【DTPエキスパートカリキュラムver.13】[DTP]1-7 DTP環境
掲載日:2018年11月1日
1-7-1 ハードウェア
- DTPで最低限必要なハードウェアは、入力機器および編集機器、出力機器である。入力機器としてはキーボード、マウス、カメラ、スキャナー、編集機器としてはPC、出力機器としてはディスプレイやプリンターが挙げられる。作業環境により、さまざまな組み合わせが想定される。
1-7-2 ソフトウェア
- コンピューターでさまざまなアプリケーションを動作させるには、AppleのmacOSやMicrosoftのWindowsなど、OSが必要になる。
- さらに、印刷物の素材である文字、写真や図表などの画像を処理するソフトウェアや、素材のレイアウトを行うソフトウェアが必要である。
- 文字については、テキストデータ作成が基本となるため、OSに付属しているテキストエディットやメモ帳のほか、さまざまなテキストエディターやワードプロセッサーなどのソフトウェアが利用される。
- 代表的なソフトウェアとして、画像処理(ビットマップデータの処理)ではAdobeのPhotoshop、イラストや図表といったベクターデータの作成や、端物のレイアウトでは、AdobeのIllustrator、頁物のレイアウトでは、AdobeのInDesignや、QuarkのQuarkXPressなどが挙げられる。
1-7-3 システム構成
DTPシステム
- DTPは、オープンなシステムとして発展した。さまざまなハードウェアやソフトウェアを利用するため、操作方法やデータ交換方法、業務効率、品質などに配慮し、システム設計を行うことで、個々のハードウェアやソフトウェアが持つ機能を有効に活用できる。
- DTPシステムでは、ハードウェアやソフトウェアの選定、周辺機器とのインタフェースやネットワークへの接続、データベースの構築などが行われることがある。さらに、他のシステムとの連係が必要になる場合もある。