DMビジネスに関係している印刷会社にとっては、個人情報管理のノウハウを応用し、活用することが求められている。
顧客ひとりひとりのニーズに対応するため、従来のマーケティングツールはDMのような紙によるものだった。インターネット社会では、個人情報の取得を容易にさせデータベースに基づいたマーケティングが主流になり、Eメールマーケティングを発達させた。
Eメールマーケティングは、個人情報活用で先陣を切り、成功している手法のひとつに挙げられる。一方で、企業から顧客名簿などの個人情報が流出、漏洩する事故が増加している。セキュリティ意識の低さから個人情報などを流出させてしまった企業は、被害者に対する損害賠償責任を問う訴訟まで発展することもある。企業におけるネットワークセキュリティの重要性が認められ始めたが、業界や分野によってオンライン化の浸透度やネットワークの使われ方が異なり、付随するセキュリティ意識も微妙な差異がある。
そこで今回は、中小規模の企業にとって、低予算かつ事後の効果検証を可能するなど大きな恩恵をもたらしたEメールマーケティングを取り上げ、個人情報データベースの運用に潜むリスクや最新事情を紹介しながら、その活用方法を考えていく。

●10:00-11:00 Eメールマーケティングから考える個人情報の扱い

●11:00-12:00 個人情報の取り扱いと企業内の体制
株式会社シーピーデザインコンサルティング 代表取締役社長　鈴木　靖 氏
企業がとるべき個人情報取り扱いに対するセキュリティ対策

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