各地の声（2013年10月度）

2013年10月の売上高は△1.5％と、売り上げ減は9月に続きややマイナス程度だった。

業種・業態別には、主力の商業印刷と総合印刷がそれぞれ△2.2％、△4.4％だった。総合印刷は4カ月連続のマイナスであり、地方部の印刷会社の苦戦がうかがわれる。

従業員規模別には、300人以上が9カ月連続のプラスと好調だ。近年は規模が大きくなるほど業績が良くなる規模相関の傾向は薄れていたが、 2013年は再びその傾向が見える。

受注件数は、7月以降、±0前後での推移が続く。ただし、受注件数の伸びは4カ月連続で売上高の伸びを上回って高い。受注ほど売上高が伸びておらず、価格転嫁が難航していると思われる。

●茨城：商業
アベノミクスの影響で少しずつ物価が上がっているが、県内の印刷価格は前年よりさらに下がっています。原因の一つは全体の仕事量に対する設備過剰だと思います。

●東京：出版
昨年に比べると状況は悪くないです。そこそこの仕事があります。

●長野：総合
『印刷産業経営動向調査』を読みながら、業績の良い印刷会社の経営構造や設備から見る経営計画、総合的なソリューション事例を学んでいる。今後の自社における経営活動のトータルな質（マネジメント・クオリティ）や価値を創造する仕組みを考えていきたい。

●岐阜：その他
毎年恒例の社員旅行を実施した。普段は見せない社員（私を含めて）の顔を見せ合うことで、相互コミュニケーションが図れたと思う。来年以降も継続していきたい。

●岐阜：総合
暑い暑いと言っていた今秋ですが、いつの間にか紅葉も深まり肌寒くなってきました。年末に向け忙しくなってこなければならない時期ですが、果たして今年は…？

●兵庫：商業
組織改革に着手しました。IT技術を活用して情報のフローを改善できるか？がキモです。