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中国は広大で実に多様な社会であるが、実際にどのような国土と政治経済と市場を持ち、具体的にビジネスのあり方や商習慣、政府との接し方は日本とどのように違うのだろうか。「大連は燃えている」の著書に、携帯コミックアウトソーシングの事例も交えつつ、中国側から見アウトソーシングのアドバイスを聞く。
政治は「五・四・三」と呼ばれる体制で、GDPは日本に次ぐ世界第三位、その成長率は実に9.0%に及び、市場の潜在成長性は計り知れない。しかしその国土は広大で、人は多様であり、中国を一言で言い表すことは実に難しい。今回のセミナーでは、何徳倫氏からそのような中国とのビジネスのポイントについて聞く。
中国人は「交渉に強く」、「利益にこだわる」。また、中国は「人治社会」であり、「人脈社会」であり、「裏社会」もある。これらは具体的にどのようなことなのだろうか。また、政府との接し方、人の扱い方も日本とは違うと言うし、地域差も相当なものであり、これらを知っておくことが、中国ビジネスを進める上で不可欠だ。
セミナーでは、さらに中国への携帯コミックに関するアウトソーシング事例についても聞き、実際の中国大連における製作現場の状況を知る。 また、外注先の選定方法、委託業務範囲の決め方、契約書の作成方法、コミュニケーションルールの決め方、進捗管理、品質管理(品質基準)のあり方などについても聞き、中国アウトソーシングで失敗しないためのポイントについて知る。
何徳氏の講演は、6/12開催セミナー「印刷ビジネスの国際的な可能性」の4番目(16:00~)で聞けます。
「印刷ビジネスの国際的な可能性 」 ~印刷会社の国際戦略と海外進出
2009年06月12日(金) 13:30-17:20(受付は13:00より)