・その他は3カ月ぶりのマイナスに転じた。
売上高の落ち込みは大きかったが、受注件数は△0.2%とほぼ前年水準を保っているため、堅調だったトレンドがマイナス転換したかどうかについては8月単月では判断できない。
2013年度は中堅印刷会社の破綻が続いて需給がやや締まる傾向にある一方、用紙代の上昇傾向、消費増税も控え、当面は好材料と悪材料が入り混じる展開が予想される。
●茨城:商業
10月中旬以降、用紙の値上げ幅が10%増になるというアナウンス。前回春の値上げ時に、「こんな時だからうちは値下げします」と営業していた業者があったことを思い出します。
●東京:総合
8月がもう一つなのは毎年ですが、9月は何とか大丈夫そうです。当社が印刷会社だと知っていて畑違いの仕事を依頼してくれる、ありがたいお客様がいます。
●愛知:商業
2020年のオリンピック・パラリンピックが東京に決定しました。どんなドラマがうまれるのか、今から楽しみなのと同時に、景気好転にも期待したいところです。しかし、こんな時はいつも大企業に利益が集中するのが今の日本の仕組み。安倍首相が「フクシマはしっかりコントロールされていて問題ない」と大見得切った原発の問題も残ります。素直に喜べないのは私だけでしょうか。
●岐阜:その他
当社(私)には、事を先送りしてしまう悪い癖がある。活発なボトムアップと果敢なトップダウンでスピード感を高めていきたい。
●岐阜:総合
東京オリンピックが決定しました。経済波及効果がどのくらいあるのか分かりませんが、地方でも恩恵を受けられるよう期待しています。ただ、観戦申込みなどの業務はほとんどインターネットに置き換わってしまうのでしょうね。
●兵庫:商業
得意先の夏季休暇が長く、低稼働でした。休み明けからバタバタとしましたが、月内売上には至りませんでした。振り返れば参院選がピークだったように感じます。