富士ゼロックス株式会社(本社:東京都港区赤坂2-17-22、社長:坂本正元、資本金:200億円)は、メインフレーム(ホストコンピューター)の基幹業務系データを、ネットワークに配置された複数のPostScriptプリンターに分散してプリントできる印刷運用管理ソフトウエア「富士ゼロックスRedirect(リダイレクト)プリント」を開発。10月21日から発売いたします。
メインフレームで扱う基幹業務系データのプリントには、高価な大型専用プリンターが必要なため、1拠点で集中的にプリントしたものを、他の複数拠点に配送する必要がありました。「Redirectプリント」は、当社のネットワークプリンター「富士ゼロックスDocuStation DP301」のプリンターコントローラーをプリントサーバーとして使用するソフトウエアです。メインフレームのデータを、フォームオーバーレイ処理した後にPostScriptファイルに変換して、汎用的なPostScriptプリンターにネットワーク経由でプリントすることができます。このため、「Redirectプリント」を搭載した「DocuStation DP301」システムを1拠点に配置するだけで、普段事務用のパソコンで使用されている遠隔地のPostScriptプリンター複数台を、基幹業務系データのプリンターとしてそのまま利用することができます。
「Redirectプリント」は、遠隔地のプリンターを使ったプリントに必要な各種機能を搭載しています。例えば、プリントジョブの処理状況の確認や取り消し、一時停止、プリントデータ保持によるエラー時のリカバリー、プリント先変更などの各種制御により、トータルなプリンティングシステムを低コストで構築することが可能です。
◆ 本件に関するお客様からの問い合わせ先は、当社お客様相談センターまで。
フリーダイヤル:0120-274100 土・日・祝日を除く、9:30〜12:00、13:00〜17:00
【価 格】
<ソフトウエア>
商品名 価格
Redirectプリント(5台) 400,000円
Redirectプリント(10台) 680,000円
Redirectプリント(20台) 1,040,000円
Redirectプリント(30台) 1,560,000円
<ソフトウエア保守料金>
サービス名 ソフトウエアサポート料金
(月額)
Redirectプリント(5台) 3,300円
Redirectプリント(10台) 5,700円
Redirectプリント(20台) 8,700円
Redirectプリント(30台) 13,000円
※ 商品名、サービス名の台数は、Redirectプリントで利用するPostScriptプリンターの台数です。
※ 上記の価格、関連するサービスなどの料金には、消費税は含まれていません。 別途消費税を申し受けます。
【主な特長】
フォームオーバーレイプリントを一般のPostScriptプリンターでプリント可能に
PostScriptファイルへのデータ変換機能、プリンターへの転送機能により、多彩なデータ形式*、フォームオーバーレイプリントが、汎用のPostScriptプリンターでもプリント可能になりました。
*出力できるデータ・フォーマットは、IBM、富士通、日立、日本電気、ユニシスといった主要なメインフレーム各社と、SUN、日本ヒューレットパッカードなどのワークステーション系のデータ・フォーマット(EUC,ShiftJIS)とのフォームオーバーレイプリント、さらには一般事務用のパソコン系のデータ・フォーマット(201H,ESCP,HP-GL,LIPS,TEXT,TIFF)となっています。
既存のPostScriptプリンターを活用して安価なシステム構築を実現
従来メインフレームデータを分散プリントするには、拠点数分の専用プリンターが必要でしたが、「Redirectプリント」を導入し、一部を低価格なPostScriptプリンターにすることで、専用プリンターに比べシステムの初期導入コストを低減できます。また、既存の一般事務用PostScriptプリンターをシステムのプリンターとすることで、投資の二重化を回避、導入コストの低減はもちろん、保守料金などの維持コストの低減にも貢献します。
帳票のオンデマンド出力が可能
プリント量が少ないために高価な専用プリンターを配置できない拠点では、専用プリンターのある拠点でプリントしたものを、メールで配送してもらう必要がありました。「Redirectプリント」が1つの拠点に設置されていれば、手元にあるPostScriptプリンターが利用できるため、メールの手間を省くことができます。またいつでも必要な量をプリント指示して、アウトプットを手元で入手することが可能です。
PostScriptプリンターに対し、論理プリンター機能を提供
最大30台のPostScriptプリンターに対して、プリント属性を指定して任意の名前をつけた論理プリンターを最大64個まで作成することができます。指定された論理プリンターにデータを転送すると、論理プリンター機能をもたないPostScriptプリンターでも、両面、Nアップ、部数指定などプリント属性*の付加が容易になります。
* PostScriptプリンターに両面プリント、Nアップ、部数指定などの機能が搭載されていない場合は機能しません。
プリントデータの管理/制御機能の提供
「Redirectプリント」は、プリントデータを転送したPostScriptプリンターの状態監視とプリントデータの保持を行っています。転送エラー時には、この保持したデータを再度PostScriptプリンターにプリント指示することでプリント停止により滞った業務を速やかに再開できます。また、保持しているプリントデータは、新たなプリントジョブとしてプリント開始時間を指定したプリント設定を行なうことや、保持を解除してジョブの入っていないプリンターを選択することができるので、遠隔地へのプリント指示とプリントアウトトータルの生産性を向上させます。
Webブラウザーで情報閲覧や操作も可能
「Redirectプリント」は、ネットワーク上のPostScriptプリンターの「ジョブの処理状態」、「最終処理ページ数*」、「最終ページの出力に基づくジョブ終了情報*」など、ジョブ情報を一元管理しています。これらの情報は、ログとして蓄積されるほか、「ジョブの処理状態」については、Web UIから閲覧が可能です。またWeb UIからは、転送先PostScriptプリンターのジョブの削除も可能です。統合的な管理サービスを実現することで運用品質の高いプリンティングシステムを構築できます。
* 当社DocuPrint 400/250が対応しています。
※ PostScriptは、アドビシステムズ社およびその子会社の各国での商標または登録商標です。
※ その他の社名または商品名等は、各社の登録商標または商標です。
※ XEROX、The Document Company、および デジタルX のマークは、商標または登録商標です。
【主な仕様】
項 目 仕 様
◆動作環境:DocuStation DP 301のシステムコントローラーにインストール (システムソフトウエアVer1.1)
◆PostScriptプリンターのデータ保証レベル:
富士ゼロックスDocuPrint400/250
・装備条件: PostScriptキット
増設メモリ:32MB ×2枚
増設ハードディスク2GB(40MB以上の空き)
二次キャッシュメモリー
・データ保証: 確認終了、転送エラー、転送先エラープリント失敗確認、未確認プリント、転送前エラーでジョブの状態管理。
・機器/ジョブ状態通信プロトコル: SNMP/lpr
・ジョブ受信プロトコル: lpr(lpq)
その他一般的なPostScriptプリンター
・装備条件: 個々のプリンターにより異なる
・データ保証: 転送エラー、未確認プリント、転送前エラーでジョブの状態管理
・ 機器/ジョブ状態通信プロトコル: lpr(lpq)
・ジョブ受信プロトコル: lpr
◆インプットデータ形式/プロトコル:
LCDS(DJDE+メインフレームデータ)/ ftp put retrieve,lpr
(EDP/Serverプリントオプションが別途必要)
PostScriptファイル/ NetWare(IPX/SPX),lpr
コンバーター(PR201H、ESC/P) / NetWare(IPX/SPX),lpr
フィルター(LIPS、TEXT、TIFF、HPGL) / NetWare(IPX/SPX),lpr
◆登録プリンター数:最大30台
◆転送方式:自動/手動
1999/09/14 00:00:00