住友金属システム開発株式会社 パブリッシングシステム部(東京都港区)は、日本語ページレイアウトソフトSMI EDICOLOR(エディカラー)バージョン3.0について、その特徴をさらに強固なものとするために、複数の機能追加を行った「バージョン3.0.5」を、まもなくリリースします。
「バージョン3.0.5」では、エディカラーの先進的な「Macintosh/Windows間でのレイアウトデータ完全互換」を強化するだけでなく、「Windows対応版単独でのワークフローの完結」や「Macintosh対応版でのさらに柔軟な運用」を実現します。また、お客様から報告をいただいている不具合についても修正対応を行っています。
Windows対応版については、三菱製紙株式会社製の面付けソフト「FACILIS(ファシリス)IM Ver.3.0」との間で、PostScriptデータでの直接受け渡しを実現します。この結果、エディカラーのWindows対応版でも、Macintosh対応版と同様のDTPワークフローが無理なく実現できます。
また、Macintosh対応版・Windows対応版とも、かな詰めや仮想フォント指定に利用する「AFMデータ」を、主要な和文PostScriptフォント100書体以上について追加します。
今回の追加で、エディカラーの持つかな詰め・仮想フォント指定の和文PostScriptフォント対応書体数は合計473となり、Macintosh/Windows間のレイアウトデータ完全互換の範囲がこれまで以上に広がります。また、エディカラーのWindows対応版の特徴である、TrueTypeフォントに加えてPostScriptフォントも簡単に指定・出力が可能であるという点についても、その適用範囲がさらに広がります。エディカラーであれば、Macintosh・Windowsプラットフォームに左右されることなく、それぞれの印刷会社が持つ多数のフォント資産を生かしながら、DTPワークフローをスムーズに構築・運用していくことが可能です。
さらに、本年8月に株式会社モリサワから発売されたNewCIDフォントATM専用版については、エディカラーの「フォントダウンロード」機能の対象となります。Macintosh対応版のユーザーは、モリサワNewCIDフォントの低解像度用製品、高解像度用製品とATM専用版製品とを、必要に応じて組み合わせて導入するという、従来より柔軟な運用形態が可能になります。
今回の「バージョン3.0.5」アップデータCD-ROMは、バージョン3.0でのユーザー登録をいただいている全てのお客様に対して、弊社より無償でご提供いたします。発送開始は9月末頃を予定しております。また、弊社Webサイトからも、10月上旬にはダウンロードが可能になります。その他、10月中旬以降に発売される主要なDTP専門誌の付録CD-ROMにも順次収録される予定です。
●Windows対応版と三菱製紙株式会社「ファシリス」との直接連動を実現
Windows対応版単独でのワークフローを実現
三菱製紙株式会社製の面付けソフト「FACILIS(ファシリス) IM Ver.3.0」との間で、PostScriptデータでの直接受け渡しを実現します。複数ページにわたって分版済みデータまで扱えるようになったことで、これまでより広い範囲での運用が可能になります。
なお、今回の直接連動は、三菱製紙株式会社との技術的な協力の上で実現したものです。「ファシリス」についてもアップデータ配布が予定されています。
従来の状況
これまで「エディカラー」Windows対応版で作成したPostScriptデータを、直接「ファシリス」と受け渡しすることは出来ませんでした。
そこでいったん、EPSファイル(コンポジット、ページ単位で分割)に書き出して渡すか、エディカラーMacintosh対応版を経由する方法で運用いただいておりました。 EPSファイル経由の場合は、複数ページが一度に扱えないこと、エディカラーWindows版で予め分版しておくことができないことが制限となっていました。また、Macintosh対応版を経由した場合は、Windows対応版では自由に扱えるTrueTypeフォントの出力が行えないといった点で、運用上必ずしも充分ではなく、お客様から分版済みデータでの直接連動についての強いご要望をいただいていました。
●かな詰め、仮想フォント指定の対応書体数を追加
和文PostScriptフォントのうち、下記の4社から発売されている合計106書体分について、かな詰めや仮想フォント指定に利用するための「AFMデータ」を追加します。
今回の追加でエディカラーが、かな詰めや仮想フォント指定の対象とする和文PostScriptフォントは、合計473書体になります。この範囲であれば、Macintosh対応版とWindows対応版の間でもレイアウトデータの完全互換が保たれるだけでなく、Windows対応版のみでも簡単にPostScriptフォントの指定・出力指示を行うことができます。
追加対応書体名一覧
大日本スクリーン製造株式会社:計12
ヒラギノ明朝体2、ヒラギノ行書、ヒラギノ明朝横用仮名3、ヒラギノ明朝横用仮名4、ヒラギノ明朝横用仮名5、ヒラギノ明朝横用仮名6、游築36ポ仮名3、游築36ポ仮名5、游築36ポ仮名7、游築五号仮名3、游築五号仮名5、游築五号仮名7
株式会社モトヤ:計17
モトヤ明朝2、モトヤ明朝3、モトヤ明朝4、モトヤ明朝5、モトヤゴシック3、モトヤゴシック4、モトヤゴシック5、モトヤシーダ2、モトヤシーダ4、モトヤシーダ6、モトヤシーダ8、モトヤマルベリ2、モトヤマルベリ3、モトヤマルベリ4、モトヤ正楷書3、モトヤ新聞明朝2、モトヤ新聞ゴシ3
株式会社モリサワ
NewCIDフォント:計26
リュウミン L-KL、リュウミン R-KL、リュウミン M-KL、リュウミン B-KL、リュウミン H-KL、リュウミン U-KL、 太ミンA101、見出ミンMA31、中ゴシックBBB、太ゴB101、新ゴ L、新ゴ R、新ゴ M、新ゴ B、新ゴ U、見出ゴMB31、じゅん101、じゅん34、じゅん501、新正楷書CBSK1、ゴシックMB101 B、ゴシックMB101 H、ゴシックMB101 U、教科書ICA L、教科書ICA R、教科書ICA M
学参フォント:計15
リュウミン L-KL、リュウミン R-KL、リュウミン M-KL、リュウミン B-KL、中ゴシックBBB、太ゴB101、新ゴ L、新ゴ R、新ゴ M、新ゴ B、じゅん34、じゅん501、教科書ICA L、教科書ICA R、教科書ICA M
リョービイマジクス株式会社:計36
RF本明朝-L、RF本明朝-M、RF本明朝-B2、RF本明朝-E2、RFゴシック-L2、RFゴシック-M2、RFゴシック-B、RFゴシック-E2、RFシリウス-L2、RFシリウス-M、RFシリウス-B、RFシリウス-E、RFG2サンセリフ-U、RF篠-M、RF篠-B、RF羽衣-M、RF羽衣-B、RF松慶行書体、RFファイン-MB、RFファイン-ME、RFウッディ-GM、RFサン-M、RFサン-B、RFぶらっしゅ、RF平成明朝体W3、RF平成明朝体W9、RF平成角ゴシック体W5、RF平成角ゴシック体W9、RF平成丸ゴシック体W4、RFイワタ細教科書体、RFイワタ中太教科書体、RFイワタ太教科書体、RFイワタ正楷書体、RFイワタ中太楷書体、RFイワタ特太楷書体、RFイワタ隷書体
●株式会社モリサワNewCIDフォントATM専用版への対応
より柔軟な運用形態が可能に
8月に発売された株式会社モリサワのNewCIDフォントATM専用版は、エディカラーの「フォントダウロード」機能の対象となります。Macintosh対応版のユーザーは、モリサワNewCIDフォントの低解像度用製品、高解像度用製品とATM専用版製品とを、必要に応じて組み合わせて導入するという、従来より柔軟な運用形態が可能になります。
なお、バージョン3.0.5で追加になったAFMファイルを利用すれば、これらNewCIDフォントについても「かな詰め」を行うことが可能です。3.0.1以前のバージョンでもNewCIDフォントATM専用版を使えば、「フォントダウンロード」機能は利用することができます。
フォントダウンロード機能について
エディカラーのMacintosh対応版は、プリンタやイメージセッタ等にインストールされているフォントを使って出力を行う他に、MacintoshのシステムにインストールされているATMフォントのアウトラインを出力することが可能です。ただし、株式会社モリサワ製OCFフォントのように、アウトライン抽出を禁じているものについては、対象となりません。
エディカラーWindows対応版では、TrueTypeフォントを「フォントダウンロード」することができます。プリンタドライバの設定等に左右されない高精細な出力を実現しています。
●報告された不具合を修正、一部機能を変更・改良
Macintosh対応版・Windows対応版に共通する修正・変更・改良点をM/W、Macitosh対応版に固有のものをM、Windows対応版に固有のものをWと表記してあります。
主な修正項目一覧
【出力に関する修正点】
ブラック以外の色で線飾りや囲み罫を文字につけると、文字の色が正しくPostScript出力されない問題を修正しました。M/W
ダウンロードフォントを含むPostScript出力ファイルをAcrobat DistillerでPDFファイルに変換し、Acrobat ExchangeでPDFファイルを結合した場合に、後側に追加したページ内のダウンロードフォントが文字化けする問題を修正しました。M/W
OPI画像を出力した時に、画像のすり替え領域のサイズがずれる問題を修正しました。M/W
GDIプリンタでの出力に関する問題を計5点修正しました。W その他、出力に関する不具合2点を修正しました。
【編集操作に関する修正点】
書体を変更してからルビをつけた文字をカット&ペーストした場合に、書体が標準書体に変わってしまう問題を修正しました。M/W
行末のタブが常に検索対象になってしまう問題を修正しました。M/W
表組みに関わる問題計3点を修正しました。M/W その他、編集操作に関する不具合1点を修正しました。
【画像に関する修正点】
Macintosh対応版Acrobat4.0で保存したEPS画像を取り込みできない問題を修正しました。M
パス付きのグレースケールEPS画像を取込むと色合いがおかしくなる問題を修正しました。W
【記事管理に関する修正点】
Shift-JISユーザ外字エリアの文字(Shift-JISコード F040 以降)を縦組で使用した場合に、画面上のベースラインが右へずれる問題を修正しました。W
その他、記事管理に関する不具合を計2点修正しました。
主な機能変更・改良項目一覧
【画像に関する機能変更】
記事とリンク画像をコンピュータやハードディスク間で移動した時に、フォルダの相対位置が同じであれば自動的に再リンクするようにしました。M/W
プレビューのないEPS画像を貼りこんだ時に、フォルダパスを除くファイル名をプレビュー描画するようにしました。W
【編集操作に関する機能変更】
一括連数字で数字列中のカンマを無視するようにしました。これによりカンマの前と後ろの数字が別々に処理されなくなります。M/W
置換文字列にタブ「^t」を指定できるようにしました。M/W
タブ「^t」の指定があるプレーンテキストをタブに変換して取込めるようにしました。M/W
プレビューのないEPS画像を貼りこめるようにしました。M
【記事管理に関する機能変更】
バージョン2.2以前の記事を開いた時に、操作を加えなくても「保存」メニューがアクティブになるよう変更しました。M/W
Macintosh/Windows間の異なるオペレーティングシステムで保存された記事を開いた場合、用紙設定初期値が自動的にデフォルト用紙になるようにしました。M/W
記事を開く時に、記事を選択するダイアログで、バージョン2.2の記事も同時に表示するようにしました。W
【タグテキストに関する機能変更】
オブジェクト変換を実行した時に、オブジェクト名称を引き継ぐように変更しました。M/W
●ページレイアウトソフト「エディカラー」について
製品名
・SMI EDICOLOR 3.0
希望小売価格
・Macintosh対応版18万8千円(税別) 同追加ライセンスパック15万9千円(税別)
・Windows対応版14万8千円(税別) 同追加ライセンスパック12万8千円(税別)
特 徴
日本語専用設計のため、縦組みや表作成など、欧米製のソフトでは難しかったレイアウトが誰にでも簡単に作成できる高機能のページレイアウトソフトです。
先進の仮想フォント機能で、Macintoshはもちろん、Windows上でも簡単にPostScriptフォントの指定、出力が可能です。Macintosh対応版とWindows対応版の間でレイアウトデータの互換を実現しているだけでなく、既存のフォント資産をそのまま生かしながらWindowsDTPをスタートすることができるため、行政広報紙のDTP化対応など、印刷業界の周囲も巻き込みながら成長を続けています。WindowsDTPの中では、特に安定した出力が評価されています。
主な実績
1998年登場のバージョン3.0でユーザーインターフェイスが改良されて以降、主要Mac誌・DTP専門誌・デザイン専門誌等でも高い評価を受け、出荷も順調に伸びています。朝日新聞社「アエラ」やリクルート「B-ing」「とらばーゆ」など、定期発行の商業印刷物の制作にも採用されています。また、Windows対応版による商業印刷物の制作も広がっています。
●お問い合わせ先
住友金属システム開発株式会社 パブリッシングシステム部
電話03-5476-9805 ファクシミリ03-5476-9801
電子メールinfo_edicol@ssd.co.jp
東京都港区三田3-11-36三田日東ダイビル
●商 標
SMI EDICOLORは住友金属システム開発株式会社の登録商標です。FACILISは三菱製紙株式会社の登録商標です。Windowsは米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標です。Macintoshは米国アップルコンピュータ社の商標です。その他記載の商品名・社名は、一般に各社の商標または登録商標です。
1999/09/20 00:00:00