本記事は、アーカイブに保存されている過去の記事です。最新の情報は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)サイトをご確認ください。
このほど発刊された「JAGAT印刷産業経営動向調査2009」よりDTP環境に関する調査結果を紹介する。
JAGATでは「印刷産業経営力調査」の一環として「設備動向調査」を行っている。その調査結果からDTP環境に関する設問結果を二点ピックアップし紹介する。
MacOSXの台数がMacOS9の台数を逆転し過半数を占めた。各社の全Macに占めるMacOSXの台数比率をみると「50%以上~70%未満」の層が最も多く29.7%となっている。前回は「10%以上~30%未満」の層が31.1%で最も多かった。一方、MacOSXが一台もない企業は5%を割り込んでいる。
すでにレイアウトされた印刷原稿の入稿形態の構成比を問うている。最も構成比が高いのは「Illustrator」で43.8%であるが徐々に減少傾向である。次いで「PDF」が14.6%、「MS-Office」の12.5%となっている。どちらも前年より増えてはいるものの伸び率は高くはない。一方で「QuarkXPress」の比率が前年の9.5%から6.3%と大きく下がっている。2005年度のPDFとQuarkXPressの比率が今年度になって反転した形になっている。
これら以外の調査結果については「JAGAT印刷産業経営動向調査2009」をご参照ください。