米ウォルマートが2005年1月の実用化開始に向けて、納入業者に対し同社に出荷するパレットやケースにICタグをつけるように要請した。それを受けて世界各国の関連業者は実運用の準備を進めている。また、ICタグ実用化を進めてきたAuto-ID
Centerは2003年11月の研究発表を最後に解散し、今後はヨーロッパのバーコード管理を行う「EPC global」が実務を、「Auto-ID
Labs.」が研究を担当することになった。
このような中、Asia Pacificエリアの代表として2004年7月1日、サン・マイクロシステムズ株式会社に「Sun
RFID デザインセンター」が開設された。ここでは、どういう形でシステムを作ればいいか方向性を検討する場として、RFID導入により増加するデータをビジネスに有効活用のための検証を行う場を提供している。これまでSunが関わってきたRFIDのノウハウをある程度の雛型として還元されるので、各企業はそれをもとにRFIDを活用するビジネスロジックをカスタマイズできる。
同センターには、iForce Solution Centerサーバ,ストレージ,ワークルーム,協賛各社のRFID関連機器が公開されている。情報のネットワーク(インターネット)から物がつながる物のネットワークを実現するRFIDの最新動向と実用化のためのヒントを探る。
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