DTPエキスパート試験 実技課題にPDF/X-4を採用

掲載日:2017年7月7日
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DTPエキスパート認証制度の試験方式を一部改定します。 本改定は、2017年8月27日(日)実施の第48期試験より適用となります。

『DTPエキスパート試験 実技課題にPDF/X-4を採用』

DTPエキスパート認証制度とは、「よい印刷物をつくる」ための印刷基礎知識、DTPおよびコンピューター関連知識を体系化したカリキュラムにしたがって、その知識を習得したことを認証する制度です。1994年以来、47回の試験を実施し、延べ合格者数は22,000人を超えています。国内の印刷業界におけるスタンダードな学習カリキュラムと言えます。

この試験は、印刷およびDTPに関する知識を問う択一式の学科試験と約4週間の期間内に課題を提出する実技試験から構成されています。

このたび、課題提出方式として、PDF/X-4を採用します。 試験方式変更は、2017年8月27日(日)に実施する第48期試験より適用されます。

実技課題の変遷

従来の課題提出方法は、国内の印刷業界でもっとも普及していたPDF/X-1aという印刷データ方式に限定していました。しかし、PDF/X-1a方式では「透明効果」に対応できないという制約があり、出力トラブルの原因となることがありました。

現在では、最新のRIP(印刷データ変換装置)であるAdobe PDF Print Engineが普及したことで、「透明効果」を保持したPDF/X-4データを扱うことができ、トラブルの少ないワークフローが確立しました。

このような状況を踏まえて、DTPエキスパート認証試験の実技課題にPDF/X-4を採用することとなりました。

次回DTPエキスパート認証試験の実施予定

次回の第48期DTPエキスパート認証試験は、2017年8月27日(日)に実施します。

受験申請期間は2017年6月27日(火)~2017年8月1日(火)となっており、同サイトの申請フォームから申込むことができます。

第48期DTPエキスパート認証試験案内
【2017/7/22 東京開催】第48期DTPエキスパート対策講座―試験問題ポイント解説―
【2017/7/21 大阪開催】DTPエキスパート試験対策講座

(JAGAT資格制度事務局)