ダイレクトマーケティングで重要さを増すDMソリューション
DM(ダイレクトメール)は、ダイレクトマーケティングのための顧客コミュニケーションでは重要な位置づけにあります。しかし今顧客とのコミュニケーションには複数のメディアが利用でき、紙メディアは減少してきており、DMはより効果を求められます。告知、購買の動機付け、購買の後押しなど、フェーズで狙う効果は違います。
PAGE2008コンファレンス・DMソリューショントラックでは、DMの活用がどのように変わりつつあり、DM企画をどうすべきかを取り上げます。
今業界の動きの中の最大の焦点は、郵便事業株式会社です。2007年10月1日から旧日本郵政公社が民営・分社化されたことに伴い、業務の自由度も広がってきています。他企業との提携による郵便物を活用した効果的な広告媒体の企画開発や、個人のパーミッションを取得した付加価値の高いDMの提供、ダイレクトマーケティングに関するノウハウを活用したコンサルティング業務など、郵便をメディアとした広告事業への参入は、今後の広告市場に新たな需要を生み出す原動力になりそうです。
PAGE2008基調講演では、民営・分社化された郵便事業株式会社が、こうした新事業の展開を中心に、今後の郵便事業の戦略について紹介します。
F1: ダイレクトマーケティングツールとしてのDMの可能性
また郵政公社以外の動きも活発です。郵便事業の民営化で先行するドイツポストのノウハウと宅配便企業であるヤマト運輸の配送ネットワークを融合して、これまでにないダイレクトマーケティングソリューションを提供するヤマトダイアログ&メディアが設立されました。
このセッションでは、独自開発のデータベースの各種ツールの利用動向やDM企画・制作から配送までのワンストップサービス事業などヤマトグループの事業戦略を紹介します。
F2: 広告業界の中でのDM利用動向
広告業界では、今いろいろな業種にDMが利用されています。ここでは、DMの広告業界での利用のされかたや、最近の多種多様のメディアの中で、DMの役割や活用方法の変化などから、これからのDMに求められることのヒントを紹介します。
F3: レスポンスとブランドの両立
ブランドはレスポンスを高めるための重要なファクターですが、レスポンスの工夫とブランド価値の向上は、技術面で両立が難しく、しばしば相反する結果を生み出してしまいます。ここでは、幾つかのデータと事例からこの現状の体系化を試み、その解決策を探ります。
F4: TransPromo(トランスプロモ)を実現する最新のソリューション
顧客に関連した情報を盛り込んだ請求書や明細書は、より効果的なコミュニケーションツールとして活用できます。このため顧客に関する有効な情報をDBに反映することで、コミュニケーションの精度を飛躍的に向上できます。
今回は、トランスプロモを実現する最新の事例およびソリューションを紹介します。
F5: 最近のDM手法の盲点解決法とそれを活用した印刷業界の可能性
DMは手間とコストがかかり、しかも活用できない企業が多いようです。これは、「商品発想」に終始し、ホームページなどに頼り過ぎる傾向からきています。
DMを見直し、「顧客発想」からの企画手法を実現することで、印刷業がDMを提案できるコミュニケーション・パートナーに代わっていける可能性を探ります。
F6: WEB2.0時代における広告会社と印刷会社の協業
時代と共に変化するダイレクトマーケティングは、CRM、One-to-Oneマーケティング、パーミッション・マーケティングなど様々なマーケティングコンセプトが含まれます。WEB2.0とダイレクトマーケティングでは、顧客からの情報収集、顧客による情報提供促進、顧客からの情報活用の3つが重要です。今広告会社の役割変化が求められ、しかもダイレクトマーケティングビジネスは確実に増えています。
ここでは、その背景と
広告会社の役割変化、広告会社のダイレクトソリューションと印刷会社に求める(ITソリューションと印刷ソリューションの差別化)の重要性を紹介します。
各セッションの内容・モデレータ・スピーカー、会場、参加費などの詳細およびお申込みは、DMソリューショントラックをご覧ください。
(2007年12月)
2007/12/26 00:00:00