大手通販企業や百貨店・スーパー、健康食品メーカー、クレジットカード会社などでは、会員情報や購買履歴などに基づくパーソナライズDMを発行し、成果を上げる事例が増えている。デジタルメディアだけではリーチできない分野に対し、リアル(紙メディア)との融合でマーケティング効果を高める施策となっている。
一方、大手企業でなくても、印刷発注者の実情に応じてマーケティング手法を工夫し、パーソナライズ印刷を実現した事例も生まれている。例えば、会員情報に基づいたA/Bテストや、クリエイティブ、送付タイミングなどを検討することでパーソナライズの精度を高め、効果を上げている。
本研究会では、顧客(印刷発注者)を惹き付けるマーケティング手法とパーソナライズ印刷について考察する。