独立後もエキスパートの学習が糧になる
DTPエキスパート・マイスター認証は、前職在籍中に取得した。DTP業務について、現状に甘んじるのではなく広く深く理解して実務に臨みたいと思い、また今後のキャリアにもつながると考え取得を決意。日々の業務と両立できるよう、勤務開始前の業務時間外に自己研鑽として取り組んだという。
「実務で用いる勤務先独自のルールだけでなく、標準化されたルールを知ることができました。また実務で扱うことの少なかった専門外の知識が身に付いた点も大きな収穫です。」(武内さん)
こうした利点は、前職でのクライアントワークではもちろん、自らの企画商品である「あるあるカルタ」を制作する過程で、さらに強く実感することになったという。加えて、資格認証者ということがきっかけとなりさまざまな場面で人のつながりが生まれるなど、現在の活動にも活かされている。
今後のキャリアに向けての課題は、「生成AIにより画像生成が行えるようになったことで、クライアントワーク自体が減少していくことが危惧されること」。そうした将来予測も踏まえ、ビジュアルデザインに加えてアイディア、企画力を身に付けて、受注業務だけでなく自ら商品開発に乗り出すようにしていく必要があると考えるようになったようだ。