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2013年12月の売上高は△0.9%と、伸び率マイナスは5カ月連続だが、マイナス幅は縮まった。
2013年を終えてみると、年間売上高伸び率は△2.2%と、例年並みのマイナス幅だった。
地域別には、首都圏は3カ月連続のマイナス。名古屋圏の伸び率は安定して地域別で最も高い。大阪圏も春以降は名古屋圏同様に堅調だが、印刷業破綻の多さがかえって残存印刷業にプラスに働いている面がある。
業種・業態別には、都市圏に多い商業印刷が△0.2%とやや持ち直しの一方、地方に多い総合印刷が△6.2%と、地方の苦戦が続いている。
受注件数は、+1.6%と3カ月ぶりにプラスに転じた。2013年の年間受注件数は△1.4%と、受注件数もマイナス幅は例年並みだった。
●茨城:商業
業績の良いクライアントがM&Aで、より大手に買収された。良い企業ほど、決断が速いと思います。変化のスピードが速い中、変えるもの・変えないものの見極めが大事です。
●神奈川:商業
2013年12月、15年振りに工場の空調設備をリプレースしました。容積は5分の1、1台で事務所、工場の環境が大幅に改善されました。電気消費量の削減にも効果を発揮しています。
●長野:総合
時代の変化に合わせ発注者が変わり、受注の仕方そのものが変わってきた。ただ印刷物を納めるのではなく、信頼関係を構築し、課題に対して共に取り組むことで、これまでにない仕事の動きが生まれる。その結果、自社もクライアントも活性し、ともに伸びていけるのだと感じている。
●長野:商業
チラシの売り上げが伸びているが、ほかの印刷物の受注が少ない。売り上げは伸びるものの粗利が伸びず、良い状況ではない。
●岐阜:その他
「良い会社、悪い会社などはなく、存在するのは良い社長と悪い社長だ」と聞き、ドキッとした。「良い社長」とはどういうものなのか、追求しながら研鑽を積んでいきたい。
●岐阜:総合
新しい年を迎えました。「変化を楽しむ」を今年1年の目標に、積極的にチャレンジしていきたいと思っています。
●兵庫:商業
業界の新年互礼会に参加したところ、昨年より笑顔が目立った気がします。
●山口:その他
アベノミクス効果の円安は、我々には資材高騰をもたらしている。何としても乗り越える上でのプライシングとコスティング対応、新たなビジネスモデル創出が必須となっている。