サンプル問題1【DTP】

掲載日:2021年1月21日
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版面設計と文字の配置

次の文中の空欄[A][G]に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

書籍を製作する場合、文字や図版を配置する基本的な枠組を一般に組体裁(くみていさい)と呼ぶ。組体裁の要素には、基本となる組方向(縦組、または横組)、[A]と綴じ方向、版面、柱とノンブルの位置や体裁、段数と段間、文字サイズ、字詰め数、行数、行間などがある。日本語の書籍は、一般に[B]である。通常、1行の行長は文字サイズの[C]倍に設定する。行送り方向の版面は、[D]値とする。

決定した版面や段組などの構造は可能な限り維持し、その領域内に各要素を配置する。しかし、例外もある。例えば、図版や表は版面の領域をはみ出すこともある。また、版面の先頭行に付くルビや[E]は、行位置を維持するために版面の外側に配置する。

行位置は、原則として組体裁で決めた行位置に揃えて配置する。本文の文字サイズと異なる見出しなどを、決められた行位置を基準にその整数行の領域に配置することを行取りという。この方法によって、[F]が他の行に影響を及ぼすことを防ぐ。数式などを行取りで配置することもある。

また、行の途中に2行以上となる注を挿入することを割注と呼び、決められた行位置に揃えて配置する。

行中の文字は、設計した文字サイズのとおりに配置できるとは限らない。全角でない文字・記号や欧文、異なるサイズの文字を挿入する、異なるアキをとる、[G]を行うといったことがあり、微調整が必要となる。

解答群

[A]①仕上りサイズ ②塗り足しサイズ ③メディアサイズ ④ブリードサイズ

[B]①横組は左綴じ、縦組は右綴じ ②横組は右綴じ、縦組は左綴じ

[C]①整数 ②(文字数-1) ③(文字数+1)

[D]①文字サイズの行数倍に行間サイズの(行数-1)倍を加えた ②行送りの行数倍の ③文字サイズを(行数-1)倍した値に行間を加えた

[E]①圏点 ②肩付き文字 ③割注 ④スペーシング

[F]①見出し ②インデント ③字下げ

[G]①行頭・行末禁則処理 ②泣き別れ防止処理 ③ハイフンの挿入 ④インデント


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