デザイン性とデータ制作力を重視 (DTPエキスパート・マイスター実技試験)
掲載日:2019年12月4日
2020年3月に実施する「DTPエキスパート・マイスター」の実技試験では、デザイン性・表現力とデータ制作力を重視した内容に変更となります。
DTPエキスパート・マイスター実技試験の概要
試験趣旨
印刷物制作の目的を理解し、目的に沿った印刷物を実現するためのデザイン性・表現力およびプロフェッショナルなデータ制作力を問う。
試験方式
- 実技試験要項に記載の制作条件に従い、制作にあたってのコンセプト書を作成し、支給素材を用いて紙面データ(印刷入稿用データ)を制作し、提出する。
(※従来試験の「制作指示書」を「制作コンセプト書」とし、デザイン的要素について概要を記述していただく内容に変更いたします。) - 試験に用いる素材入手と課題提出は、実技試験サイト上で行う。
採点ポイント
- デザイン性:制作背景の理解力、および制作目的の具現化にあたってのデザイン訴求力、エディトリアルデザインの常識に沿った紙面設計力
- 印刷用データ制作力:制作条件にある印刷入稿用データを作成する実制作力
実技試験変更の背景
印刷物が使用される場面が変化し、制作・製造に携わる人材像として、大量印刷物の制作・製造工程を設計管理するための指導者から、印刷物による課題解決を実現する人材がさらに求められるようになりました。併せて解決策は一つのメディアに限らず多様化が進んでいます。
これらの背景を踏まえ、DTPエキスパート認証制度(二段階制への改定後)は、以下のような人材を想定しています。
DTPエキスパート:印刷物製作全体の知識を新ビジネスの創造・実践に結び付ける人材
DTPエキスパート・マイスター:印刷用データ制作において高いスキルを持つとともに、印刷物活用の目的を達成するためのデザイン力を兼ね備えた人材
これに伴い、「DTPエキスパート・マイスター」認証に課す実技試験内容も変更いたします。
JAGAT資格制度事務局