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2014年2月の売上高は+3.1%と1月に引き続きプラスとなった。
売上高の2ヵ月連続プラスは2012年10-11月以来の15ヵ月ぶりだ。
地域別には、首都圏は5ヵ月連続のマイナスと苦戦が続く。一方、大阪圏は4ヵ月連続のプラス、名古屋圏は3ヵ月連続のプラス、関東・東北・北海道(首都圏除く)は2ヵ月連続のプラスとなっている。今回の回復局面は、大阪圏と名古屋圏主導型で首都圏を除く地域に広がっている。
業種・業態別には、東京に多い出版印刷が3ヵ月ぶりのマイナスだが、マイナス幅は小さい。都市圏に多い商業印刷が2ヵ月ぶりのプラス、地方に多い総合印刷も同様に2ヵ月ぶりのプラスで+9.7%と2012年11月以来の高さになった。紙器・事務・その他は4ヵ月連続プラスと堅調だ。
受注件数は2012年9-11月以来の3ヵ月連続のプラス。用紙・インキ・版の仕入額は二桁増、増税前の動きが活発化した。
●茨城:商業
年度末になり、来期の官公庁の入札が始まりました。原材料が上がっているのに昨年より低い価格で落札している信じられないケースが見られます。
●長野:総合
時代の変化に合わせて専門化を重視しつつ、総合化に向けて努力しながら同業他社との差別化を行う。利益の確保を始め、経営理念の共有と改善を進めるために、見える化による経営管理を追求していきたい。
●岐阜:その他
厳しい品質要求に加え、製品在庫を抱える当社にとって、保管体制も大きな課題になる。「作り出す」、そして「安全に守る」ことも品質維持、向上における重要な要素である。
●岐阜:総合
消費増税前だからなのか、景気が回復したのか、仕事量が増大しています。どの協力会社さんにお願いしても断られることが多く、全国的なようです。これが1年間ずっと続いてくれればいいのに…、と思いながらも、来期の経営計画書は厳しめな数字にしました。
●和歌山:商業
スポットの外注印刷により2月売上は伸びましたが、複数の3月年度末商品が価格競争により他社に移行しました。増税前特需商品の入稿もまだ入ってきていません。
●兵庫:商業
今は駆け込み需要で忙しいです。4~6月は暇な時期と覚悟を決めて、色々と考える充電期間にしたいと考えています。
●兵庫:商業
ここ数年業界全体の市場縮小とほぼ同様に業績は落ち込んでいましたが、今期は減少幅が小さくなり、徐々にではあるが回復している。ただ、小ロット化が予想以上に進んでおり、対応に苦慮している。