サンプル問題1【DTP】
版面設計と文字の配置
次の文中の空欄[A]~[G]に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。
書籍を製作する場合、文字や図版を配置する基本的な枠組を一般に組体裁(くみていさい)と呼ぶ。組体裁の要素には、基本となる[A]、仕上りサイズと綴じ方向、版面、柱とノンブルの位置や体裁、段数と段間、文字サイズ、字詰め数、行数、行間などがある。日本語の書籍は、一般に[B]である。通常、1行の行長は[C]の整数倍に設定する。行送り方向の版面は、[D]値とする。
決定した版面や段組などの構造は可能な限り維持し、その領域内に各要素を配置する。しかし、例外もある。例えば、図版や表は版面の領域をはみ出すこともある。また、版面の先頭行に付く[E]や圏点は、行位置を維持するために版面の外側に配置する。
行位置は、原則として組体裁で決めた行位置に揃えて配置する。本文の文字サイズと異なる見出しなどを、決められた行位置を基準にその整数行の領域に配置することを行取りという。この方法によって、見出しが他の行に影響を及ぼすことを防ぐ。[F]などを行取りで配置することもある。
また、行の途中に2行以上となる注を挿入することを割注と呼び、決められた行位置に揃えて配置する。
行中の文字は、設計した文字サイズのとおりに配置できるとは限らない。全角でない文字・記号や欧文、[G]を挿入する、異なるアキをとる、行頭・行末禁則の処理を行うといったことがあり、微調整が必要となる。
解答群
[A]①組方向(縦組、または横組) ②ページ数 ③綴じ方
[B]①縦組は左綴じ、横組は右綴じ ②縦組は右綴じ、横組は左綴じ
[C]①行送り ②行間 ③字間 ④文字サイズ
[D]①文字サイズの行数倍に行間サイズの(行数-1)倍を加えた ②行送りの行数倍の ③行送りの行数倍から文字サイズを引いた
[E]①脚注 ②割注 ③ルビ ④スペーシング
[F]①数式 ②インデント ③字下げ
[G]①異体字 ②異なるサイズの文字 ③機種依存文字 ④修飾文字
▶DTPエキスパートカリキュラム第16版をご覧になりたい方はこちらから
—————————————
解答
[A]組方向(縦組、または横組) [B]縦組は右綴じ、横組は左綴じ [C]文字サイズ [D]文字サイズの行数倍に行間サイズの(行数-1)倍を加えた [E]ルビ [F]数式 [G]異なるサイズの文字
※サンプル問題および解答は掲載時点(2025年3月)時点のものです。最新情報は、公式教材等でお確かめください。