■ XMLトラック「標準化動向」セッション 9:00〜11:00 ■
このセッションのモデレータは,株式会社イー・ブリッジ 取締役 コンサルティング本部長 岡部惠造氏で,ネットワークを利用したEDI,EC,自動化などに向けた標準化の必要性,標準化や実装に向けた課題,各種団体の活動状況や標準化状況,利用状況などを取り上げ,グラフィックアーツビジネスでの標準化の必要性について考える。
スピーカーの株式会社東京商工リサーチ 技術顧問 渡辺榮一氏は,「財務情報XML化の国際標準XBRL」のタイトルで,世界的に進められている財務諸表を中心としたビジネスレポートにXBRL(eXtensible Business Reporting Language)を応用する取り組み状況や日本での取り組み・利用事例,XBRL Japanの標準化活動等について講演する。XBRLは,財務報告の作成・監査・流通・利用を容易にするために,XMLをベースにしてアメリカ公認会計士協会が中心になって開発したデータ記述言語である。
QR-XML普及協議会 事務局 鶴田知久氏は,「繊維業界のXML-EDI標準化」のタイトルで,繊維ファッション産業界の効率的なサプライチェーンを推進する情報流通プラットフォームの構築,そのコア技術である業界全体にわたるXML-EDI標準策定の背景・活動状況・標準化の内容・事例・課題等について講演する。
■ XMLトラック「XMLツール」セッション 12:00〜14:00 ■
このセッションのモデレータは,有限会社トライデントシステム 代表取締役 鶴岡仁志氏で, WebブラウザやOffice製品など普段使用しているアプリケーションを使って、XMLでどのようなことが出来るのか,どのようにXMLを扱うことが出来るのか、その際にどんなことに留意すべきか,身近なツールの現状,身近なツールを使用したシステム構築や今後の方向性,更にはXML文書の出版用ツールなどについて考察する。
スピーカーのXML共同開発センター大阪 部長 松田裕伸氏は,XMLドキュメントを蓄積管理するサーバーとWindows,Macのクライアントとを結んで,XMLドキュメントから印刷物やWebコンテンツなどの制作までの実演を交えながら,XMLドキュメントをWindowsやMacの身近な出版用ソフトでどのように処理するか,どのように出版システムを構築するか,その留意点や方向性等について講演する。
■ XMLトラック「XMLデータベース」セッション 15:00〜16:00 ■
このセッションのモデレータは,ドコモ・システムズ株式会社 事業開拓室 XML推進プロジェクト主席技師 大野邦夫氏で,XMLデータを格納・管理するデータベース製品の現状(タイプ分け,タイプごとの特徴,機能,性能など)と,各タイプの製品利用者又はベンダーからの利用例や提案などから,各タイプ別のデータベースの課題や適用分野(応用分野)などについて考える。
スピーカーの毎日新聞社 総合メディア事業局 技術開発部副部長 小野寺尚樹氏は,SGML時代からSGMLを利用した新聞製作用記事の各種電子メディアへの利用や配信などのシステムを構築してきた。このシステムを,昨年NewsMLを利用した電子メディア用記事の制作・蓄積・配信システムとして再構築した。これらの経験とシステム再構築の背景・経過・実績などを,「NewsMLコンテンツのファイルサーバー管理からDB管理へ」とのテーマで講演する。
株式会社ビーコンIT インターネット事業部 執行役員兼インターネット事業部長 戌亥稔氏は,XMLをネイティブに保持・管理するXMLインフォメーションサーバ「Tamino」の特徴と適用分野・利用事例について講演する。
株式会社メディアフュージョン XML企画営業グループ グループリーダー 佐々木惣一氏は,同社が開発したXMLにネイティブに対応した高速XMLデータベースエンジン「イグドラシル(Yggdrasill)」や独自のXML問い合わせ言語の特徴と適用分野・利用事例について講演する。
2002/01/28 00:00:00