WTOに加盟後の成長は著しい。2003年のGDPは1.4兆ドル、8.5%を超える成長である。印刷の成長も著しいく2003年には19万種類の書籍、9165種類の雑誌が刊行された。その他2000種類の新聞が行された。2003年の印刷出荷額は275億ドル(3兆250億円)、GDPの2%を占める。人口1人当たりにすると21ドル
印刷企業の数は全部で163,600社で内訳は下記のとおりである。
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印刷会社 92,400社 | 出版印刷 | 9,950社 |
パッケージ印刷 | 31,300社 |
その他の印刷 | 51,150社 |
製版会社 | 71,200社 |
そこで働く従業員数は300万に登る。印刷会社の資本形態では、7、000社が国営、共同組合系(集団)が24,000社、外資系が2,200社、株式会社系が17,000社、私企業が36,000社,その他が6,200社となっている。
ここ数年の印刷市場の特徴は、政府の開放政策を進めると同時に監視機能を強化したことである。Press & Publication of administration of China (PPA)という新しい印刷規定ができた。暫定印刷会社保有法、外資印刷会社設置法ができ、従来の印刷会社設立特別許可法、印刷業個人許可法などが撤廃され、あたらしい枠組みが決まられた。これによって不法印刷すなわち海賊版などの取り締まりに乗り出した。これによって印刷業の市場開放と規制が上手く組み合わされ、印刷業の健全化がはかられた。
急成長する経済発展にともない印刷業も発展したが、香港(4800社、4万人、出荷額300香港ドル、香港第二の産業)と広州を中心とした珠江(Zhujiang River Delta)で、もう一つは揚子江(Yangtse River Delta) で、その中心は江蘇省(Jiangsu)と浙江省 (Zhejiang )である。これらの沿岸地域2つに集中しており中国の生産額の3/4を占めている。香港の70%以上の印刷会社が中国本土に資産拠点あるいは、ジョイントベンチャーを始めている。