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印刷業界にとって厳しい状況は続いているが、景気底入れの見方が出始めた。少し流れが変わってきたか。政府主導による数々の景気対策が実行に移されつつあり、印刷市場への波及効果が気になるところだ。
茨城:商業
政府の経済対策「エコカー減税」、「スクラップインセンティブ」の導入で新車販売台数がプラスに転じ、家電量販店では買い控え対策としてポイント上乗せや割引策が打ち出されてきました。消費が進み、経済全体が活性化されることを期待しつつ、効果的な企画提案を続けることが不可欠だと思います。
福井:総合
印刷業の淘汰が進んでいることや、発注者の価格見直しの影響などから、新規顧客の見積もり依頼、問い合わせが増加傾向です。単なる価格回答でなく、印刷物先般に抜本的な提案型の回答を心がけていたところ、新規受注は景気悪化とともに増加してきました。
長野:出版
主要製品である書籍がわずかながらプラスになった上半期が終わり、ジェットコースター不況とも呼ばれる下半期が不気味に始まりました。
愛知:商業
愛知県の主要なメーカーは、現在生産調整に入っていて、2009年の計画は前年比30%減の減産との発表でした。当社にも深刻な影響があるでしょう。事業戦略の見直し、企業体質の強化、原点回帰(コア技術の高度化)で臨みます。
岡山:総合
あまりにも先行き不透明で、厳しく、読めない状況です。
広島:商業
官公庁の平成21年度入札が始まりました。印刷製品資材は値上がりしたにも関わらず、昨年の落札価格をさらに下回る価格です。それでよいのか印刷業界!商業印刷部門の3月は前年同月を上回ることができたものの、4月からは急激に仕事が止まりました。広島市民球場が新しくなり、広島東洋カープが善戦していることから、界隈は久々の盛況です。波及効果があることを願うばかり。
山口:商業
年が替わるごとに印刷件数、受注単価がともに下がっていきます。ストップはいつになるのやら。
※1ヵ月ディレイ。最新情報はJAGAT会員企業限定の月刊誌「JAGAT info」に掲載。
(「2009年3月度 印刷業毎月観測アンケート」より)