本記事は、アーカイブに保存されている過去の記事です。最新の情報は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)サイトをご確認ください。

夏の勉強さぼっていませんか−eラーニングの可能性

ネットで宿題を調べる

あなたが子どもの頃、夏休みの宿題、計画通りにできましたか。それとも2学期の始業式直前に親や友だちにも協力してもらって、自由研究や工作を片づけたほうですか・・・ 内閣府が7月に発表した「情報化社会と青少年に関する意識調査(速報)」によると、PCでのネットの利用内容は、小学生では「学校の宿題などの答えを調べたり探したりする」(67.2%)が最も多く、「ホームページやブログを見る」(57.5%)、「メールをする」(15.6%)の順でした。中学生、高校生でも、「宿題を調べる」(中学生:51.0%、高校生:48.5%)と高い数値を示しています。

企業でもeラーニング

コンピュータを用いた学習や教育はCAI(コンピュータ支援教育)などと呼ばれて、1990年代にeラーニングという言葉が登場する以前から各種の取り組みがなされていました。 ただ関連機器や通信技術やインフラ、コンテンツの進歩と普及によって、教える側と学習者間の意思疎通、また自学自習においても学習者個々の進度に合わせた教育カリキュラムが組みやすくなる等、教育機関のみならず企業でもeラーニングが浸透してきました。

「情報・知識の時代」の到来

eラーニングを支える技術は今も進化し続けています。コンテンツ作成・配信だけでなく、検索エンジン、SNSやブログといった学習者コミュニティの形成などWeb2.0的な技術基盤が取り入れられています。また最近では、携帯端末を利用したm(モバイル)ラーニング、u(ユビキタス)ラーニングなどと呼ばれ、いつでもどこでも学習できる環境が整いつつあります。

総務省の「平成19年版 情報通信白書」で、「情報・知識の時代」の到来を冒頭で掲げています。企業の生産性向上、人材育成に直結するeラーニングについて学び直してみてはいかがでしょう。


関連セミナー:クロスメディアの視点で見たeラーニング

(2007年8月)

2007/08/15 00:00:00


公益社団法人日本印刷技術協会